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突然の開幕

やっとPVとかユニークが何なのか理解した!

駄文ですが、たくさん見てくれてありがとう!

宿に着いてもう一泊お願いしますと爆乳さんにお願いし銅貨を出すと、もう頂いてますよと言われて鍵を渡される。ようちゃんありがとう!


部屋に着いて荷物をを放り出すと、体もベッドに放り込む。


寝る前にもう一度ステータスを確認する。



〈LV.11〉

【魔族】ユウ

〈称号〉「刀鍛冶士」

〈刻印〉『創造』

〈加護〉「幸運」

〈スキル〉「弓I」「鍛冶VII」「甲冑II」new「革細工IV」「裁縫III」「木工I」「錬金術III」「料理I」「交渉I」『命名』

〈魔法〉「氷I」「土I」



まずは増えていた称号の「刀鍛冶士」を詳しく見る。


『数多の刀を製作した者に贈られる称号。』

刀を製作した際、通常よりも高い品質で製作する事が出来る。


あれぇ?まだ一本しか作ってないぞ?

良く分からないがきっと創造さんのおかげなのだろう。なんでも創造のせいにしておけば何とかなる気がしてきた。


次に『命名』だ。これの効果は、命名した名前の意味を力として付与する。というものだ。


そしてもうひとつ、「料理」のスキルが増えていたが、料理なんてしてないはずと思って考えていると、ひとつ思い当たった。缶コーヒーだ。


なんかこの世界のスキルはちょろいんさんです。まあ、そこはやっぱり創造さんのお陰なんだけどね。


最後が魔法だ。恐らく適性を見たことで反映されたのだろう。試しに氷を見てみると、『第一階級氷魔法が使用出来る。』というもので、使い方までは分からなかった。土も同じようなものだった。


そういえば最初にステータスで確認出来なかった称号と能力が、冒険者カードを作ってから確認出来る様になったのは何でだろうかと気になったが、面倒になったので考えるのを止めて眠りに落ちる。




目を冷ますと既に日が落ち、部屋はランプの明かりだけになっていた。


「本当に朝帰りするとは思わなかった!やったな!」


ようちゃんは目が覚めた俺に気付き、開口一言これだ。


「メルは俺の女だっ!手出したらコロ助!」


もうメルネタで弄られるのも面倒なのでこの際ようちゃんにはそういう事にしておく。


あれ?どんどん既成事実が固まっていってるぞ?と悪い予感がしてくるが、気のせいだという事にして記憶の隅に追いやる。


気を取り直して身支度をし、昨日貰ったシルバーインゴットを机に並べる。


その一つを手に取り創造する。

そこには銀貨が12枚出来ていた。1ダース?


「つ、ついに禁断の領域に踏み込んでしまった…」


ようちゃんは、はぁ?という顔でこちらに振り向き、机の銀貨をみて目を丸くする。


「まじかよ…」

「まじだよ…」


こうして俺は貨幣無限増殖チートを入手した。そこで俺は、はっ!となりステータスを確認する。



〈LV.12〉up

【魔族】ユウ

〈称号〉「禁忌を犯す者」new「刀鍛冶士」

〈刻印〉『創造』

〈加護〉「幸運」

〈スキル〉「弓I」「鍛冶VII」「甲冑II」「革細工IV」「裁縫III」「木工I」「錬金術V」up「料理I」「交渉I」『命名』

〈魔法〉「氷I」「土I」「禁断I」new




はい、ありました。称号「禁忌を犯す者」ありがとーございます。

これは冒険者カードに付いてたらヤバいんじゃね?と判断してそちらはすぐに偽装する。その後で禁忌を犯す者の詳細を見る。


『禁忌を犯した者に贈られる称号』

禁断魔法の適性が付与される。


禁断魔法?なにそれ?食えんの?

詳細も『第一階級禁断魔法が使用出来る』としか書かれていない。


更には、錬金術も4飛び越して5になっているし、レベルまで上がっている。


所で魔法ってどうやって使うんだ?という事で困った時のメル先生ですね!どうせメルも同じタイミングで寝てるだろうし起きているだろうと思い、ようちゃんにちょっと野暮用と伝えて宿を後にする。


因みにこの世界の貴族が逢い引きや夜の町に出る時も「ちょっと野暮用」と言っているのを知ったのはかなり後の事だった。


メルの武器屋に到着すると、案の定明かりが付いていたので扉をノックする。


、、、。


へんじがない。ただのしかばねのようだ。


ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドっガチャ。


「今日はもう閉てっ!…って、なんだユウ君か、先に言ってよぉ、ビックリしたなぁ」


電話が無いからその場では言えても先には言えないよ?え?屁理屈?


