初めての戦闘
俺たちはフレンドの画面でパーティ登録を済ませて門からでた。門から出て外に出ると、外は見渡す限りの大草原だった。その大草原にはプレイヤーと思わしき人たちが大量にいてそれぞれが魔法や剣などでスライムを倒していた。
「俺たちも行こーぜ。ジン」
「わかった」
そして俺たちは丁度目の前にいたスライムをターゲットに動き始めた。スライムが俺たちに気づくと俺たちの方へ突っ込んできた。
「ここは俺が」
「OK、任せた」
マサキは職業は剣士でステータスはAGIとSTRメインで育てているようで剣をスライムに2振りするだけで倒せてしまった。
「え?なにそれ、強くない?」
「いや、お前が弱いだけだから」
「ぐふっ」
確実に痛いところをついてきやがる。
「大丈夫、後々強くなるから・・・・・多分[ボソッ]」
「最後なんて言ったか聞き取れなかったけど、まあいいや」
「じゃあ次は俺がやるぞ」
「ん、OK。どんなプレイスタイルか見せてくれよ」
そして俺たちは次のスライムに向かった。ちなみにモンスターを倒したときの経験値はその戦いでどれだけ活躍したかによって分配が変わるらしく、俺には全く入ってこなかった。
「お、いたぞ」
「うん。じゃあ行ってくる」
俺がスライムに近づくと、スライムは俺に気づいたらしくじわじわと近づいてくる
「おいおい、どうした。慎重だな。もっと突っ込んでこいよ」
と、軽い挑発を入れてみると、スライムはそれで怒ったらしく俺に向かって突っ込んできた
「ぐはっ」
やはりこれは慣れないな。チュートリアルのときのスライムよりも強く、クリティカルヒットしたことで50ダメージほど食らった。スライムの体力は3割ほど削れたので最大体力はそのままらしい。
「大丈夫か!?」
マサキが心配になって声をかけてきた
「大丈夫だから隠れておいて」
マサキにスライムのヘイトが向かったら溜まったもんじゃないからな
「そんなもんかよ、全然ダメージ食らってないぜ」
と、また挑発を入れる。スライムはこれに激怒したのか自分のHPを考えずに俺に連打を食らわして、自滅した。
ピロリンッ、ピロンッ
お、この音は
《レベルが上がりました》
《スキル【挑発Lv1】を入手しました》
お〜、レベル上がったか、それじゃあ、ステータスポイントをHPに割り振って、ステータス
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名前:ジン
種族:人間
職業:タンク
レベル:2→3
ステータス
HP115→120(+30)(+36{30%})→186/186
MP0
以下5つ(STR,VIT,AGI,DEX,LUCK)すべて0
ステータスポイント:0
スキルポイント:10
スキル
アクティブ:【挑発Lv1】
パッシブ:【反射Lv1】【HP強化Lv1】【HP自動回復Lv1】
称号:【不屈の精神】【強きを討ち取りし者】
装備:【初心者セット】【HP回復の指輪】
所持金:1000コイン
HP毎分回復量:10%
最大反射率6%
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今回手に入れたスキルの詳細は
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スキル名:挑発
レベル:1
能力:相手を挑発し、自身にヘイトを向けさせる。相手が自身より強ければ強いほどかかりやすくなる。
クールダウン:5分
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だった。これは結構強いスキルだが、今は微妙かもしれない。レベルが上がるとHPは全回復するようで、HPは全回復している。しかし今回の戦いは結構厳しめな戦いだった。これはなにかのスキルを強化するしかないかもしれない。
「おう、なかなか面白い戦い方をするんだな」
「うん、今回は相手の体力が少なかったからいいけど、この先もっと体力の多い敵と戦うと厳しいかもしれない」
「どうするの?」
「スキルのレベルをあげようかなって。で、今持ってるスキルの中でレベルアップできるのは【反射】【HP強化】【HP自動回復】【挑発】なんだけど、どれがいいと思う?」
「うーん、お前の好きなようにすれば」
「わかった、じゃあ【反射】のレベルを上げるか」
ピロリンッ
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名前:ジン
種族:人間
職業:タンク
レベル:3
ステータス
HP120(+30)(+36{30%})→186/186
MP0
以下5つ(STR,VIT,AGI,DEX,LUCK)すべて0
ステータスポイント:0
スキルポイント:0
スキル
アクティブ:【挑発Lv1】
パッシブ:【反射Lv2】【HP強化Lv1】【HP自動回復Lv1】
称号:【不屈の精神】【強きを討ち取りし者】
装備:【初心者セット】【HP回復の指輪】
所持金:1000コイン
HP毎分回復量:10%
最大反射率10%
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スキル名:反射
レベル:2
能力:自分の受けたダメージの5%相手に反射する。防御無視攻撃。
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よし、これで攻撃力は上がったな。じゃあ次行くか
「次のモンスターを倒しに行こう」
「OK」
そして俺たちは次のモンスターを求めて森の中に入っていくのであった・・・
今回はこれで終わりです。次回、ジンに第2の困難が・・・!?
では、また次回お会いしましょう。