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僕はスライムとラブラブなハーレム生活を送れるかもしれない。  作者: 最条真
二章

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40/45

30『怨々と反響する動作』

 二人並んで結姫乃の部屋から抜け出すと、夜の潮風が微かに火照った頬を撫でた。

 宇都宮は例によって留守番だ(暇だから森の様子を見てくるらしい。健気すぎる)


 手をつなぎたいと結姫乃が言ったので、恋人つなぎの様相で、しばらく、歩く。誰にもばれないように息をひそめて、コテージを出て夜道を歩く。綺麗に舗装されたコテージの区画を離れるにつれ、足元は徐々に土と松葉が混じる不整地へと変わっていく。頭上を覆う鬱蒼とした松林が海風にざわめき、頼りない月明かりを不規則に遮っては、僕たちの歩む細い小道を薄暗く染め上げていた。

 互いの密やかな吐息すら聞こえそうな静寂の中、遠くで波の砕ける音だけが等間隔に響く。そんな景色の中、彼女はやがて、意を決したように口を開いた。


「その……あ、あなたは私に手を出した、わけだけど」

「おう」

「っ、っ、つ、――付き合ってるってことでいいのかしら!?」


 その声は、普段の冷静な結姫乃のものとは違っていて、年相応の少女のようにひどく上ずっていた。

 恋人繋ぎをした手から、彼女の微かな震えと熱い体温が伝わってくる。隣を見やれば、結姫乃は僕の顔を直視できないのか、視線を明後日の方向へと忙しなく泳がせていた。夜の暗がりと薄暗い星明りの下であっても、彼女の白磁のような肌が、首筋から耳の先まで茹でダコのように真っ赤に染まっているのがはっきりと分かる。


 

 繋いだ指先の力を無意識にきゅっと強めながら、潤んだ上目遣いで僕の答えを待つその姿は、あまりにもいじらしい。


「可愛いな」

「はっ、はぁっ!? 急に何かしら!? 褒めても何も出ないわよ――」

「付き合ってるよ」

「な、」

「好きじゃない相手とあんなことしないよ、僕は」

「な、な、な――!」


 結姫乃は言葉にならない悲鳴を上げ、空いている方の手で慌てて自身の口元を覆い隠した。

 しかし、指の隙間から覗く顔全体が、沸騰したように限界まで朱に染まっている。あのアイスブルーの瞳はパニックを起こしてぐるぐると泳ぎ、歩調までしどろもどろになっていた。


 ギャップ萌えって奴だろうか。めちゃくちゃに結姫乃のことが可愛く見える。


「つ、付き合ってるのね!?」

「ああ」

「じゃ、じゃあ、デートとかももちろん、するわよね!?」

「付き合うよ」

「――っ」

 

 結姫乃はパチリと大きく目を瞬かせた。

 まるで、待ち焦がれていたとびきりのプレゼントの箱を遂に開けた子供のような、純度百パーセントの驚きと歓喜。ふわりと、花が綻ぶような満面の笑みが彼女の顔に広がった。


「ふふ、ふふふふ、ふふっ……♡ いいのかしら、そんなことを言って? 私は大概、重い女よ?」

「女なんて重いくらいでちょうどいいよ」


 重い方が安心するし。


「へぇ。ま、それなら抱え込み過ぎて潰れないように気をつけなさいよ」


 暗に、これ以上女を抱くんじゃないぞ、と言われていた。分かってるよ、と当たり前に返事を返しつつ、前方の木々の隙間から、赤々とした焚き火の光が煌々に瞬き始める。風に乗って微かな炭の匂いと、肉の脂が焦げる野性的な香りが鼻腔を掠め、目的地が近いことを告げていた。



 そして、辿り着く。



 ――BBQの会場に指定されていたのは、施設から少し離れた海沿いの松林――手つかずの自然が残る、野性味溢れる野営地だった。



 松の木々の合間には、バーベキューのためのグリルがいくつも点在している。既に鉄網の上では、分厚いステーキ肉や大振りに串刺しにされた海鮮や野菜や肉やらが乱雑に放り込まれ、脂が弾けるけたたましい音を立てている。

