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テンプレハーレムですが何か問題でも?  作者: galaxy
episode.1 旅立ちへのプロローグ
5/8

1-5 めざせハーレムマスター

「雷神武!」


霧崎はそう唱えると同時に物凄いスピードで邪蛇丸に向かって飛んでいく。


「うまく避けろよ、生意気野郎」


佐良はそう言いながら弓を引く。矢は弧を描きながら向かう。


「あ!クソ!出遅れた!」


トラは世界樹から飛び降りる。刹那、眩しい光と耳が痛くなる轟音とともに現れたのは大きな怪物だった。


トラの【テイクアーマー】だろう。


羊のような耳に真っ黒の体。細身な割に筋肉がしっかり付いている。全長は邪蛇丸と変わらない大きさだ。 そして、そのまま走っていく。


俺も全員を追うように飛び出す。霧崎ほどのスピードは出ないが、空を飛び邪蛇丸に向かう。



邪蛇丸が霧崎に剣を振り下ろす。が霧崎は一振りで押し返した。体格差に物を言わせない力だ。


そこに佐良の放った3本の矢が邪蛇丸の2つの頭に当たる。瞬間、大爆発を起こし後ろにズルズルと下がる。


爆発で視界が悪くなったところを怪物になったトラがタックルをかます。


『グゴオオォ!』


邪蛇丸は悲鳴をあげながら倒れる。そこにトラがまたがるように抑え込む。そのまま何回も殴る。


だが邪蛇丸は槌でトラの顔を叩く。


「いって!」


トラが押し返される。


ってか喋れたのかよ。その状態で。


押し返されたトラに今度は剣を振り下ろす。が邪蛇丸の2本の右腕は霧崎の斬撃により宙をまう。


『グォォォオ!』


邪蛇丸は悲鳴をあげながらも槌で霧崎を殴ろうとする。しかし、佐良の5本の矢が腕にあたり大爆発を起こす。


「いい仕事するじゃん。先輩」


ひるんだ邪蛇丸に追撃を加えたのはトラだ。スキルで共に大きくなった大剣を使い左の腕を切り落とす?


『グォォォオ!』


全腕がなくなった邪蛇丸は世界樹に体を向ける。そして胸に埋め込まれてる魔石からビームが放たれた。


世界樹にいるのは物理攻撃に弱い佐良だ。こんなもの食らったら死んでしまう。


しかし、ビームは正確に世界樹に向かう。延長線に居た霧崎はギリギリのところでかわす。


ビームは世界樹を捉えるだろう。だが放たれたビームは1秒も経たない間に消滅する。


俺はビームと世界樹の間に体を滑り込ませ右手を前にかざす。


右手に衝突したビームは吸い込まれるように掌に吸収されいった。


「なっ……」


「はっ?」


「え?」


三者三人がアホな声を上げる。


「死ねえぇぇぇえ!!」


俺はかざしたままの手のひらから、さっき吸収したビームを放つ。


ビームは邪蛇丸の魔石を貫き後方の山もまとめて吹き飛ばした。


◆◇◆◇◆◇◆◇


邪蛇丸はエフェクトを放ちながら消滅した。


俺たちは世界樹に呼び戻され、暇神と対面してる。


「いやぁ!素晴らしい!とてもいい暇つぶしになったよ!」


「あっそ、だったら元の世界に返すのか?」


「何を言ってるんだい、これからが始まりなんじゃないか」


やっぱり帰ることはないか。いや、帰りたいわけじゃないけど……。うーん、よくわからない感情だ。


「ってかリュウ!お前なんだよさっきの!ビームが消滅したかと思ったら、今度はお前からビームが出るんだ。どんな仕組みだよ」


「確かに気になるね浅見くんのステキなスキル」


「別に興味ないけど見てやるよ。ほら見せろ」


最後のやつ。ってか佐良。お前本当にムカつくな。


「いや、見せられないんだって……」


「そうだよ!僕以外の力で見るには【鑑定】ってスキルが必要だよ!」


まぁそんなこんなで俺たち4人はチートスキルをゲットして、試練をクリアすることができました!


あれ?俺たちはチートスキルを手に入れるために試練を受けんたんだよな?順番が逆になっちまったけど、まぁいいか!


とりあえず、めでたしめでたし。


「じゃ、ないよ!これから始まるんだよ!」


この物語に終止符を打とうとしたら暇神に止められた。


「これから君たちには異世界に飛んでもらう」


「「「は?」」」


ここが異世界じゃないの?


「ここは僕が作った世界でね、まだ異世界じゃないんだー。残念でした〜」


ブッ殺そう。今の俺たちならできる。殺ろう。


「そんな怖い顔しないの、龍くん」


「っぐ!」


キレようと思ったが、相手の思う壺だと思いやめた。


「っち!まぁ今から異世界に送るから安心して」


「質問があるんですが〜」


「はい、なんですか霧崎くん」


霧崎が挙手をした。手あげる必要なくね?


「死んだ奴らはどうなるんですか?」


「死んだ人たちもちゃんと異世界に送るよ。ここでの記憶は全て失うけどね。あっ、君たちの記憶だけは残しておくよ」


暇神の話によると、ここでの戦いはなかったことになり、教室から異世界に行ったことになるようだ。まぁ死んだ記憶なんて嫌なだけだもんな。


「それじゃ、異世界に送るね。どこに飛ぶかは運任せなので、イキナリ死なないでね。って言われても君たち4人はチート持ってるから大丈夫かな」


はははは。っとか笑いながら言ってるけど、チート持ってなかったら死ぬ事あるのかよ。他の人たちかわいそう……。


「それじゃ、いってらっしゃーーーい」


「あ、ちょっ、まだ質……」


そして本当に異世界に飛ばされた。


◆◇◆◇◆◇◆◇


目が覚めたら雲ひとつない青い空に太陽が世界を照らしている。


「…………夢オチかよ!」


俺は起き上がって地面を叩く。


地面に生えてる草は踏まれたように潰れる。そして、大きな声を出したせいでオークが現れた。


夢オチじゃなかったーーーーーー。


剣を抜きオークに向く。そして、オークは悲鳴をあげる暇もなく息絶えた。


「おー、ステータスはあの時のままか…」



《浅見 龍人》

種族:人間

性別:男

年齢:17

職業:魔法剣士

レベル:136

適正魔法:

ーーーーーーーーー

MP:1360

攻撃力:17000

防御力:10500

俊敏力:20000

M攻力:9800

M防力:8950

ーーーーーーーーー

《装備》

武器:・ダークフォース

防具:・真紅のコート

ーーーーーーーーー

《スキル》

固有:・神眼・神足ゴッドレックス・魔導王

通常:

ーーーーーーーーー

《超能力》

重力操作グラビティオペレート

略奪ギブアンド 提供テイク



まぁ、ツッコミどころ満載だね。なんにせよ。


「ハーレム王に俺はなる!」




第1章終了です。第2章から異世界でハーレム作ります!

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