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ありふれた男子高校生の日常

作者: 竜田揚げ

おはようございます。

今日もいつもと変わらない日常です。


目が覚めたら美少女が布団に入ってることもなく、異世界に召喚されるでもなく、超能力に目覚めることもなく、、、etc.


そんなことを寝ぼけた頭で考えてたら衝撃的な事実に気づきました。


『『『朝勃ちしてない』』』


。。。僕の息子は枯れたのでしょうか?

いや、そんなことはありませんでした。パンツの一部がべしょべしょです。


これ、母はどんな気持ちで洗濯するんでしょうか?

一応洗濯かごに入れる前に手洗いしておきましょう。


私はなんて親孝行な息子なのでしょう

そして私の息子はなんて親不孝なのでしょう。


そんなのんびりと思い耽っていたら母が部屋をノックしてきました。


( おぉ。これが世界の終焉か、、、)


『朝ごh

「起きてるから!下で待ってて!!!」

『なんなのよ、まったく。。。(トントントン


(ふぅ、嵐は去った)


私の人生はまだ終わってなかったみたいです。


とりあえず、顔洗うために洗面所に行きます

もちろんべしょべしょのパンツと替えのパンツも忘れずに。


おっと危ない、部屋の窓を開けて換気するのを忘れるとこでした(ガラっ

これで完璧、証拠は何一つ残ってない。


後始末を終えて下に降りると、、、いつもと変わらない光景でした

朝ごはんに新聞広げる父に台所に立つ母。


海外から来た超絶かわいい居候が座ってる

なんてこと考えてしまう自分が恥ずかしい。


ーこの後家出るまで何もなかったから割愛ー


夢精の処理のせいでいつもより家出る時間が遅くなってしまった

少し急ごう、遅刻してしまうかもしれない。


いつもの通学路を小走りで駆け抜ける


自転車にニケツしたカップルに追い抜かれた

ただそれだけなのに

『お前は負け組だ』

という彼氏の声が聞こえる気がする。


確かに私の人生に彼女という二文字が刻まれたことはない

だが、私はそんなこと気にしない。


「大学になったら彼女ができる」

「高校までの恋愛はお遊び」


彼らはこの格言を知らないのだろう

知ってる私は逆に彼らより精神的に一歩先に進んでいるとも言える。


『ふっ、爆ぜろリア充』


何か頭の中で聞こえた気がしたが気のせい、気のせいに違いない。



小走りしたおかげでなんとか遅刻はせずに済んだ

追い抜いていったカップルは校門前で鬼ゴリラ(体育教師)につかまって説教を受けていた。


鬼ゴリラ、嫉妬もほどほどにな

と思いながら心の中でグッジョブを連打しといた。


走ったせいか少し眠い。多分夢精の疲れもあるのだろう

1限始まるまでまだ時間があるし少し寝よう。



、、、気がつけば5限が終わってた。


ま、まあノートは◯◯氏に借りて写せばいい

秘蔵のAV1本貸せばなんでもしてくれるチョロ。。。こほん

いい親友、もとい同志だ。


こう見えて私には同志が多い

男子高校生の大半は同志といっても過言ではない。


サッカー部などの一部のリア充はかわいそうだ

一部でしか群れられず基本的には男子から嫌われる。


女子は向こう側に着くだろうが関係ない

数ではこっちのほうが有利だ。


放課後リア充たちは部活動なんていう非生産的なことをしている。


だが、私は違う

家で嫁を待たせているから早く帰らなければならない。


今日は睡眠学習をたくさんして脳が疲れているから嫁に癒してもらいたい

嫁は常に私を癒してくれる正に理想だ。


そんなことを考えてると疲れた気持ちもどこ吹く風

スキップすら出てしまう。


、、、今、女子から冷たい視線を感じたが

気にしない、リアルはクソだ。



家に帰ると母が今日はどうだったか聞いてきた。


「別に、普通」


私は正直に今日あったことを言い自分の部屋に向かった。


部屋について着替えてPCを立ち上げると嫁が笑顔で迎えてくれた

自然とこちらも笑みが零れる。


「やっぱ俺の嫁マジすこ。」


晩御飯までまだ2時間近くある

疲れも取れたので日課である嫁との戯れをしよう。


~2時間後~

熱中していたらティッシュの箱の中が空になっていた。


昨日新しく交換したばかりなのに早いな


と思いながら後処理に勤しむ

仕方がない、俺の嫁が可愛いのだから。


後片付けがちょうど終わったタイミングで母が晩御飯だと呼びに来た

ここまでくると阿吽の呼吸、いや見計らって呼んだかのようだ。


今日の晩飯はカレーだった

疲れた体にカレーはしみる、2回戦目ができそうな気になる。


いや、明日も学校があるからさすがにやめておこう。


カレーを腹一杯食べたら風呂がちょうど沸いていた

実家で暮らすありがたみを実感する。


携帯用防水ケースをもって風呂に入る

嫁との混浴、至福のひと時だ。


嫁といるといついかなる時も幸せな気持ちになる

これが愛なのだろう。


朝すれ違ったカップルはここまでの感情を抱けるはずがない

リアルのカップルは喧嘩は日常茶飯事、無駄にお金がかかるだけの恋愛だ。


風呂から出て体を拭いてる時にそんなことを考えていた

まるで自分が彼らに嫉妬しているみたいで馬鹿らしい。


部屋に戻ってから◯◯氏から借りたノートを移す作業に専念した

嫁はそんな俺の姿をずっと見て応援してくれる。


ノートも写し終え時間を見ると日付が変わりそうだった。


「よし、寝るか」


横になりながら

(嫁の世界で目覚めますように)

と心の中で願いながら今日も眠りにつくのであった



終わり

読んでくださりありがとうございました

初めて小説を書いてみて難しさを実感しました

それでも楽しんで読んでくださったら幸いです

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