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◆ニートの俺にまさかこんなことが起こるなんて◆

◆ニートの俺にまさかこんなことが起こるなんて◆


俺の名前は【松延(まつのぶ) 伸生(しんしょう)】30歳

大学を卒業してもう8年が経つが現在無職の俺。というか大学卒業後は数回だけ派遣バイトで働いたが結局定職に就くことができず日が経つにつれて働く気も無くなり気づけばニートになっていた。



ちなみに俺の生活費などはどうしているかというとモチロン親のスネをかじりながら実家で親と一緒に生活をしている。



俺の親は地元の地主で一軒家を5軒、マンションを2棟持っており、家賃収入だけで余裕で生活できる程の金が毎月自動的に入ってくる。つまり働かなくても金はあるのだ。



そんな状況で働く気が起きるわけもない。だって何もしなくても金が自動的に入ってくるんだ。働くなんて馬鹿らしくてやってられない。



今でも時々だが大学時代の友達と会う。友達は俺に働けだの、ニートだのと馬鹿にしてくるが俺は友達のその言葉を聞く度に俺への嫉妬の言葉として受け止めている。



さっきも言ったが金は毎月自動的にたんまり入ってくるんだ。なぜ働く必要がある。全く俺には理解できないし、理解したいとも理解しようとも思わない



そんな俺の生活は毎日決まっている。まず13時頃に起床、そしてすぐにパソコンを起動させる。パソコンを起動させている間にキッチンにある冷蔵庫から俺のお気に入りのエナジードリンクを取って母親の作った飯を自分の部屋へと運び込み飯を食いながら動画サイトで俺好みの動画を漁る。



夕方には俺が今頑張っているオンラインゲームでランク上げという使命と戦っている。これはあくまで俺の中では仕事なのだ。自分の推しキャラのレベル上げと自分のランク上げという大事な仕事なのだ。



そして夜になればまた母親の作った飯を食って動画を見て、夜中までオンラインゲームをして朝方になったら寝るという何とも規則正しい毎日を送っている。



そんな俺でも2週間に1度は外出する用事がある。それは課金のためのカードを買いに行くのだ。俺としては魔法のカードさえあれば外に出なくて済むのだが俺には残念ながら魔法のカードが無い。俺は仕方なく親に2万を貰って家から徒歩10分のコンビニへ出かける。



そんな毎日を送っていた俺だがある日悲劇に巻き込まれる。



それはいつものようにコンビニへ課金カードを買いに外に出た時である。



コンビニ手前の信号が赤になり足止めを食らってしまい俺は仕方なくポケットからケータイを取り出しテキトーにニュースサイトを見ていた時だ。


「危ないっっ!!」



俺は誰かは分からない女性の大きな声に思いっきり顔を上げると俺に向かってトラックが猛スピードで走ってきた。


「うわぁぁぁぁぁぁ」


俺は思わず大きな声を上げたが、気づいた時にはすでに遅く俺はトラックに衝突し、俺の体はまさに人形のように吹っ飛んだ。



俺は自分の体が宙に浮かんでいるなと思った瞬間、目の前は真っ暗になった。



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