人形裁判 ~ 人の形弄びし少女
うーんアウト
言い訳すると(苦しい)
考査があったからですね。2つ
あとシャニマスの映画に行ったり()
警告音の後に機械音声のようなものが流れる。
「あなた達は私達の土地に無断で踏み入ろうとしています。今すぐ引き返しなさい。繰り返す引き返しなさい。繰り返す……」
「なんだぁ?この先私有地か?」
「まぁ有り得なくはないよ。」
「でも何処に入っちゃダメかわからないよ。目印がないし。」
「ったく。面倒だなこんな砂漠の真ん中に私有地だなんて物好きな。」
窓が開く音。
そして大声で、
「俺達はここを通りたいんだ!通らせてくれないか!叶わぬならせめて私有地の境界線を教えてくれ!避けて通るから!」
返答はなく同じように未だに警告を繰り返している。
「イタズラじゃ?」
「そうかもな。おかしいところが多すぎる。念には念をと言ってもこのまま進んでいくか。」
「そうしますか。」
ヤバイヤバイヤバイ。フラグやん。この後襲われるオチやん。え?
そして少ししたら今までとは比べ物にならない大きな音が聞こえる。
バリバリと音割れしている。
流石に全員が驚く。
その音は、咆哮だった。
そこからずっと爆発のような音がどんどん迫ってくる。
聞こえてくる声もとても焦っている。まるで超巨大機械獣が迫ってきているかのようだった。
多分車の上に何かが落ちる音。結構重めの何か。
ボンネットにも落ちている感じだ。超巨大機械獣であろう物の音で声とかは殆ど聞こえない。
微かに聞こえる銃声。怒鳴り声。そして女性の金切声。(きっとルナだろう。)さっきまでとは全然違う銃声が大きく鳴る。
鳴き声が止み何となく声が判別できるようになってきた。
「あいつか!ミミズみたいな変な機械を操ってるのは!撃ち殺してやる!」
「なんで当たらないの!?全然動いてないのに!この距離なのに!近づいてきてる!もっと飛ばして!」
そこから暫くその状態が続き、超巨大機械獣のような物がだす音は消えてきた。
「無事だったの?!心配したわよ!」恐らく誰か1人が車から外に引きずり出されていたのだろう。多分アンダンテという男。でも何かずっと言っている。
「眠らない国。終わらない夜。偽物の月。盗まれた永遠。消えた市場に開く市場。虹色の月。全てが無に帰った土地。終わらない冬。消えない霧。弄ばれた人形。」
「何変なこと言ってるのよ。奴らは……」
恐らく身体を車外に乗り出して後ろを見るルナ。
「アンノウン。お前が彼女なのか?」
「アンダンテ。じょうだ」
銃声。
「何をした!アンダンテ!まさか洗脳でもされたのか!まずい俺も殺される!」
恐らくアンダンテが銃口を運転しているラスターに向けたのだろう。
「偶像に委ねられた世界。穢れの無い世界。私の子を彼に殺させたのはお前か!?」
「訳が分からない!何も言っているんだ!」
銃声。
「クッソ!」
当たらなかったようだ。
直後にドアが開く音。
「クッ!」多分ラスターが飛び降りたのだろうラスターは運転席にいる以上後ろにいるアンダンテに対して不利だ。だから逃走を選んだということだろう。
ポン。ポン。と車の動作音。ドアが開いたまま走行しているからだろう。
まぁうんわかってたよね。
どう見てもこいつら死ぬだろって
因みに小島秀夫の新作見て最後の部分は変わりました。
元は単純に全員が車がもう走れなくなるということで乗り捨てる展開でした。でもそれだと何時間も追いかけられているってことなのでまぁ悪くない改変か?
超巨大機械獣は自分のイメージではAC6のアイスワームです