ゲルヒニック・サイレン
大学の講義の詰め込みすぎて半年間家で寝るか課題だけみたいな生活してたらこうなってました。
これからは頑張ります。痛い目を見たので。
Jアラートにも似た、聞くだけで人間に恐怖感を与え、今危機が迫っていることを知らせるそのアラートが街中に鳴り響いていた。街中に響いていそうなので誰かの悪戯や騒音ということではなさそうだ。この国は戦争でもおっぱじめたのか。この状況を利用して逃走でもしようか。何か騒ぎが起きた時には必ず便乗して自分の欲を見当たす人間がいるのだ。今回は便乗する側にならせていただこう。
しかし何か変だ。人間が誰も見当たらない。便乗するには他の人間が必要なのだが。アラートでかき消されているとはいえ物音すら聞こえない。全員避難したということなのか?だとしたら相当前からアラートがなっていたはずだし、潜入前になにかしらの話を聞いてもおかしくないが。奇妙な雰囲気が街を構成しているようだ。
「今、ドイツと仲が悪い国とかあるのか?戦争になりそうとか。」
と聞いてみたが否定の返答が返ってきた。
「今のドイツと戦争を起こそうって国はほとんどないだろ?よっぽど国主がイカレてるか、無知じゃなきゃアリエンって話だ。」
そうなのか。じゃあこれはいったい何だって話なのだが。
地震?ヨーロッパは地震が少ないから弱い地震でも大騒ぎするだろうが、だとしても人気がなさすぎる。
人が多そうな駅か、街の外に避難しているとみて外に向かうか。
ここは街の外に出るか。インフラが停止している可能性が高い。案内を見ながら駅と反対側に進んでいけばいいだろうか?
考え込んでいたら視界の右下に地図が現れる。
そういえばそんな機能あったな。地図を拡大し、建物が少なそうな方へ向かう。幸いこの町はそんなに大きくない。20分もかからず街の端に着く。
しかしそこに見えたのは封鎖するように設置された柵だった。柵の向こうには武装した軍人?のようなものが数人いるのが見える。
「なんで封鎖されてんだ?これじゃ住民が避難できないだろ。」
ここの住人を全員見殺しにしてでも外に出したくない何かがあるのか。
「おそらく伝染病か、ギャングが派手に何かをやらかしたか。だろう。じゃなきゃドイツ政府が数万人の国民を見殺しにするとは思えん。」
「とにかく俺はこの街に長居できないし、したくない。足のない生活なんてごめんだ。」
そもそも仕事関係なく片足がないだなんて今までの人生だとダントツで悪い出来事だろう。なんせ17年は移動に使ってきたのだ。片足がない状態で移動することにはいまだ慣れていないし慣れたくもない。さっさとちゃんとした義足が欲しいのだ。なのに義足職人は拉致監禁に、監禁先で捕まって全部なくすし(自業自得)何とか監禁所から脱出したと思ったら、今度は町から出れないと来た。一体次はどうなっちまうんだって話だ。
とにかく本当に自分だけの力で立ちたい。
ずっと肩を借りて言うのもなあんだが。
加齢臭がひどい。
ぼちぼち書いてたせいで最初自分は何を思ってこんな展開にしたのかわからなくなってきた(混乱)
次回とうとう任務の地ロシア東部に向かいます。




