ボス戦:後半
「さあ、第2ラウンドと行こうか」
俺がそうヘビに語りかけると、ヘビは一瞬驚いたようにこちらを見るが、すぐに戦闘態勢に入り睨みつけてきた。
今の体力を確認すると、148/300だった。ボスのHPバーがギリ半分を切っているのでこのまま行けば倒すことはできると思う。
だ、大丈夫だよな?第二形態とかないよな?
「シャアァァ」
そして、物理攻撃は効かないと判断したのかヘビは毒の塊をこちらに向けて吐き出してきた。
「くそっ」
俺のAGIは低いを通り越して0なので、その攻撃を避けれるはずもなく直撃する。
急いでステータスを確認してみると、直撃によるダメージは少なく、30ダメージほどだった。
が、状態異常として毒状態(中)と表示されていた。
今まで表記されていたのは恐らく小で、1秒間に1ダメージだったのだろう。が、中になってことでダメージが1秒間に3ダメージになってしまい、かなりの勢いでHPが減っていく。
「シャアァァァ」
そして、それを見てヘビは毒の塊を避けることができないと判断し、次々と毒の塊を俺に向けて吐き出してくる。
「くそっ」
俺はなんとか一部の塊は予備動作を見て回避したがほとんどの塊をくらってしまった。それに伴い、直撃によるダメージは合計で200ダメージまで膨れ上がり、状態異常も毒状態(大)になってしまう。
毒状態だけでも、1秒間に5ダメージも受けるようになってしまった。
が、そのダメージもしっかりとヘビに反射されていて、視界の上に表示されているボスのHPバーもぐんぐんと毒のダメージや塊をくらったときに減っていっている。
「キシャ!?」
これにはヘビも焦ったのか残りHPが1割を切り始めたときにまた、尻尾による薙ぎ払いを打ってきた。
「あっぶな」
しかし、俺はすんでのところで泥沼にしゃがみ込み薙ぎ払い攻撃を避けた。
・・・よく避けたな。頭が冴えていてよかった。
そして、蛇の尻尾はそのまま空を切り、近くにあった岩に叩きつけられ、岩は破裂した。
ボガアァァァン!!
怖すぎだろ。今の攻撃喰らったら絶対死んでたんだが?蛇も最後の力を振り絞って攻撃してきたってことか?
そして、ヘビはまさか最後の攻撃を避けられるとは思っていなかったのか、ギョッとした顔でこちらを見てきた。
が、すでに俺の毒ダメージの反射でボスのHPは残り1桁になっている。反撃は不可能だろう。
「キシャァァ・・・」
ヘビは苦虫を噛み潰したような顔をしながら死に、消えていった。
そして、俺もボスを倒したからといって毒状態が消えるはずもなく、ぐんぐんHPが減っていくので、急いでボスを倒したときに出てきた宝箱の中身を入手し、
「やっぱり締まらない終わり方だな。」
と、つぶやきながら入手したものを確認する暇もなくリスポーンした。
死ぬ直前に大量のアナウンスが流れていたが、確認するのはリスポーンしてからだろう。




