ななちゃんと、クリスマスケーキ
ななちゃんは、大きなクリスマスケーキを前に、何やら決めている様子に、ママやパパ、かなちゃんは笑いを堪えています。
「しゃんたしゃんは、かなしゃん。となかいしゃんは、まま。ぱぁぱは……きしゃんで、ななは、いちごしゃんでちゅ!」
かなちゃんが、ななちゃんにこっそり
「なな、これクリスマスツリーっていうんだよ」
「き(木)しゃんでちゅよ」
ママとパパは姉妹の会話に大笑いです。
クリスマスケーキの上には、砂糖菓子のサンタクロース・トナカイ・クリスマスツリー、そしてななちゃんの大好きな苺が飾られています。
ママがクリスマスケーキを切るのをじっと見つめる、ななちゃん。
「ななに見つめられてると切りにくいわね」
ママが笑いながらななちゃんの視線に応える。
「苺が気になるんだよ」
かなちゃんが、答えを言い当てる。
「なな、どの苺が良いの?」
ななちゃんに甘いパパは、ななちゃんに声をかける。
「おっちい、いちごしゃんでちゅ!」
そうだろうね。とみんなの笑いがそう物語っている雰囲気の中
「ママ、この部分をななに切ってあげて」
かなちゃんが真っ赤で大きい苺がのっているところを指定した。
「そうよね、これよね」
ママが呟いた瞬間、ななちゃんの瞳がキラキラ輝いた。
ななちゃんが、食べきれるサイズにカットされた小さなケーキの上には真っ赤な大きい苺が、のっています。
「ケーキと苺のバランスが……」
ママもかなちゃんも百も承知の事なので、黙って見ていたのに、パパがついつい本音を漏らしてしまった。
パパに取られると思ったのか、ななちゃんはパパに向かって言いました。
「ななの!」
「ななのケーキ取らないよぉ」
「ぱぁぱは、き(クリスマスツリー)しゃんでちゅ」
「ありがとう」
「はいでちゅ!」
ケーキを切るママとかなちゃんは、このふたりの会話に堪えきれず大笑いです。
「まま、かなしゃん、たのちいね」
ななちゃんのこのひとことで、今年のクリスマスも楽しく笑いの絶えない1日となりました。