 焦げた肉の脂とむせ返るような煙の匂いが、夜の冷たい潮風と混ざり合いながら辺り一帯に充満していた。


 見渡せば、広大な野営地に散らばる星狩りたちは無秩序に騒いでいるわけではなかった。いくつもの焚き火を囲むようにして、明確な『縄張り』が形成されている。どうやら、各々が所属する『星団』ごとに固まっているようだ。


「私たちの星団は……あそこね」


 結姫乃が煙の向こうを指さす。僕も目を凝らし、すぐに分かりやすい”目印”を見つけた。

 ひと際火力の強いグリルの傍ら。赤々と燃え盛る炎の照り返しを受けながら、分厚い肉を豪快にひっくり返している長身の女性――渡辺さんだ。

 彼女の特徴的な赤いポニーテールが、夜風と焚き火の熱を孕んで、まるで炎そのもののように揺らめいている。背が高いから、分かりやすかった。


「行くか」


 僕たちは繋いでいた手を名残惜しく離し、肉の焼ける煙の向こうへと足を踏み入れた。

 すると足音だけで気づいたのか、渡辺さんは快活な笑みを浮かべた。


「ようお前ら。もう始まってるぜ、バーベキュー」

「遅れてすいません」

「あん? いいんだよ月野。今日は無礼講だ。好きに騒げってのが『星』のお達し。何なら酒もあるぞ」

「間違っても未成年に酒を勧めないでくださいね、渡辺所長」

「おいおい、アタシは分別を弁えた大人だぞ?」


 キリっとした顔の浮かべる渡辺さんに対し、結姫乃は心底不安そうに溜息を吐いた。


「気をつけなさい初くん。この人、酒癖がひどいから。……去年は愛理が犠牲になったわ」

「まさか小学生に飲酒を勧めたとでも――!?」

「さすがにアタシの信用がなさすぎじゃないかそれは」

「所長はそんなことしないわよ。ただ、『愛で愛でタイム』が始まる、とだけ」

「なんだそれは」

「可愛いものを手当たり次第に撫でずにはいられない病気、かしらね」


 

 結姫乃はどこか遠い目をして呟いた。言いぐさからして、過去に犠牲になったことがあるのだろう。まぁ、可愛いを対象とする以上、僕には無関係な話だった。


 それから、用意されていた紙皿と割り箸を手に取ると、すかさず渡辺さんの持つトングが伸びてきた。

「ほら、食え! 育ち盛りだろ?」

 有無を言わさず僕の皿に放り込まれたのは、表面がカリッと香ばしく焦げた、暴力的なまでに分厚いステーキ肉だった。滴る脂が紙皿にじわじわと染みを作っていく。


 肉。BBQの醍醐味だ。


 立ち上るスパイスと強烈な煙の匂いに当てられ、急激に胃袋が自己主張を始めた。思えば、密室での命懸けの交渉や、その後の結姫乃との強烈なやり取りで、体力と精神力やらをひどく消耗していたのだ。僕の身体は肉を求めている。

 割り箸で肉を掴み、大きく口を開けてかぶりつく。


「――っ、うまっ」


 荒々しい炭火で焼き上げられた肉は、噛み締めた瞬間に熱々の肉汁と濃厚な脂の旨味を口いっぱいに爆発させた。塩と粗挽き胡椒だけのシンプルな味付けが、かえって肉本来の野性味を引き立てている。


 空腹の身体に、暴力的な肉の味が染み渡る。僕は無言で次の一口を咀嚼し、本能のままにBBQの洗礼を堪能し始めた。




 それからBBQを堪能しつつ、星団のメンバーと談笑すること一時間。どうやら周囲の星団も『食事』の方は落ち着いてきたようで、自ら別の星団に交じって交流をしている姿が目に付いた。主に星団の代表に連れ添って動く形なのだが、――うちの代表と言えば……。


