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闇の花  作者: あずきのこ
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ここはどこ?

肌寒い空気に僕はうっすらと目をあける


そこは汚く散らかっていて地面が見えない僕の部屋・・・ではなくて今にも野生の熊が出てきそうな薄暗い夜の森だった


ここ・・・どこ・・・?

・・・あれ?・・・僕ちゃんと自分の部屋で寝たよね?うん、いつもどうり誰もいない家に帰ってきて・・・たしか・・・遊び疲れて着替えないままベッドに飛び込んだきがする

でもここは森・・・


うん、落ち着け僕。

えっとこうゆう時は確かまず慌てずに記憶があるか確認して、あと傷の確認もしろってお兄ちゃんがいってたよね

僕の名前は花森 咲 性別は女 ピッチピチの15歳 彼氏いないれき=年齢の最近の子から見ればちょっとおくれてる普通の女子高生

よし、大丈夫、記憶はちゃんとある

次は傷だけど・・・

無いね・・・ただちょっと僕が寝てた場所が地面だったから体が痛いぐらいだ


あとは状況確認した後武器になりそうなものを探すんだっけ

えっと・・・ここは・・・何度見ても森ですね、ほんとに人が入ったことが無いんじゃないかってぐらい深い森だ

当然僕の家のちかくにはこんな森はない

つまり・・・誘拐?・・・でも周りに人がいる気配はないし誘拐なら逃げ出さないようにロープなどで手足を縛っておくものだろう

じゃあなんでこんなところに僕はいるんだ?

・・・駄目だ、全然わかんない

まぁいいや、分かんないことを考えたって疲れるだけだし


あと武器になりそうなものはっと・・・

あたり一面森で武器になりそうなものといえば枝ぐらいだろうけどその枝もとても細いものばかりで武器になりそうなものはない


僕の服は昨日そのまま寝ちゃったからしわしわだけど毎日のように着ている緑のリボンとスカートの制服だ

この制服は女生徒にはとても人気が高くてこの制服目当てで入学する子もいるぐらいかわいい  

もちろん僕もこの制服目当てで入った一人だ

っとそんな事より今ここにある僕のものはこの制服だけで当然武器になりそうなものは持っていなかった


「まぁ武器はあきらめるか、いざとゆうときは素手でもいけるだろ」


ちなみに言うと僕の父は元柔道オリンピック選手で母は剣道の世界でその名を知らないものはいないといわれるほどの腕前だ。確かおじいちゃんは「俺は昔ある国を魔物から救った勇者なんだぞー!」とか言ってた気がする・・・確かにおじいちゃんは79歳のくせに熊を一蹴りでKOさせたことがあるからそこまで嘘とはいえないけど・・・


うん、まぁ何がいいたいかと言うとそんな家に生まれた僕は当然強いということだ


一人で僕が考えていると何かがこっちに近ずいてくる気配がする

僕は危険なものかも知れないと木の陰にかくれることにし動こうとした瞬間


「っ」


僕は黒い、しかしただの黒ではなくどこまでも続くずっと見ていると吸い込まれるような(闇色)の強い光をもつしかしどこか悲しげな目のソレに押し倒されていた



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