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プロローグ

これは、初めてのシリーズっぽい物語を書くのだが、もしよかった読んでくれ。

体が…重く感じる…傷のせいなのか、疲れのせいなのか、分からない。


目を開けた。頭が痛いが、動かせる余裕はまだあるみたい。周りに人がいることは気づけるが、はっきり見えない。まるで、目が血の色のフィルターを通して見ているようだ。白いローブを着ている女が目の前に立ち止まった。何か言っているようだが、聞き取れない。女の目つきはとても…冷たい。まるで虫を見るような目つきだ。


生ぬるい液体が俺の顔に流れているようだ。赤くて、ちょっと臭う。ああ…これは、血だな。俺の血。


「――――ろ!」


何か聞こえた。人の声だと認識できても、なかなか聞き取れない。


「――――逃げろ!」


ああ、逃げろってことか。よく見れば、目の前の女は何か言っているのではなく、魔法の呪文を唱えている。


「何をして…ウィル、早く逃げてくれ!」


ウィ…ル?そうか、俺の名前か。やっぱりその忠告は俺に言っているようだ。逃げる、か。それをするのは山々なんだが、無理だ。体が動けない、足の感覚が取り戻していない。逃げることなんて、不可能だ。


目の前の女は俺のことを殺すつもりだろう。悪あがきもするつもりはないから、さっさと止めを刺してくれないのか?まあ、しなくても、俺にはもう長く持たないか。


目をゆっくり閉じた。あの声の持ち主は誰なのか、覚えていない。だが、分かる。彼は俺にとって、掛け替えのない、大切な友だ。だから、せめて彼だけでも、生き残って欲しい。この機会をつかって、どうか、逃げてくれ…。


しかし、いくら待っても、死は訪ねて来なかった。目を開けて見たら、彼が彼女を押し倒そうとしていた。


ダメだ、やめろ…!もう、止してくれ…。そんなことしたら、お前も死ぬだろう。俺なんかのために…。彼を止めようとして、俺は手を差し伸べた。


邪魔をされたせい、彼女の魔法は不完全なまま、俺の体を少しずつ飲み込んだ。

だめだ…。逆らえない。飲み込まれている間、彼が俺の目の前で無数の光の槍に刺され、倒れた。


彼と俺の目が合った。無駄だと知っていても、俺は彼へ手を伸ばした。

彼は微笑んだ。どうしてだ…。もうすぐ死ぬだというのに、どうして…微笑む?どうして俺に向けて、そんな…優しい目で見るんだ?


「お前だけでも、生き残ってくれ、友よ。」


そう言いながら、彼が自分の指から指輪を外し、俺の方へ投げた。彼へ伸ばしていた手で指輪をしっかりと受け止めた。


「さようなら…愛しき友よ。」


何かを言い返す隙も無く、身体全体が飲み込まれ、すべてが真っ暗になった。


この物語は4ヶ月間、一週間に一回、授業で書きましたが、もうその学校から卒業したから、このサイトにのせることになった。そしてまあ、できれば、これから書き続けたい。

日本語力はまだまだですので、ミスだらけかもしれなかったので、すまん。そして、読んでくれてありがとう。

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