「愛理、可愛いぞ。世界一可愛い」

「うへー……、なのです」


 完全に酒が回っている渡辺さんにピンク頭の小学生――愛理は拉致され、渡辺さんの膝の上に座り、パイプ椅子の上でぎゅーっと抱きしめられ、拘束されていた。


「は、初くん。このダメな大人をどうにかしてほしいのです」

「僕もどうにかしてやりたいところなんだが……。」

「おぉ、月野、代わるか? いいぞ。渡辺さんの膝を貸してやる」


 どうやら愛理を救出するためには、僕が身代わりにならないといけないようだ……。というかなんで愛での対象に僕も含まれてるんだ、意味が分からん。


「は、初くん? いたいけな小学生を助けると思って、何卒助力をお願いしたいのですけれど……」

「いや、成人女性に抱きしめられる高校一年生(男)の図を想像してみろよ」


 愛理は顎に手を当てて思索する。


「ありえねーくらいきもいのです」

「と言う訳だ」


 それを聞いた愛理は、目をぱちくりとさせた。それから、にっこりと笑う。


「冗談なのです。多様性の時代なのです。愛理はそういうのも認めてしかるべきだと思うのです――!」

「後は任せたぞ」

「待つのです初くん! 銃を改造してあげた恩を忘れたというのです!? 恩を踏み倒すのはクズのやることなのですが!!」

「今度プリン買ってやるからチャラな」

「二個、なのです。……ここでの恩は高くつきます」

「わかったよ」

「やったぁ!」


 小学生のくせにやけに頭が回る愛理に後のことは任せ――


「ルカさん!? 耳はダメなのです耳は! 食べちゃダメなのです食べれるものじゃないのです――!」



 ――聞かなかったことにしよう。……やっぱりプリンは三個買ってやろう。そう思いつつ、辺りを観察する。



 あちこちの焚き火の周りでは、星団の垣根を越えた交流が始まっている。結姫乃も五十鈴先輩もミヤビもいないと思っていたが、どうやら女性陣でまとまって動いているらしい。


 ……なるほど、これがぼっちか。


「どうしたもんかな」

「おやお困りかな月野クン」


 呟いた矢先、ありえない速度で虚木先輩が背後から現れた。肩に手をかけられ、耳元にふっと吐息がかかったから、びっくりした。


「何やってるんですかアンタ」

「いやー。暇だからね、驚かせてみようかなと」

「そんな理由で驚かさないでくださいよ」

「まぁまぁ、響介はこういう子なんだよ、仲良くしてくれると嬉しいね」

「えっと、あなたは……」


 見知らぬ声、見知らぬ顔だった。褐色・赤みががった銀髪・アメジストのような瞳――そして極めつけには、二メートル近い体躯の美女。この場には似つかわしくないワインレッドのドレスを着ていて、それが似合っていて、素直に美しいと思うのだけど――直感するのは圧倒的な力量。


 ――星が脈動するような音が聞こえる。


 獲。

 狩。

 猟。


 本能が告げていた。

 想起した言葉で分かった。


「……《四ツ星》の方、ですよね?」

「えぇ! わかるのかい月野クン!! 姉さん抑えてるよね!?」

「勿論。すごいねぇキミ。一目でわたしの格を理解するとは」

「いえ、それほどでも。……すいません、お名前を伺ってもよろしいですか?」

「あぁ。わたしは《狩猟座》の主・『アルテミス』だよ」


 ……ん?



 アルテミス……?


