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レオンティエンとして 登場人物 ネタバレ有り

主な登場人物まとめです。

ネタバレが有ります。

・レオンティエン

 菊理の転生先の名前。

 現在、王国に五人しかいない宮廷魔導士。史上最年少の十歳でなり、王に願い出て家との縁を即座に切った。

 ただし、まだ子供なので二十歳になるまでの間、『灰燼の炎魔王』が後見に名乗り出た。

 騒動の一年半後に勃発した戦争で、国王より聖結晶と魔喰の大鎌を譲り受ける。

 のちに魔喰の大鎌には『リッデル』と名付けられる。



・カトリーン・ヴァンダム

 元妹。自虐に走る癖があるが、弱者の振りをして我が儘を通す為の演技。都合よく泣き喚くのが特技。

 姉の婚約者を奪う為に、神杖の破壊と冤罪の擦り付けを提案実行し、投獄される。

 姉に助けを乞うが、縁はすでに切っているから知らんと、見放される。

 勉強から逃げ続け、ダンスもマナーも最低限しかこなせず、『ヴァンダムの空っぽ娘』と蔑称されていた。

 一年後、釈放されたが修道院行きになっていた。移動途中に何度も逃亡を図るが失敗し、数度目の逃亡で魔物に遭遇して死亡する。この情報は国王の元にのみ届き、菊理には齎されなかった。

 


・ヴァンダム子爵夫妻

 菊理にとっては両親だが、カトリーンを溺愛している。十歳の時に長女がいなくなっても気にしない。菊理にとってはお決まりだが、記憶を取り戻す前は虐待を受けていた。

 姉妹で魔法の才に差が異様にあるので、姉を気味悪がっていた。

 カトリーンが投獄された際は減刑を願い出ろと迫るが、縁はすでに切っているから知らんと、追い返される。ついでに国王から裏でやっていた事について追及され、処罰を受けた。

 処罰内容は領地没収、爵位剥奪、三十年の強制労働、平民落ちとなる。

 しかし、戦争が始まると元子爵は徴兵され、東の最前線で戦死。元夫人は徴兵こそされなかったが、前線への物資運搬の人手に駆り出される。移動中に敵国より襲撃を受けた際に脱走を図るも、敵兵が放った広域攻撃魔法から逃げ切る事が出来ず死亡。



・ヘリット・セードルフ

 菊理の婚約者。公爵家三男だが、実は庶子。卑屈で流されやすい。

 カトリーンと婚約する為に神杖の破壊と冤罪の擦り付けを実行し、投獄される。

 父親からは勘当を言い渡され、身分も剥奪され、国外追放処分を受けた。

 投獄後、祖父から教育不要の理由を直接語られる。

 釈放後、職を求めて北に向かうも、徴兵される。大国同士がぶつかり合う最前線に送られ、半年後には戦死する。



・セードルフ公爵

 ヘリットの父。馬鹿をやったので勘当した。

 婿入りで息子が三人いるが、二人は前夫の子供。妻は『どうせ死ぬなら戦場で』と言う武闘派。

 婿入り前は伯爵家の次男で平民の恋人がいた。身分違いの恋は認められず別れたが、婿入り後に、子供が出来た事を知り先代に頭を下げて援助の許可を取り、更に数年後母親が亡くなった為、再び先代に頭を下げて引き取る。この時引き取ったのがヘリットだった。

 どれほど能がなくとも教育すれば使い物になると、先代公爵に懇願した。しかし、先代に『教育不要』と切り捨てられ、公爵家の人間として最低限の教育しか施せず、悩んでいた。

 レオンティエンが同僚となった数年後。婚約者の座をどうにか勝ち取り、彼女と婚約させる為に必要だからと息子に三年間教育を施すも、ヴァンダムの空っぽ娘に息子が誑かされて、婚約はなくなる。

