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作者未熟のため、

浅いですがいちお注意書きとして

若干、性描写、それを匂わせるような表現を

含まれることもあります。


なので

苦手な方は閲覧をお勧めできません(汗)

大きな古びた掛け時計が夜中の十二時を指し、

今宵も厳かに闇夜のパーティーが始まる。


「・・・・・ぴちゃっ・・・・ぴちゃっ・・・・ちゅぷっ・・・」


冷たくて美しい彼は、何時ものように俺を喰らう。

彼の唇は、俺の首筋を捕え

ゆっくりと首筋から流れる血を吸い上げる。


「・・・・っ・・・・ふっ・・・・あっ・・・・」


彼の熱い唇から時より洩れる吐息が全神経を麻痺させていく。


っ・・・・

これ以上はさすがにやばいかも・・・・・。

食事が始まってどれくらい経つのだろう・・・?

ちょっと・・・今日は吸いすぎじゃないか??


「・・・・ヅキ・・・美月、止めて・・・・。

 これ以上はっ・・・・流石に俺、・・・・死んじゃうから・・」


駄目・・・・貧血で死ぬとかシャレにならないし。


俺の決死のお願い(?)が届いたのか彼、美月は血を吸うために傷をつけた所を

ゆっくりと舐めあげ、顔を上げた。


やばい・・・クラクラする。

美月はふらついている俺の体を自分にもたれかかせるようにゆっくりと抱きしめた。


「・・・・・キョウ、すまない。俺はまた・・・・」


彼の透き通るような紅の瞳は気まずそうにまっすぐと俺を見つめた。


「・・・・・大丈夫だよ。

さすがにちょっと疲れたけれど、ゆっくり休めば良いし。

明日は、丁度土曜日で休日だからずっと一緒に居られるね。」

だって美月が俺を求めるのは・・・・・








全ては俺の性だからさ・・・・。






「キョウ・・・・・。」


ねぇお願い俺だけを見て・・・・?


「・・・・お願い美月。俺の傍にいて・・・・。

この血を、この身体を全部美月にあげるから。だから・・・・・

俺の前からいなくならないで・・・・。」


俺は

ゆっくりと美月の首に腕をまわし、

俺の血を吸いあげたことにより艶を増した美月の唇に触れるだけのキスをした。


「・・・・キョウが望むなら、

俺はいつだってキョウの傍にいる・・・・・。

愛している・・・・キョウ。」


それから互いに求め合い、二人だけの静かな空間に

衣擦れの音と吐き出される吐息だけが響いた。




ねぇ美月・・・・

俺はここに居ること、後悔なんてしてないよ・・・・・。

美月が傍にいてくれるのなら、

俺は何時だって美月の為にこの体さえ捧げたいんだ。


愛してるよ・・・・・



俺の大切なヴァンパイア  −

なんか秋といえばハロウィンということで、

ヴァンパイア物が書きたくなった兎月でございます。

恋愛ものとかいちお大の苦手分野なので、

表現は未熟ではありますが

すこしずつ精進してまいろうかと思っております。


ダークで切ないロマンスもの目指して頑張ります。

たまにギャグに突っ走りますが←


現在若干スランプ中で不定期更新ですが、

頑張って書いていくのでよろしくお願いします。


それではこの辺で

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