 

 疑問を持った瞬間に――痛みが走った。


 


 ギリシャ神話における狩猟・貞潔・月の女神。ゼウスの娘であり、太陽神アポロンの双子。

 だが、星がモチーフに度々使われるこの世界において、彼女がその名を冠することの意味は計り知れない。

 何故なら彼女は、夜空に輝く最も有名な狩人の星座――『オリオン座』と最も深い因縁を持つ存在だからだ。


 伝承において、アルテミスは稀代の狩人オリオンと心を通わせたとも、あるいは兄アポロンの計略によって自らの手で彼を射殺してしまったとも言われている。そして彼女は、死んだオリオンを悼み、彼を天に上げ、星座にした張本人なのだ。つまり彼女は、単なる『狩猟座』の代表という枠に収まる存在ではない。


 ――自らが愛した、あるいは自らが殺した人間を、永遠の星に変える権能。




 いや、なんだこの情報は!?

 何か思念のようなものが流れ込んでくる!?


「あら、キミ。どうにもお節介な『月』が憑いてるみたいだね」

「は……? 月……?」

「『彼』なりの献身だろう。わたしの何を知ったかは知らないけれど、恩恵は享受するに限るよ?」


 そう言って、にっこりと笑うアルテミスさん。

 いや、アンタ――。


「アンタ、まさか、『異星体』か……?」

「括りとしてはそうだね。だけど、わたしは『星座』。こうして直接、『契約者』と触れ合うことが許された数少ない存在なのさ」

 そう言うと同時、彼女は屈み込むようにして、隣に立つ虚木の首元へ長い両腕を絡ませた。

 二メートル近い長身と、ワインレッドのドレスに包まれた豊満な肉体が、虚木の背中にぴったりと密着する。物理的な質量を伴ったその抱擁は、彼女が紛れもない『実体』であることを雄弁に物語っていた。


「ちょっ、姉さん、重いってば……! 月野クンの前なんだから少しは威厳を保ってよ」

「ふふっ。いいじゃないか、わたしの可愛い契約者なんだから」


 文句を言いつつも抵抗しない虚木を、彼女は愛おしそうに自身の豊かな胸元へ抱き寄せる。むにょんと音がした気がする。虚木先輩もまんざらそうではなさそうだった。……てか、それよりも。


「……。……《後見星》って地上に降りてこられるんですか?」

「ん、まぁね。契約者に譲渡した《逸話》を媒体に、限られた時間だけどこの場所にいられる」


 アルテミスさんは屈託のない笑みを浮かべて言った。


「《逸話》って言うと……『極点』を使用するための……?」

「おお月野クンそこまで知ってんの? 物知りだねぇ。あ、それともあれか。星団内でオレのことが共有されてたり?」

「まぁ、虚木先輩の『極点』は有名だと聞きました」

「褒められると照れるねぇ! 確かにオレのおかげで交流戦は二連勝だね。うちの、『スタープロモーション』が」

「『劇団』なんでしたっけ」

「そうそう。星たちに『演劇』って結構評判なんだぜ。異星体と戦わずして、《星の加護》と言う名の経験値を得られる方法として重宝されてんの。今度ウチの劇とか見に来るか? チケットなら売ってやるよ」


