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〇〇たまご。  作者: sora
1/2

夏帆という女。

初めて小説を書いてみました。

読みにくく下手かもしれませんが頑張ります!

お付き合いいただけると嬉しいです!!



「またですか?」

言うつもりのない言葉がはっきり声になって出ていた。

「不満?」

社長はそう私に投げかけた。

「いえ。嬉しいです。引き受けさせてください。」

私は少しの不満を押さえ込んで今できるだけの笑顔を浮かべた。

「じゃぁ頑張って。」

社長からの話が終わり私は部屋を出る。





すると長い廊下をバタバタと走る足音が近づいてきた。

このうるさい足音は紗夜だろう。

「夏帆ーーーー!!社長からの話なんやったん??」

予想通り声をかけてきたのは彼女だった。


紗夜は私と同い年の19歳。

身長は165cmぐらいで髪は栗色で少しウェーブがかかったロングヘアー。

見た目はクールで綺麗な姉御みたいなのだが

性格的にはどちらかというと子供っぽくて可愛らしい感じだ。


「舞台の話がきたからやって見ぃひんかって・・」

「えぇーーー!めっちゃええやん!引き受けたんやんな??」

紗夜のリアクションは一々大きすぎる。

「うん。。。一応。」

私は近すぎるぐらい顔を近づける紗夜の横を通り抜け長い廊下を歩く。

紗夜も私の後を追いかけてまたうるさい足音をさせながら歩く。

「何でちょっとノリ気じゃないん??めっちゃ良い話しやん」

「やろ?めっちゃ良い話。・・・なんやけど」

私の発言に何か引っかかった紗夜は私の顔を見る。

「なんやけど、どーしたん?」

「うん。役がな。」

「ちょい役とか?」

「いや。準主役やねんけど」

私がそう言うと紗夜は口をパクパクさせる。

「何が不満やねん!ありえへん!アタシなんていっつもエキストラで・・・もう嫌や!!」

あ…こんな言い方したら嫌味っぽかったか。。。

「ごめん。ごめん。不満とかじゃないねん。ただいっつも似たような役やからちょっと違う役とか演じてみたかったかなーって思っただけ」

「あぁーー言うてみたいわー」

紗夜は私の話を黙って聞いてた後、若干口角を上げてわざとらしく言った。

「そんなんめっちゃ贅沢な悩みやで!全く。ちゃんとやりーや」

ブツブツ紗夜は言いながら私に一喝して去って行った。


私も贅沢な悩みって分かってんねんけど。

それでも役者を目指してるからにはいろんな役を演じてみたいって思うんは私のわがままなんやろか。


紗夜が走っていった方からまたバタバタと足音が聞えてくる。

音はどんどん近くなって人影が見えた。

「夏帆ーーー!!聞くん忘れてた。どんな役なん??」

「戻ってくるんかい!」

「へへww」

なんやその笑い方。

「だからーーいつもと同じでサバサバした無表情の女性の役。」

「じゃぁー夏帆は素のままでいけるな」

そう。私はよく他人からサバサバしてて男の子みたいと言われることがある。

同級生の女の子にも助けを求められたりすることもある。

強めの女とか人を寄せつけないとかなんとか・・・。

そうやって言う人もいるらしい。

自分ではあまり思わないが、言われてみればそういう節がある。

でもそれはたいがいの人が当てはまることなのじゃないのだろうか。

・・・そうでもないか。

「私そんなに無表情か?」

「いいや。アタシからしたら全然。でも周りから見たときの夏帆を演じたらいいんじゃない?ってこと」

紗夜はニコッと笑う。

あまり紗夜には言ったことはないが紗夜に救われてる時がよくある。

紗夜は私をすべては理解してくれないが、理解しようとしてくれる。

そんな紗夜は私の一番の友達だ。


「でも夏帆はちょっと男の子っぽいとこもあるやんなぁー。見た目は女の子やけど。空手とかも習ってて男の子よりかっこよかったぁーー」

私の見た目は身長156㎝。

髪型は黒髪のショートボブに軽めのパーマをかけた感じ。

さっぱりしてて結構気に入っている。

「いつの話やねん」

私が空手を習ってたのは小学2年生から中学3年生の初めまで。

「最近やん~」

「どこが。。。」

「あっ!アタシ行くとこあったんやった!んじゃぁ夏帆またな~」

そう言って紗夜は嵐のように去っていった。



読んでいただきありがとうございます。

まだ男がでてませんね。。。

次は出ます。予定ですww


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