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ダメージ?そんなのくらってなんぼでしょう~HP極振りの行くVRMMO~  作者: まあ
第二の街イルン

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色々強化

 締まらない感じで冒険者ランクがCランクに上がったあと、俺は最初の街に来ていた。


 いやー、転移は偉大だね。あの馬車の時間が一瞬で終わるんだから。もっと早く実装してくれてもよかったのに。


 なぜ俺が最初の街に来たかというと今回のレッサーポイズンドラゴンが装備の強化か新たな装備に使えないかと思ったからだ。


 というわけでやってきました。ミルさんのお店もとい『ミルの装備屋』


 軽く聞いたらこの名前が返ってきてびっくりしたね。そのまんまやんって。本人はネーミングセンスがないから無難な感じにした、と言っていたが。


「あら、久しぶりね。いらっしゃい」


 俺が店に入るとミルさんが挨拶をしてくれる。


 この人いつもオンラインだな。現実世界では夜勤をしているらしいが大丈夫なのだろうか。現実のことを聞くのはタブーらしいから聞かないが。


 え?エナの年齢の話?あれは向こうから喋ってきたから仕方がないのだ。うむ。


「こんにちは。今日は新しい素材をゲットしたので何かに使えないかと思って」

「へぇ!新しい素材?見せてもらえるかしら?」


 ミルさんは新しい素材と聞くや否や、目を輝かせて見せてくれと頼む。やはりこの人は根からの生産職とか研究者気質なのだろう。


「レッサーポイズンドラゴンの素材なんですけど」


 そう言いながら俺はドラゴンの素材をテーブルに出す。


「レッサーポイズンドラゴン!?すごいわね!」


 ミルさんは流石にこのレベルの素材は見たことがないのかドラゴンの素材を色々な方向から観察し始める。


「これ何かに使えそうですか?」

「ちょっと待って!素材を確認してるから」


 話しかけたらミルさんに制止されてしまった。仕方がないから待つことにする。



◇◇◇◇◇



「ふぅ〜、それで、なんだったかしら?」


 5分ほどミルさんが素材の説明や見た目と睨めっこしているのを影を消して見ていると満足したのか一息つくと話しかけてくれる。


「えーっと、装備を強化か新しい素材を作れるかっていう話です」


 ミルさんの技術でこのレベルの素材は取り扱えるのだろうか。もし取り扱えるなら俺のワンパターンな戦い方がなんとかなるかもしれない。


「行けるわよ。でも時間はかかるわね」

「本当ですか!?」


 ミルさんでも取り扱えるそうだ。すげーな。何げにβテストからやってるだけある。それなのに初期街にいるのは少し残念だが。


「それでどんなものが欲しいのかしら?」

「毒を使えるようになりたいとは思ってます。ただ自分から使うっていうよりはカウンターみたいな感じで使いたいですね」


 そう、俺はそもそも速度も攻撃力もないので俺が毒の攻撃をしても遅かったり攻撃力が低かったりするだろう。だから、受け寄りの毒を使いたいのだ。


「なるほど。そうなると装備の強化かアクセサリーの付与みたいな感じになりそうね」

「装備の強化?そんなことできるんですか?」

「行けるわね。性能にさらに追加するみたいな感じよ」


 そんなことができたのか。まあ確かに装備強化するたびにまた素材取るのも大変だからな。それに生産職の人も大変だろう。そう考えると確かに必要な機能か。


 この場合だとどんな感じになるんだろうか?攻撃を喰らったら毒の棘か何かが刺さるのだろうか?


「どんな感じになるんですか?」

「そうね〜、ジンくんの装備は棘型の装備だから攻撃を与えたら毒状態にもなる、みたいな感じかしらね」


 やはり想像通りの感じになりそうだ。攻撃をしたらダメージ喰らうししかも毒状態になるってどんな理不尽だ。毒耐性がなかったら相当俺を相手するのが厳しくなりそうだな。


「ただ、それだと使うのが毒嚢だけになるのよね。他に何か欲しいものはあるかしら?」


 今回持ち込んだ素材は3つ。毒を作り出す毒嚢と、蛇の部分の牙、さらに胃袋だ。


 なんだこの微妙な素材のチョイスは。運営は何を考えてこの絶妙な三つをドロップするようにしたのだろうか。


 とはいえ、どれも効果が1級レベルなのは間違いない。倉庫番にさせるには勿体無いだろう。


「うーん、じゃあ能動的に毒にさせるアクセサリーか何か作れますか?」

「分かったわ。じゃあ残りの二つを使って自分から攻撃できるよう調整してみるわ」

「はい、お願いします」

「それと装備も強化するからそれも置いていってね。ないと困るだろうけどできるだけ早くするよう頑張るから」


 あ、そういえばそうだったな。装備の強化をするということは装備を預けなければいけないということ。そうなると戦力が下がる。


 となると、新しい装備を作ってもらう間は新しいフィールドの攻略は無理そうだな。まあ仕方ない。情報を集めるか暇つぶしでもしていよう。


「わかりました。よろしくお願いします。それと値段は?」

「あ、お代は結構よ。面白い素材を見せてもらったからね」


 今回はお金は必要ないらしい。実はあまりお金が残っていなかったりするのでこれは助かる。


「ありがとうございます」

「それじゃあ、完成したらまた連絡するわ。大体二日くらいと見積もってくれればいいわ」


 と、装備を預けて俺は外に出る。


 そういえばスキルポイントが結構余ってたよな。何かに使えないか確認してみるか。


 確認してみるとスキルポイントは65ポイントも余っていた。


 ・・・どれだけスキルポイント割り振るのサボってたんだ俺。もっと積極的にやらないと。後々困るのはお前なんだぞ俺。


 と、脳内で自分に語りかけるという気持ち悪いことをしながら俺は何に割り振るか考える。


 今のところ思い浮かぶのはメインアタッカーになっている【自爆】か【反射】だろう。まあ、最近自爆ばかり使っているから自爆を強化したいのも山々なのだが、今回は反射を強化することにする。


 理由としては、今回レッサーポイズンドラゴンを倒すのに時間がかかったことと、防御力貫通の大事さをゴーレム戦で思い知ったからだ。【自爆】は防御貫通攻撃ではないからゴーレムのような敵には効きづらいのだ。


 そんなわけで反射火力が大事だと思った俺は【反射】にスキルポイントを割り振ってレベルを上げた。


 レベルが上がった後の効果はこんな感じだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル名:反射

レベル:4

能力:自分の受けたダメージの10%相手に反射する。防御無視攻撃。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 今回のレベルアップでは8%から10%に上がった。


 が、色々補正値が乗った後の数値は33%から40%になっている。


 凄まじい伸びだ。俺は自分が強くなったことにニヤニヤしながら、ステータスを閉じた。


 さて、これから何をしようか。

後書き

ミル、実はかなりオタク気質


追記 2026/01/21 21:39

誤字がありました。読む時に違和感を感じたかも入れません。すいません。

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