 そんな手段で経験値を得ることもできるのか……。


「まぁ、興味はあります」

「お、じゃあ決まりね。オレと姉さんのラブロマンス期待してていいぜ」

「ふふ、響介……♡」


 抱きとめながら、熱視線を向けるアルテミス。

 その熱を受け止めて、同じように笑いかける虚木先輩だが――。



 傍から見ていて、虚木先輩の熱は、彼女のものを跳ね返したようにしか見えなかった。



 ……まぁ、僕が口出しするようなことでもないけど。






 ――(はじめ)。初。

 話があります。あなたの『極点』に関する大切な話です。今日は早めに寝て、私と会うことに備えなさい。


 エルの思念を受信できるまでに成長しつつある僕は、手短に風呂を済ませて、男同士のコイバナや猥談に花を咲かせることなく、眠りにつく。


 そして――。



「久しぶりですね、初」


 いつものように澄み渡った自然、小高い丘の上で、僕はエルと再開した。

 夢に彼女が出てくるのは、これが初めてのことではない。星と明確につながれるようになってからは、彼女の方から頻繁に夢に出てきては、言葉を交わしている。


「今日はどうしたんだよ」

「あら、理由がないとあなたと話してはいけないのですか?」

「そういうわけじゃないけど……『極点』がどうたら言ってたからさ」

「えぇ、そうでしたね。今日はあなたに、私の『逸話』を贈呈しようと思いまして」


 あっけらかんと、こともなげにエルは言った。


「……いいのか? なんつーか、そんなほいほい貰っていいものじゃない気がするんだが」


 うちの星団は僕より歴が長い人がちらほらいるが、渡辺さんと五十鈴先輩を除いて、極点所持者はいないらしいし。ビギナーもビキナーな僕が、極点を使用するためのステップを踏んでいいのかと、少し申し訳ない気持ちになる。


「構いません。というか、――腹が立ちました」


 彼女はうなじから取り出した翡翠色の触手を、『発火』させた。立ち上るのは、紫色の炎だ。


 それは熱を持たない、昏い情念の塊だった。物理的な炎のように揺らぐのではなく、煮え繰り返る怨念が凝固したかのように、ただそこに存在していた。



 ――■■■■■■■■■■■■■。



 僕の脳髄に直接響いたのは、この世の言葉ではない、ドロドロとした執着と怒りが混ざり合った、呪詛そのものだ。



「こればかりは利害の一致です。いいですか、初。あの虚ろな輩に、『愛』とは何か、叩き込んでやりなさい」



 え、……愛?



「いったいどういう訳で?」

「あなたもいずれ、彼と相対した時に”本質”に気付くでしょう。ですからあなたには、試練に立ち向かうための力を与えます。受け取りなさい。わたくしの《火種》を」



 そして、彼女の炎が僕の身体に触れた。

 僕の感情を丸ごと喰らいつくすするような、怨嗟の炎が。





 痛――――

 

 ――、死――…………。


 ……怨…………?



 ――激痛で気を失う最中、何か、走馬灯のように、見えた気がする。

  



 それは、触手に炎を灯し、過去に栄えていた『国』を丸ごと破壊するエルの姿に思えた。























【逸話:復讐の灯】



 奉仕種族の血の歴史。

 かつての主人を殺すために、触手に灯した恨みの炎。


 ――それは、支配を焼き尽くす灼熱の殺意。

 



・習得:【極点α:焠がる怨恨渾歌にらがるえんこんこんか




■ 極点α(アルファ)


      phase1【予兆】



・ 概要:【物理的再現】

 外部スロットへの初期接続(30秒後)より解放される第一形態。

 契約する星座の『有名な逸話』や『特徴』を、現実世界の物理現象として局所的に再現します。



(例)ポチの場合:

『奉仕種族として作られた《異星体》であるエルが、主に反逆するために触手そのものに《炎》という概念を顕現した【逸話】より、怨嗟の炎の物理的再現を行う』



・極点能力:


①《怨念の炎》


 私怨の炎が立ち上る。  

 紫色に燃えるその触手の焔は、何も焼かない代わりに物理的な膂力を足す怒りの焔。


+【物理的破壊力の増大】

+【感情に呼応して強大化】


付随効果:《燃焼》


 紫の焔が対象に着弾した際、ダメージの有無にかかわらず、相手に『自身の感情に応じた物理的な重量』を付与します。また、炎は実際に温度を纏っておらず、引火・やけどする恐れはありません。『炎』は、単に感情の現れです。

 また、攻撃を避けたとしても、炎が近くに接近するだけで質量は加算されていきます。


+【感情量に応じた重量の付与】(蓄積)



「燃えているのに熱くない、ただひたすらに重くて硬い」

「感情の重さが、そのまま打撃力に変換される」

「感情は相手に伝播し、重量を足していく」






ーー


極点β【侵食】

極点γ【終末】


共に未習得。


ーー




つまり?


感情に呼応して自分自身にバフ・相手にデバフをかける炎だよ!!

長期戦になればなるほど熱が相手に伝播して身動きが取れなくなっていくよ!



感情豊かな月野くんがこれを使ったら……?



つよい(確信)








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