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天才軍師の従者  作者: 劉嬰
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就活


しばらく考えて冷静に判断した結果、当初の目標であった北方を目指してみる

前回と違うのはルートを少し西よりにずらして黄巾賊の支配地域の近辺に近づかないようなルートにした。


ただ、もう少し情報を集めたいとも思い 洛陽に少し居ることにする

あまり悠長にしていると宦官と外戚の政争に巻き込まれかねない

数年は大丈夫だと思うが早めに行動する



酒場に着いた

ここにはよく、若い将校達…特に何進に近い人達の溜まり場らしい

観光ということではないが是非一度、曹操や袁紹といった有名な人物をこの目で見てみたいと思ったのだ


来てから分かったことは実際の顔を見ていないのに誰が曹操・袁紹なのか、そもそも来ているのかが全く分からないということが分かった…


何も得ることが出来ないのならしょうがない

情報は旅に必要なのだが情報以外にもいる、情報よりも必要なものかもしれない金と食べ物だ。

金が無いと関所で融通が利かない

食べ物が無いと飢え死にする


一応、都だということもありまだ大丈夫なはずだ

何処かで働けるところを探そう

1軒目…酒屋


「あの~すみません、働かせてくれま「なに!声小さい聞こえんぞ!邪魔だ!飲まんやつは出て行け!」


2軒目…飯屋


「あの~すみません、働かせてくれま「ん?なんだい、働きたいのかい?」

「はい」

「あんた、何作れるんだい?」

「ハンバーグとか焼きそばですかね」

「はんばーぐ?」

「えっと、ハンバーグとは……」


飯屋の女将はハンバーグを知らないらしい。まぁ時代的に分からないのは当然なんだがな。それでハンバーグについて少し説明した


「……という料理です」

「なるほどね…すまないが雇えんわ」

「なぜですか?」

「確かにはんばーぐとやらは美味しそうだ

だがね、ここら辺は傭兵や軍人が来るところだ。そういう料理は将軍様や官僚様が食べるものなんだよ

それをここで出したら迷惑ったらありゃしない


それに肉なら焼けば早いだろ?それをわざわざ切り刻むことが分からないんだよ

すまないねぇ、他を当たってくれ」


この後も店を訪ねて雇って貰おうとしたがことごとく追い出された

もちろんのことだが官僚とか兵士になるようなことはできない

試験が難しいこともあるが戦に巻き込まれたくないからだ


そうして途方にくれていた時、ふと人だかりを見つけた

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