表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

出発日

遅くなりました

忙しかったので、結構


そして今も忙しい。

長期休みになるまで、小説の方は更新できないかもしれません。ごめんなさい。


2016.8 末 土曜日


『ふぇ、フェリー?』


『もう今日の便は全部予約でいっぱいなの、だからフェリーで行くのをお勧めするわ』


その言葉を聞いた途端、眠気も何もかも吹っ飛び友達と顔を見合わせた。


……………


何故そんなことになったのか、それには幾つかの理由がある。


まず前提として、元々の国内便への乗り継ぎ時間が1時間50分しかなかった。


そこへ日本からのフライトが30分以上遅れた。


そして荷物が20分以上出てこなかった


その結果、就学許可の手続きの順番を待っているころには、とっくにゲートにいなければいけない時間を過ぎていた。


でもまだ今日の便は3、4便あることは知っていたから、油断していた。


9時間以上のフライトで一睡もできなかった私は、その油断から来た眠気と戦いながらも、2時間後にはホストファミリーに挨拶している自分を思い浮かべていた。


なのに

どういうことだ。


いや、嫌な予感はしてた。

某大手ツーリズム会社から渡されたフライトのチケットを見たときから。

でも、大丈夫ですよの一言に安心してたのに。


全然大丈夫じゃないやん!


……………


内心、パニックになりかけながらも、無駄になったチケットの裏にフェリーターミナルへの行き方を書いてもらい、しょんぼりと向かった。


同じ大学のESLに留学するKと一緒に、電車とバスに乗り、1時間ほどかけてフェリーターミナルに到着。


それほど遠くないものなのかもしれないが、重いスーツケース2つを扱うのは本当にきつかった。

Kに手伝ってもらうかわりに、英語は私担当だった。


フェリーを2時間ほど待っている間は、Kと愚痴やあえて日常の話をした。


日本語だから周りには分からない。

なんでこんなに時間過ごしてるのに、日付変わらないんや、とか。

軽くトラウマになっただとか

気をとりなおしてこっちでしたいこと、行きたい場所など

色々話すことは尽きない、そこは流石女子だろうか。

何せストレスが溜まっていた。話すしかない、ここは。


ほんとに、やだ、もう


内心はこの言葉でほぼ占められてた。

どうしてこんなに上手くいかないのか

自分何かした?


待っている間何も特にすることがない分、頭の中はグチャグチャである。


インターネットが通じたので、ホストファミリーに連絡できたのは幸い。

スマホって便利ね、微妙にアナログな私でも分かった、それは。


フェリーに乗ってからは快適だった。

椅子は柔らかく、そこで初めて眠れた。

飛行機のエコノミーよりもスペースが広い。

はじめは座って寝ていたが、日光が眩しかったから、床に座って座面に腕を置いてさらにウエストポーチを枕にして寝た。


スーツケースはフェリーに乗るときに預けたから楽だった。


2時間の船旅が終わり、フェリーから降りるとホストマザーが出迎えてくれた。


ハグで挨拶。

凄く感情がこもる。

メールは何回かしたけど、初対面。

それでも凄く嬉しかった。

なんか親戚みたい。


悪夢は終わった!って感じだったんだ、きっと。


Kの方もホストマザーが来ていて、挨拶する間もないまま今日は別行動になった。


バイバイK、オリエンテーションの日に会おう。


初日が今思えば1番大変だった!今のところですが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