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ダメージ?そんなのくらってなんぼでしょう~HP極振りの行くVRMMO~  作者: まあ
初期街

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18/89

大会

「いよいよだな」

「ああ」

「じゃあ、俺は3ブロックの方に行ってくるな」

「ああ、1位取ろうな!」

「おう!」


 と言って、マサキは3ブロックの広場に向かっていってしまった。


 することがなくなった俺は周りを見渡す。魔術師や剣士、さらには魔物を引き連れているテイマーのような人等がたくさんいる。


「なあなあ、あれって・・・」

「だよな・・・」


 ん、なんだ?やけに視線を感じるな。もう一度周りを見渡すと俺と目が合わないように、サッと視線を下にされてしまった。


 なんでだ?俺なんかしたか?


「それでは、大会開始までのカウントダウンを開始します」

「「「うおおおぉぉぉ!」」」


 なんでこんな視線を向けられているのかを考えている間にカウントダウンが始まってしまった。


「「10、9、8、7、6、5、4」」


 さあさあ、もう始まるぞ。


 俺はどこに転移してもいいように身構える。


 え?どうせ避けれないんだから身構える意味ないだろって?


 うるせー。こう言うのは気の持ちようなんだよ。


「「3!」」

「「2!」」

「「1!」」

「「スタート!!」」


 そして俺はふわりと来る浮遊感を感じ、気づいたら森にいた。


「森スタートか、できれば草原とかのほうが良かったな」


 俺はしばらく歩いてみることにする。


 しばらく歩いていると、


 ガサッガサガサ、ガサッ


 と、隣の低木の方から音がした。


「誰かいるのか?」


 と、問うとその低木の中から男の人が出てきた。


 剣を持っているため、おそらく職業は剣士だ。


「なんだよ、強いプレイヤーかと思ったら武器も持ってないような雑魚だったか。警戒して損したぜ」


 イラッ


 なんだこいつ。俺を雑魚だと思ってやがる。まあそっちの方が都合がいいから訂正はしないが。


「ふふ、雑魚だと思うなら攻撃してみろよ」


 と、少し挑発するような声で言ってみる。


「ああ、もちろんそのつもりだ、よっ!」


 そして、その男は剣を抜きこちらに突っ込んできた。


「スラッシュ!」

「ぐふっ」


 当然俺はこれ正面から受け止める。


 が、80ダメージほどしか食らっていなかった。


 ゴブリンよりも与えられるダメージ少ないって。さてはこいつ弱いな?


「ははっ、どうだ。やはり攻撃も避けられないような雑魚だったじゃないか」

「それはどうだろうな?」


 俺は不適な笑顔を浮かべながら返事をする。


「なに?なぜ死なない!」

「そんなことより自分のHPを確認してみろよ」

「は?なんで俺のHPが0になってるんだ?」


 男のプレイヤーは心底不思議そうな顔をする。


「俺に勝ちたかったらもっと最大体力を増やして出直してこい」

「なんで・・・」


 と言って男の人は消えてしまった。


「ふむ、なかなか戦えるんじゃないか?」


 今回の戦闘でかなり自信がついたぞ。もしかしたらこのレベル帯なら無双できるかもしれないな。


 と淡い期待を抱きながら、俺は森を抜けようとどんどん進んでいった。


「ん、なにか戦闘音が聞こえるぞ?」


 俺が森から遠ざかるにつれて、その戦闘音は大きくなっていく。しかも近づいてわかったが、1つや2つじゃなく何個も聞こえる。


「よし、森を抜け・・・」


 俺が森を抜けるとそこはバトルロイヤルというのにふさわしい戦場になっていた。


「おらおらおら、潰れろおぉぉぉ!」

「なにをおおおぉぉぉぉ!」

「ぐはっ」

「ふはは、勝ったぞおぉぉぉ!?なんでお前が・・・」


 ざっと見た感じ戦っている組は10は超えている。


 その場はまさしく戦場である。


「おいおい、今森を抜けてきたやつがいるぞ」

「いいカモだ。やれ!」


 と、何人かのプレイヤーに俺に攻撃を加えてきた。が、幸いにも俺は森を抜けている間にHPは全回復しているので、死ぬことはないだろう。


「いっ・・・!」


 俺は大量の魔法や矢、剣をくらい、ボロボロになった。


 うーむ、これだけの攻撃は喰らったことがないから、めちゃくちゃ痛いな。


 HPを確認するとなんと合計して250ダメージもくらっていた。


 危ない。死ぬところだったぞ。


「ふふふ、流石に倒しただろう」


 と、最初に命令を出した大男が勝ち誇ったかのような顔で言った。


「残念だったな」

「んな!?なんでまだ生きている!?」

「もちろん削りきれなかったからだろ」


 俺は呆れながら返事をする。


 なんだこのゲームの連中は?なんで俺に攻撃を喰らわせて俺が生きてたら全員驚くんだよ。


「そんな、だが、まだまだ攻撃すれば・・・は?なんで俺のHPがなくなってるんだ!?」

「俺のスキルだ」

「まさか、お前があの・・・」


 と、気になることを言いかけて大男と他何名は消えていった。


 『あの・・・』なんだ?プレイヤー?魔物?


 うーん、まあこのことは保留だな。


「さて、他に俺と戦いたいやつはいるか?」


 と、俺が周囲に聞くと、殆どのプレイヤーが顔を青ざめさせて俺から離れていく。


 が、残った男がいた。そいつの見た目は筋肉ムキムキのスキンヘッドに目に傷がある、いかにも不良みたいな男だ。


「おい、お前ら!こいつが噂のやつだ。大丈夫、さっきの奴らが削っている。俺たちが連携して戦えば倒せるはずだ!」

「ああ、たしかにそうだな!」

「おう!」

「やるぞ!」


 と、まわりで戦っていた連中たちが急に連携をし始めて攻撃してきた。


 なんだお前ら?さっきまであんなにビクビクしていたのに、急にやる気を出しやがって。


「喰らえ!ファイヤーボール!」

「いけ!風の矢」

「スラッシュ!」


 と、大男に便乗した奴らが俺に攻撃してきた。


「うぐっ」


 またもや大量の弓や、魔術、斬撃などをくらってしまった。


 流石にこの物量の攻撃を喰らって耐え切れる自信はないな。


 一応生きているかもしれないと思って、ダメージを確認してみるもやはりHPの残りは0だった。


「くそっ、やられたぜ」

「やってやったぞ!」

「「「うおおぉぉぉ!」」」


 スキンヘッドの号令に合わせて他のプレイヤーも雄叫びを上げる。


 が、お前らも巻き添えだ。


「だが、お前らも巻き添えだ。一緒に死ぬぞ」

「は?」

「おい、HPが0になってるぞ」

「俺もだ!」

「私もよ!」

「くそっ、してやられたぜ。ちなみにお前、名前は?俺の名前はイルブルクだ」

「え?ああ、俺の名前はジンだ」


 そして俺たちは皆同時に消えたのであった。

後書き

イルブルク、新登場。


が、今後登場するかは未定の模様。

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