表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遭遇  作者: 山本ひろし
8/13

第10話

第十話 5人


正太は、じゅんのことを4人(たけし、前田、拓郎、由美子)に話した。4人も「化け物」を見たと言った。「くそー、、どうなってんだ。この町は、、。」とたけしが頭を抱えながら言った。他の皆も同じ事を考えている感じだった。すると、前田が「他の子は?皆もう襲われちゃったのかな、、あの化け物に、、。」「いや、それはない。」とたけしが言った。「まだ逃げてたり、隠れたりしている人がいるんだから。きっと俺らのクラスメートで他に生きてるやつはいる。」

正太は、じゅんを何とかして助け出さないといけないと思った。だから、できるならこの4人にも協力してほしいけど、そんな事を言っても誰も協力してくれないと思った。「あっあの!」と高めの声を出してしまった正太は、皆がこっちを向いてるのを確認すると勇気を出してじゅんを助けるのを協力してくれないかと言うことにした。「みっ皆聞いてくれ。じゅんは僕の昔からの親友で、えっと、、。」正太の喋りがとまった。すると、たけしが「何が言いたいんだ?」と言ってきた。正太は、もう言うしかないと思い「じゅっじゅんを助け出したいんだ!」と声をあげて言った。周りが静かになった。正太は、助ける方法も分からないのにそういうことを言ってしまったので恥ずかしくてずっと下を向いていた。「でも、どうやって?」と由美子が聞いた。正太が、今一番聞かれたくないことだった。その次に前田が、「あの「化け物」に勝てると思ってるのか?」と言ってきた。正太は、下を向いたまま答えることが出来なかった。暫く沈黙が続いてから、たけしが口を開いた。「分かった。協力しよう。」それを聞いたその場にいた4人は唖然とした。その場にいた誰しもが、たけしの口からそんな言葉が出てくるとは思っていなかった。「このまま、訳も分からずあの「化け物」に殺られるんじゃたまらない。」たけしが言った。「だから、みんな!正太に協力してくれ!じゅんを助け出して、「化け物」を叩きのめす!」4人は無言のままだった。「このままじゃ、お前らの家族も食われて殺されるぞ!」その言葉でたけしに4人の視線が向けられた。それから、正太はたけしを見るのをやめ3人(前田、拓郎、由美子)を見て、「お願い、、。」と自信なさげに言った。3人は「分かった。」と小さな声で言った


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