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ダメージ?そんなのくらってなんぼでしょう~HP極振りの行くVRMMO~  作者: まあ
第二の街イルン

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ゴーレムについて

「敵、発見しました」


 俺たちが進んでいると、アルベリオンがまた敵を発見する。


 その探索機能ずるくね?


 俺は殴られてから初めて敵がいることに気づくのに。


「今回はどうしますか?」

「んー、俺がやろうかな。戦い方まだ見せてないし」

「分かりました。ジン様の戦いを見させていただきます」


 ハウスセンチビートルとアルべリオンの戦いを見て本当に俺が戦う意味があるのか疑問に思うが、一応俺の戦い方を見せた方がいいはず。


 俺の戦い方は非常に特殊なのだ。


「ちなみにあとどれくらいだ?」

「あと20mほど先、天井に張り付いています」


 天井に張り付いてるってことは血吸いコウモリか。


 あいつら嫌いなんだよな。


「あー、それなら今回は一瞬で終わるかもな。すまない」

「そうなんですか?楽しみです」


 アルベリオンは今回の戦いは一瞬で終わるということを聞いて、若干楽しみそうな顔に変わった。


「そろそろ接敵します」

「おっと、もうそろそろか」


 俺はいつ上から敵が来ても良いように身構える。


「グギャギャ!」

「グギャア!」


 血吸いコウモリは俺を格好の獲物と見たのか、上から一気に降りて俺に鋭い牙を突き刺そうとする。


 が、その牙は俺には届かない。


「【自爆】」


 ある程度距離を引きつけ、自爆を起動。


 ボガンッ!


 中規模の爆発に巻き込まれた血吸いコウモリたちは全滅する。


「わっ、すごいですね!」

「そうだろ?俺は基本的にHPを使って戦うんだ」

「HPで?珍しいですね」


 やっぱり自爆は神だ。俺から能動的に攻撃を仕掛けることができる。


 もし自爆がないまま進んでいたら、今も血吸いコウモリに吸血されて倒していたのかと思うとゾッとする。


 ちなみに、このゲームはパーティーメンバーにはダメージが発生しない設定になっているため、俺の自爆に巻き込まれてもアルべリオンは無傷だ。


 環境系にはこだわっているのに、こういうところはちゃんとゲームしてるんだよな。


 助かっているので文句は言わないが。


「よし、魔石ドロップしたぞ。いるか?」

「ありがとうございます」


 血吸いコウモリは不意打ちされるとかなり厄介な魔物なんだが、今回はアルべリオンがいたおかげでめちゃくちゃ簡単に終わったな。


 やはり探知は神。異論は認める。


 約20匹分の魔石を一気に吸収するアルべリオン。


 相変わらず特殊な充填方法だ。


「あ、レベルが上がりました」

「え?まじ?」


 まさかのレベルが上がったらしい。


 レベル1から2に上がる必要経験値は少ないとはいえ、早すぎないか?


「早すぎる原因としては、ジン様のスキルである【取得経験値増加】が生きているのかと。」

「え?俺のスキル使えるのか?」

「はい、とはいっても一般的なパッシブスキルのみですが」


 まさかの新事実が発覚したぞ。


 アルベリオンの機能を聞くたびに驚かせられる。


 毎回毎回言ってることがくそ強いんだから、やばいよな。


 本当にこのゲームはこんなぶっ壊れたようなアイテムやらスキルをこんなにポンポン配って大丈夫なのだろうか。


 ゲームバランスとかは調整してるはずなんだろうけど、明らかに俺のやってるゲームだけインフレしまくってる気がするんだけど。


 このゲームの最終局面は1人が魔法を1000個打ったり、剣士が瞬間移動したりするのだろうか。


 ・・・うん、普通に想像できるな。嫌すぎる。


「え、どれを使えるんだ?」

「【HP極振り】以外は多分備わっているかと」


「・・・やばくね?」

「そうですか?ゴーレムを作ったのなら作成者の強さも大事になるというのは普通だと思うんですけど」

「俺はゴーレムについて何も知らないから、その辺分かってないんだよ」

「そういえばそうでしたね。教えた方がいいですか?」

「頼む。他の機能とかも早いうちに知っておきたいしな」


 というわけで、俺はアルべリオンからゴーレムについてのあれこれを教わる。


◇◇◇◇◇


「———というわけです」

「なるほど?ありがとう」


 あれから10分ほどアルベリオンの講義を聞いていたのだが、ゴーレムについて考慮しておきたいのは大きく四つということが分かった。


 一つ目は、魔力を動力で動いていること。


 これは今までの会話で察していたため、ほぼ問題はない。


 二つ目は、作成されたゴーレムの場合、ゴーレムにも作成者が所持するスキルの一部を付与されるということ。


 これに関しては正直意味がわからない。ただでさえ強いのに、それに加えて作成者の強さによっては化け物みたいな強みを出せるってことだろ。


 召喚獣とかならわかるのだが、なぜ外部要因で作ったのにそうなるのかは謎である。


 三つ目は、作成されたゴーレムは魔石を吸収することでのみ強化することができるということ。そしてそれは青天井であること


 魔物を狩ってもレベルは上がらない。


 とはいえ、魔石を使えばレベルを上げられるので大した問題ではないだろう。


 それよりも、青天井が終わってる。ぶっ壊れじゃねーか。


 このゲームはゴーレム作るのが正解だった・・・?


 そして最後は、作成されたゴーレムは作成者のみアイテムボックスにしまうことが出来るということ。そして倒された場合も自動でアイテムボックスに移動され、その後24時間は使用不可になるということ。


 これはゴーレムコアの説明でわかっていたことなのだが、入手したのがかなり前のため忘れていた。


 要するに、『アルベリオンは人前に出さなくても大丈夫。死んだら1日は復活させられないよ!』ということらしい。


 正直街中に入る時はどうしようかと悩んでいたのだが、この制度のおかげで助かった。


 人前に見せるにはあまりにも強すぎるからな。


 それと、今後PVP戦があるかもしれないからできるだけ力は隠しておきたいっていうのはある。


「おけ、大体わかった。ありがとなアルベリオン」

「いえ、ジン様の希望に応えただけです」


 大体ゴーレムのことはわかったため、俺たちはさらに奥へと向かっていくのであった。


 ・・・それにしても相変わらずドライだな。俺が言えた立場ではないが。

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