表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

第2章 失われた都

 エランは、古文書に記された言葉の手がかりを頼りに、かつてエルフたちが栄華を極めた都へと足を踏み入れた。

 そこは、かつての賑わいを失い、朽ち果てた石造りの建物が立ち並ぶ廃墟と化していた。

 森の奥深く、時が止まったかのように静まりかえっていた。



 都の中心には、巨大な図書館があった。

 埃をかぶった書棚には、無数の古文書が積み上げられていた。

 エランは、その中から「生命の指輪」に関する記述を探し始める。



 日夜を問わず、書物を読み込むエラン。

 やがて、彼はある一冊の古文書にたどり着く。

 そこには、指輪の力が暴走した時、それを封印する方法が記されていた。

 それは、古代のエルフたちが開発した、特別な魔法の陣を起動させることだという。

 しかし、その陣を起動させるには、失われた秘宝が必要だった。



秘宝を探す手がかりを求め、エランは図書館の地下へと続く階段を降りていく。



 地下には、広大な洞窟が広がっていた。

 洞窟の奥には、巨大な水晶が輝いていた。

 その水晶の中に、エランは見たこともない形の宝石を見つける。



 それは、古文書に記されていた秘宝そのものだった。



 宝石を手にしたエランは、再び図書館に戻り、魔法の陣を起動させる。

 すると、図書館の天井が開き、一筋の光が差し込む。

 その光の中に、エランは幻影を見る。

 それは、かつてのエルフたちの王、アルフスであった。



 アルフスは、エランに語りかける。


「指輪の力は、使い方次第で、世界を救うことも、滅ぼすこともできる。賢く使いなさい」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