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爆縮と体温の機知(13)

真夏のスプーン

形の無いものだけれど

なんとなく

そこにあるかのように感じる

朝のコーヒーもそうだけど

できないならできないで

やりようはいくらでもあって

でも

そこに繋がるものがあるなら

無視することはできない

肩身と片道の知る話


絡まる意味の先に

形があると考えて進む

正解は要らない

初めから

期待していない

足掻きの唐変木は

川の流れに逆らって泳ぎ進む

意味は無い

だから泳げる

楽しんで泳ぎ切れる


夢物語の切れ端だけれど

なんとなく

大切なことのように信じる

昼のランチもそうだけど

要らないなら要らないで

動けなくなることはなくて

でも

そこに力になるものがあるなら

忘れることはできない

頭と数多の数ある話


巻き込まれた先に

形が無いと思いながら進む

不可能は無い

初めから

存在していない

信仰の信徒は

何も無い海の上で幸せを感じる

意味は無い

だから浮かぶ

楽しんで浮かび落ちる


知らない人の温もりだけれど

なんとなく

人間の臓器のように考える

夜のディナーもそうだけど

見えないなら見えないで

中身が変わることはなくて

でも

見せられたものがあるから

信じられるような気がする

一人と時間の動く話


裏切られた先に

形は変わるとして納得する

不変は無い

初めから

少しずつ変わる

昨日見たあの子は

今日見た国道の歩道で変化する

定着しない

だから形を作る

楽しんで形を作る


それを信頼と呼んで

裏切りと云い

それを夢と呼んで

壊れたと云い

それを心と呼んで

無くなったと云う

そんな人間の形を見て

作りたいと思う感情を

人間らしいと呼べる意思は

実にくだらない暇潰しだ





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