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テンプレハーレムですが何か問題でも?  作者: galaxy
episode.1 旅立ちへのプロローグ
3/8

1-3 いざ!試練へ!

戦闘があります。少しグロ入ります。

目が覚めたら……という感覚ではなかったが、俺はいつの間にか森にいた。


すぐ近くでは光の粒が集まって人の形になり、同じ学校の生徒が現れた。


俺もこんな感じできたのか。


そんなことを考えながら振り返ると、そこには木製の壁があった。てっぺんは森の木々が邪魔してみれないが横幅は軽く1キロを超えているだろう。


何の壁かと考えるのはやめて、ステータスを覗く。


《浅見 龍人》

種族:人間

性別:男

年齢:17

職業:剣士

レベル:1

適正魔法:???

ーーーーーーーーー

MP:100

攻撃力:100

防御力:100

俊敏力:150

M攻力:100

M防力:100

ーーーーーーーーー

《装備》

武器:・鉄の剣

防具:・

ーーーーーーーーー

《スキル》

固有:

通常:

ーーーーーーーーー


ほとんど変わらないな。


職業が剣士ってことは魔法が使えないのか?でも、適正魔法《???》だからまだ決まったわけじゃないのか?


よくわからないままステータス消す。今度は剣を抜き、振ってみる。


片手で振れる程度の重さだ。


それにしても、いつになったら試練が始まるんだろうなぁ。


と思ったその時、あの暇神の声が響いた。


『はーい、みなさん!これから先ほど説明した試練を始めます。それではルールを説明します』


その言葉に「俺は受けねーから行っていいよな!」とか「ふざけるな!元の世界に返せ!」などと吠える奴らがいた。


正直目障りだ。


『うるさいなぁ、黙れ』


暇神の一言で全員が静かにした。俺は何か喋ろうとしたが、声が出なかった。


これは呪いとかそんな感じのやつか。


『えーっと、ルール説明。まず、この試練に拒否権はありません』


あれ?言ってることが違くない?受けたい人だけ受けるんじゃないの?


俺と同じ疑問を持った奴が何人もいるようだ。だが声は出せない。ついでに動きも封じられている。


『後ろをご覧ください。そこに見える壁は壁ではなく大木です』


は?と間抜けな声をあげ……れないんだった。ってか首だけ動いた。ってか木?嘘だろ?クソでけーじゃん。ってかが多くなってしまった。


『みなさんはその木の周りに立ってもらっています。そして、今から魔物が押し寄せてくるので魔物からこの木を守ってください』


ほー、単純でいいな。


『逃げても構いませんが木から離れれば離れるほど強い魔物が現れます。出てくる魔物のステータスを今から送るので確認してください』


刹那、頭に多くの情報が入ってくる


《ゴブリン》

種族:魔物

レベル:1

ーーーーーーーーー

MP:30

攻撃力:30

防御力:30

俊敏力:30

M攻力:30

M防力:30

ーーーーーーーーー

《装備》

武器:・木の剣

防具:・

ーーーーーーーーー

《スキル》

固有:

通常:

ーーーーーーーーー



《オーク》

種族:魔物

レベル:5

ーーーーーーーーー

MP:50

攻撃力:50

防御力:50

俊敏力:50

M攻力:50

M防力:50

ーーーーーーーーー

《装備》

武器:・木の棍棒

防具:・

ーーーーーーーーー

《スキル》

固有:

通常:

ーーーーーーーーー



《ウェアウルフ》

種族:魔物

レベル:10

ーーーーーーーーー

MP:100

攻撃力:100

防御力:100

俊敏力:100

M攻力:100

M防力:100

ーーーーーーーーー

《装備》

武器:・

防具:・

ーーーーーーーーー

《スキル》

固有:

通常:・火炎放射

ーーーーーーーーー



《ジャイアント》

種族:魔物

レベル:20

ーーーーーーーーー

MP:500

攻撃力:500

防御力:500

俊敏力:30

M攻力:0

M防力:500

ーーーーーーーーー

《装備》

武器:・

防具:・

ーーーーーーーーー

《スキル》

固有:

通常:・咆哮

ーーーーーーーーー


『この4種類が木を囲うように押し寄せてきます。木に攻撃が触れるのは構いませんが、この木はすごく脆いです。100発攻撃を食らえば倒れるでしょう。制限時間は1時間です』


淡々と告げる暇神に俺は少し怒りが込み上げだ。


さっきは結構仲良くできたと思ったのに。ふざけるな、素人同然の俺たちがこの魔物から1時間もこの木を守れと?


「できるわけねぇだろ!!!!」


そう叫んだのは俺ではない。金髪を搔き上げた、いかにも不良と言われると生徒だ。


ってどうやって喋ったんだよ。今喋れないし動けないはずだろ?……ほら、無理だ。


『ほう、君には素質がある。僕の呪術から抜け出すとは』


やっぱり呪いか。ってか呪いから抜け出すとか凄すぎでしょ、あのヤンキー君。


『無理でも何でもやってもらうよ。それじゃ頑張ってね』


そのセリフとともに暇神は消えた。それと入れ替わるように獣のような咆哮が聞こえてくる。


◆◇◆◇◆◇◆◇


俺は押し寄せてくるゴブリンを片っ端から切り捨てた。


頭を割り、胴を裂き、首をはねる。何度もなんども繰り返した。今はまだゴブリンしか出てきていないが、そろそろオークも出てくるだろう。


すでに俺の目の前で死んでいった奴らが何人もいる。


頭を割られた奴、胴を裂かれた奴、首をはねられた奴。相手もまた必死だった。


正直やってらんない。逃げ出した生徒は何人もいた。その度に聞こえてくる悲鳴は頭の中から離れない。


(クソォ!ムナクソ悪りぃ!)


俺は無我夢中で剣を振った。握ったこともない剣をうまく使えるのは職業のおかげだろう。


そして目の前に、逃げるゴブリン。


「まちやがれ!」


地を蹴り走り出した。そのスピードは元の世界にいた頃とは比べ物にならないほど早くなっている。


「死ね!ゴブリン!」


斬りかかろうとした時、木の陰から棍棒が振り下ろされてきた。


とっさに地面を転がり避ける。そこには1体のオーク。そして俺を取り囲むように10体のゴブリン。


はめられた。罠だった。俺はまんまと罠にはまりこの場所に連れてこられた。


クソ。全員ぶち殺してやる。


「うおおおおお!!!!!」


俺はオークに向かって走り出す。

やっと異世界に転生されました!

次回もお願いします。

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