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ダメージ?そんなのくらってなんぼでしょう~HP極振りの行くVRMMO~  作者: まあ
第二の街イルン

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昇級試験

 その後俺は一旦ログアウトして、次の連絡を待つことにした。


 このゲームはチャット機能に関してはゲームにログインしなくても確認することができる。時間軸が違うのでこのような機能を入れておかないといけないのだろう。


 ・・・まあ、普通に寝るが。



◇◇◇◇◇



 翌朝。


「ふわぁ〜、ねむ」


 俺は特に何事もなく目が覚める。今日は土曜日。学校は休みだ。だから俺は全力でULOをプレイすることにする。


《ULOへようこそ》


 なんだか久しぶりに聞いたような気がするアナウンスを聞きながら、俺はULOにログインする。


 俺がログインするとすぐに通知が届いたことを知らせる音が鳴った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メッセージ

冒険者ギルドより

至急!ログインし次第ギルド本部に来てください。昇級試験を行います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 うーん、めっちゃ簡素的だな。てっきりもっと堅苦しく長い文章で送られると思ったんだが。


 まあ、冒険者ギルドも忙しいのだろう。昨日も俺が報告した時、また面倒ごとかと受付嬢たちの雰囲気がピリピリしていたし。


 と、冒険者ギルドのブラックさについて考えていたら俺はギルドに到着した。


「ジンさんですね。ギルドマスターがお呼びです。至急2階にある部屋に向かってください。」


 俺がギルドに入るなり、受付嬢が焦った様子で俺を催促する。


「わかりました。ありがとうございます」


 俺は軽く返事をしながら、マスター室に向かう。


「やあ、昨日ぶりだね。それにしても忙しいのかい?かなり時間が経ったけど」

「あー、俺プレイヤーなんです」

「なるほど、なら仕方ないね」


 このゲームは現実世界と2倍の速度でゲーム内速度が進行している。なので半日現実世界で過ごすだけで、この世界では1日過ぎてしまう。


 だから俺がプレイヤーだと知ったらギルドマスターはすぐに理解したのだ。おそらく昨日は夜型の生活をしているプレイヤーしか入ってこない日なのだろう。


「来てもらってすぐで申し訳ないんだけど、昇格試験を始めようか」

「はい、よろしくお願いします!」


 俺は元気よく返事をする。と言っても何をするか全くわからないのだが。


「それじゃあまずどの試験を受けるのかだが、君の実力的に2ランク上のCランクの試験を受けてもらう」

「具体的には何をするんですか?」

「本来ならこちら側の用意する魔物を討伐するという条件もあるのだが、すでに君はレッサーポイズンドラゴンを倒している。だから、Aランクの冒険者との手合わせで許可が出たら昇格できるという条件だけになる」

「なるほど?ところでそのAランクのプレイヤーってどこにいるんですか?」


 どうやら俺は俺よりも数段強い冒険者と手合わせをしてその人に許可が降りたら昇級できるらしい。ところが、全くそんな人の気配がない。この部屋にはギルドマスターと俺だけしかいないように思える。


「ふむ、君じゃまだわからないか。影丸、出てきてくれるか?」

「御意。拙者は影丸。この遊戯にて忍者をしている者だ。今回は主の実力を測る役目を承った」


 ギルドマスターが影丸、と呼ぶと部屋の影から急に人が出てきた。


 どういうことだ?明らかにさっきはそこにいなかったぞ?


 それにすげーなこの人。ザ・忍者って感じだ。忍者の中の忍者みたいな服装に口調だ。仮にプレイヤーなのならここまでロールプレイできるのは尊敬に値する。


「あ、よろしくお願いします。影丸さん?」

「うむ、よろしく」


 それにしても忍者、忍者・・・。


 あっ、まさか前の大会でマサキを倒したプレイヤーの1人か?前にマサキがそんなことを言っていた気がする。


 まあ、今そのことを聞くのは野暮なので今回は聞かないが。


 それにしてもマサキの言う通り、めちゃくちゃ忍者だな。まさかこのゲームにこんな人がいるとは。


「それじゃあ、ここでするのもなんだし訓練場に行こうか」


 ギルドマスターが流石にマスター室でするのはまずいと思ったのか、訓練場という場所に連れて行ってくれるらしい。


 ということで、つきました。訓練場。


 受付の地下にあるらしく誰でも立ち入り自由らしいので至る所でプレイヤーが訓練している。


 2人で剣を打ち合ったり、1人で黙々と素振りをしていたり、寡黙に訓練用の藁人形に弓を打ち続けているプレイヤーなど様々だ。


 こんな場所があるなんて初めて知ったぞ。運営。こんな便利な機能があるならチュートリアルで教えろよ。


 と、こんな便利な場所があるなら教えろよと愚痴を心の中でこぼす。


 が、後から聞いた話によると訓練場は最初の街にはなく、この街から出来たらしい。解せぬ。


「じゃあ、影丸。よろしくね」

「御意」


 と、しょうもないことを考えていたらギルドマスターが離れていく。


 彼女も書類仕事とか色々忙しいのだろう。小走りでマスター室へ向かっていった。


「任務を始めるとしよう」

「よろしくお願いします!」


 それにしても俺のプレイスタイルでこの人に認められているのだろうか。俺は速度が0だし、それ以外も壊滅的だからプレイヤースキルも終わってるんだが。


 俺は少し合格できるか不安を感じながらも影丸さんと対峙する。

後書き

影丸「拙者は影丸。以後、よろしく頼む」


忍者さんついに登場。ちなみに彼はトップランカーの1人になっていたりする。

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