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ダメージ?そんなのくらってなんぼでしょう~HP極振りの行くVRMMO~  作者: まあ
第二の街イルン

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リザルトと冒険者ギルド

《レベルが上がりました》

《既定のスキルのレベルが上がりました》

《称号【相討するモノ】の効果が発動しました》


 俺が死に戻りすると、今回の戦闘のリザルトアナウンスが聞こえてきた。


 一応今回は死が同時ではなく向こうのほうが早かったのだが、持続効果で殺された場合も称号の効果は発動するようだ。


 これに関しては結構ありがたい。俺は状態異常系にめっぽう弱いのだ。仮にその敵を倒せたとしても状態異常で死ぬことは今後何度もあるだろう。


 そんな時に報酬が増えるのはありがたい。


 今回の戦いではレベルが丁度職業進化のあとだったので1から一気に15まで上がった。それほどまでにあいつは強かったのだろう。


 それに伴って俺の体力が3000を超えた。つい先ほどまで2000を超えて喜んでいたのにいつの間にかその1.5倍になってしまった。


 やはり【HP極振り】がやばいな。補正値も加えて2倍にするとか意味がわからないもんな。そりゃあここまでインフレしていくだろう。


 それはそうと、運営は調整しないあたりを見るとこのぶっ壊れスキルがあっても良いんだろうな。いやー、助かる助かる。


 そして、今回の戦闘でレベルの上がったスキルは毒耐性、挑発、HP強化、HP自動回復の4つだった。


 その中で能力が変わったのはこの二つだけだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル名:HP強化

レベル:4

能力:自身のHPを100増やす。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル名:HP自動回復

レベル:3

能力:毎分15%自身のHPを回復する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 あとは挑発がクールダウンが減っていたのと、毒耐性はいつもの如くテキストが一切変わっていない。本当に毒耐性のレベルが上がっているんだろうか。


 確かにフォレストビーと比べると明らかに毒の強さが強かった気もするのだが、微妙な差なのでよくわからない。


 と、まあ今回のドラゴン戦のリザルトはこんな感じだろう。



◇◇◇◇◇



 もしあのドラゴンが山の下腹部にゴロゴロといるようなら攻略を諦めようと思って情報を聞くべく俺は冒険者ギルドに来ていた。


 冒険者ギルドに素材以外で来るのも久しぶりだな。最初から今まで素材以外で来たことがなかった。


 まあ、別に依頼とか取らなくても素材売ってるだけでそこそこ儲かるからな。


 と、そこら辺の冒険者に聞いても良いのだが、一応普段出てこないとかならまずいと思って俺は受付に並ぶ。


「次の方どうぞ〜」


 数人ほどの事務処理が終わって、俺の番が来たようだ。


「今日は何のご用で?」

「あ、すいません。ちょっと魔物の報告なんですけど」

「はい、何かありましたか?」


 受付嬢の人はずっと対応をしていて疲れているのか少し口調が強めだ。まあ、時間も時間なので仕方ないが。が、スマイルは崩さない。


 そういうところは尊敬できるな。絶対に忙しいからいくら給料が良くてもなりたいとは思わないが。


「そういう場所なら申し訳ないんですけど、西の山?にレッサーポイズンドラゴンが出たんでs」

「レ、レレレレッサーポイズンドラゴン!?」


 俺が言い切る前に受付嬢の人がたいそう驚いた様子で、ドラゴンの名前を叫ぶ。


「やっぱり珍しいものなんですか?」

「め、珍しいなんてものではないですよ!今ままで一度も目撃情報がなかったんですよ!?」


 やはりあの強さはおかしかったようだ。受付嬢がめちゃくちゃ驚いている。


「あわわ、今すぐ討伐派遣隊を編成しなければ。いや、その前にギルドマスターに報告?いや、依頼を出す所から?」


 受付嬢があわあわと焦った様子で対応を迫られている。それにまだ討伐されてないと勘違いしているようだ。


 あ、これ知ってる。俺何かやっちゃいました?ってやつだ。


 まさか俺がこんなテンプレに出会えるとは思っていなかったので、少し感動しながらも急いで勘違いを直さないといけないと思い声をかける。


「あー、討伐はもう終わっています」


 俺はレッサーポイズンドラゴンの素材の一つである毒嚢を取り出す。


「え、えーー!?」


 受付嬢はまた驚きを全身を使って表す。


 ・・・この人感情豊かだな。好感をもてる。


「ちょ、ちょっと待っててください!このレベルは私じゃ請け負えません!」


 そう言って受付嬢は2階への階段をドタドタと音を立てながら行ってしまった。


「おい、聞いたか?」

「あ、あぁ、レッサーポイズンドラゴンだってな」

「あの少年が倒したのか?」

「そうらしいな」


 受付嬢の人が大声を出していたのが周りの冒険者の耳にも入っていたらしい。ざわざわと騒がしくなり始めた。


 明らかにこちらを見ているし、話もレッサーポイズンドラゴンについてだ。


「すいません!ギルドマスターに連絡がついたのでついてきてください!」


 俺が居心地の悪さを感じていたら先ほどの受付嬢がまたドタバタと階段を降りてきた。


 良かった。このまま居心地が悪いまま放置されてたら困ってた所だった。


 俺は冒険者の好奇の視線を後ろに受けながら受付嬢についていく。


 俺が案内されたのは小さな部屋だった。中にはギルドマスターなのだろうか、黄髪で気の強そうな女性が座っていた。


「あ、掛けていいよ」


 そう言われたので俺はギルドマスターの前にあるソファに座る。


「君がレッサーポイズンドラゴンを倒したっていう人だね」

「あ、はい。でも俺全然強くないですよ」

「失礼だが、その証拠を見せてくれないだろうか?私も自分の目で見ないと信じられないんだよね」

「わかりました」


 そう言って俺はまたレッサーポイズンドラゴンの毒嚢を見せる。


「おぉ、本当なんだな」


 ギルドマスターはそれを一目見ただけでレッサーポイズンドラゴンの素材だと分かったようだ。


 すげーな。さすがギルドマスターをしているだけある。


「君の冒険者ランクはどのレベルだ?」


 冒険者ランク。めちゃくちゃ久しぶりに聞いたな。確か俺は最低だったはず。


「Eランクです」


 そういうとギルドマスターは少し目を開き、その後ため息をした。


「はぁ〜、これほどの優秀な人をEランクに置いているとは冒険者ギルドもまだまだだな」


 そういえば依頼を一切受けてないから進級の条件を満たせてなかったな。


「よし、分かった。君をEランクに置いておくと色々問題があるから昇級テストを受けてもらう。とは言っても簡素的なものだが」


 どうやら冒険者ランクを上げないといけなくなったらしい。


 まあ、俺みたいな強さの人が最低ランクだと、同じランクの人が勘違いして死んでしまう可能性もあるからな。仕方ないといえば仕方ない。


 その後、今日はかなり夜遅くなってしまったから一旦解散する旨になった。


 また連絡をするからその後に来いということらしい。


 俺はギルドから出る時に、


「お前みたいな奴がレッサーポイズンドラゴンを倒せるはずがねぇだろ?」


 みたいなテンプレを期待していたのだが、そんなことは起きなかった。


 少し期待していたばかりに残念だ。

後書き

新登場、ギルドマスターさん。


ジンのステータスがかなりごちゃついてきたので一度まとめた作品を出そうと思います。


参考にしてもらえると助かります。

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