 息子勘当後は、同僚として接している。

 戦争時、東の国との防衛線に義理父や妻と肩を並べて参戦するも、義理父を良く思わぬ裏切り者の登場により、妻を庇って戦死する。

 妻は魔力が底に着くまで戦い、父の部下と裏切り者と一緒に菊理の広域魔法で葬られる。

 魔法が放たれる直前、菊理は念話で会話をするが『父や夫のところに逝きたいから裏切り者共々討って欲しい』と懇願された。



・先代セードルフ公爵

 苛烈な性格だが、職務では辣腕を振るう様から『魔王』と呼ばれ恐れられる。

 三十年前の隣国の戦争で他の追随を許さぬ功績を打ち立て、『灰燼の炎魔王』と畏怖される。

 本人曰く、焼けば全て解決する。

 菊理の後見に名乗り出る。『身分で苦労する有能な人材は保護すべき』と言う考えがあり、菊理以外にも後見をやっている。

 あまり知られていないが面倒見がいい。

 意外な事に、庶子のヘリットを引き取る事には反対せず、三年間ほどは性格と能力の見極めの為に直接教育を施すなど面倒も見ていた。

 ヘリットに教育不要と言ったのにも理由があり、『教育を施しても、庶子の出である事を理由に卑屈になり才を自ら潰す』と判断したから。投獄後の面会時に、自らの口で教育不要の理由を語った。

 戦争時、東の戦場に娘と婿の二人と肩を並べて前線に立つも、自身を厭う裏切り者により戦死する。裏切り者が発覚した際に『裏切り者共々討って欲しいと』王に願い出た。

 戦死後は王の判断で陣形が変わり、生き残りの部下は全員裏切り者と一緒に菊理の手により葬られた。



・司祭長

 神殿のまとめ役。神殿では冠婚葬祭や、婚約の取りまとめなどを行う場所である為、国内の婚姻、婚約状況などに詳しい。

 戦争時、菊理に神杖を授ける。神殿で難民や孤児の対応指示をしていた為、国が滅びても生き残った。しかし、同時に王都で聖結晶の行方を知る唯一の人物となったので、機を見計らって自害する。



・クラーセン侯爵

 宰相。国王とは気の置けない幼馴染。

 戦時下、王に聖結晶を誰かに預ける事を提案する。最終局面では王と共に、自ら首を差し出して戦争を終わらせた。



・国王

 国のトップ。有能だが、まじめな人ではない。隙を見て仕事をサボり、王妃が派遣する近衛騎士団長率いる捜索隊に捕まって、執務室に連行される。菊理曰く、割と愉快な人。

 今回の騒動を機に、言いがかりをつけて強制捜査し、不正していた複数の貴族に処罰を下したりと、抜け目はない。

 息子三人、娘二人と大家族。菊理を第三王子の嫁に出来ないか画策していたが、婚約者の座をセードルフ公爵に取られた隙に、他国から婚約者をねじ込まれてしまったので諦めたと言う隠れた経緯が存在する。

 戦争が始まると同時に、議会に中立となる事を宣言する。

 実は国が中立と表明する前に、戦争を吹っ掛けられ聖結晶を差し出すなら休戦すると通達が来た。聖結晶を渡し戦争が泥沼化させるか、拒んで滅びるかの二択を迫られ、議会協議の結果、中立でいる事を表明し、防衛戦に突入する。

 四面楚歌の状態が長く続いた為、宰相の提案に乗り、菊理に全ての聖結晶を預ける。この時に合わせて魔喰いの大鎌を譲り渡す。菊理を送り出す直前になって裏切り者が出現。裏切り者が出た東の陣形を変えて捨て駒にし、菊理に命じて裏切り者共々全滅させた。

 王都に侵攻される前に、宰相と共に自ら首を差し出して戦争を終わらせる。


ここまでお付き合いくださりありがとうございます。

登場人物まとめと、各々のその後の様子までを加えました。



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― 新着の感想 ―
[良い点] ヘリットの謎が解けた。 入り婿なのに庶子? と謎かったのでw 公爵は妻を庇って戦死してるし、公爵夫人も父と夫と一緒にいたい…と、結婚してから良い関係を築いたんだなぁ… [気になる点] 誤…
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