鍛冶場まで案内され、俺は本題を切り出す。


「今日は何しに…」

「魔法の使い方を教えて下さい。」


メルは、なんだそんな事かぁ。と言って快諾してくれた。


魔法を使う方法は「詠唱」と「魔法陣」の二種類に分類され、「詠唱」は属性・威力・範囲・軌道・速度・条件に関する魔法式を「詠唱」という魔言媒介により自動で計算し、臨機応変に変化させられる即効性の魔方陣を一時的に作り出して発動出来るものだ。


「魔方陣」とは、「詠唱」を使わず魔法式を一から自分で組み立てて書き上げ、決められた場所に決められた通りにしか発動出来ない不変性の魔法を使う媒介だ。主に罠や固定砲台、大規模な障壁に使われている。


冒険者は一ヶ所に留まる訳では無いので基本的には「詠唱」しか使わないので、詠唱を覚えましょう!というメル先生の話により、詠唱を覚える事になった。


そして、簡単な生活魔法の詠唱集を渡されて読んでいるのだが、、、英語だ。

英語にはルビで発音方法が書かれているが、そんなものこんにゃくを食べた俺には関係ない。普通に読める。

試しに氷系生活魔法の一つを詠唱する。


『願いは零度の欠片"氷欠"』


その言葉は魔方陣を作り出し、空中に大きな氷のブロックを作る。体から何が抜ける感覚がした後で、どうなっているんだと浮いている氷を触ってみると、急に重力を持ち石畳に落ちて砕けてしまう。


「うわぁ、ごめん!」

「大丈夫、それにしても魔言覚えるの早いね!流石ユウ君だよ!」


何でもこの世界で英語は発音し辛い様で、一文を覚えるのも一苦労な上に発音までとなると皆かなり時間が掛かってしまうという。俺?こんにゃく食べたよ?


そんか訳でメルから「生活魔法全集①」をもらい受けて、今度魔法道具のお店に行く事になった。


その後で、そういえば!と、昨日作っておいたはばきと柄、鞘を鉄閃紅燕に装着して完成させて二人で喜んだりした。


一息着いて煙草を吸いながら缶コーヒーを飲み、気になっていた事を聞いてみる。


「魔法って8属性の他にも種類ってあったりする?」

「8属性の他?うーん、あるにはあるらしいんだけど私はまだ見たこと無いなぁ」


そっか、あるんだ。知名度が無いだけか。と、少し安心してみる。


「そう言えばメルって…」

カン!カン!カン!カン!カン!…


突然この町の緊急用の鐘が響く。

俺とメルは事態を飲み込めずに外へ飛び出す。すると夜だというのに空が赤く燃えていた。深緑の森の方だ。


俺達がギルドに行くと、冒険者達が集まって来ており、掲示板の前の大男が緊急クエストだ!と叫んでいた。

その大男はバランシールのギルドマスターであり、今回の事態を説明していた。

深緑の森からゴブリンの集団がこの町に向かい進行してきており、パーティー組んで防衛に当たれとの事だった。

それを聞いたメルは準備をするというので、一緒に武器屋に戻る。


メルはいつの間にか着替えており、黒の生地や黒鉄の装甲部分に所々金の装飾が施された高級感と威圧感の強いドレスアーマーに、某国民的アイドル系モンスター黄色い電気ネズミの尻尾の形をした、黒鉄に金装飾の大剣を背負い立っていた。イメージ的には暗黒姫騎士といった感じだ。


これ先に見てたら駄メルなんて言えなかったろうな…。


俺もメルに銀貨5枚で、良さそうな長弓頂戴!と言うと、何となく意図は読めるが、黒鉄に金の装飾の入った長弓と矢筒、そして鋼の矢を60本程貰った。

明らかにコストオーバーだが、私の御下がりだけどね、と笑っていた。

メルは意外にセンスもいいな。


準備を整えた俺達は再度ギルドへ向かうと、ようちゃんとダンテさんも到着していた。良く見るとリーエさんやリッツも集まっていたので、俺とメルを含む6人でダンテさんをリーダーにしたパーティーを組む事になり、俺達は町と前線の中間に位置する所で前線を突破してきたゴブリンを撃破し、状況に応じて動ける遊撃的な位置を指示された。


その後すぐに指定位置に到着すると既に他のパーティーも到着して緊張した空気を作っていた。


俺は思い出して「鉄閃紅燕」をようちゃんに渡す。こんな時なのにようちゃんは凄くはしゃいで嬉しそうなので、苦労して作った甲があったなと思う。その後直ぐにうぉー!という掛け声と共に金属のぶつかり合う音がする。ついに防衛戦が開幕した。

ここしばらく常にねむいぞ!

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