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冒険者登録しよう3

さて、どちらから行こうか?


仲間? それとも討伐? 悩むなぁ。 討伐は頑張れば何とかなるとして・・・仲間かぁ。 まだ僕は此処に来て1日しか立ってないし。


ギルドの入り口で少し悩んでいると


「おい、兄さん。 こっちだこっち」



「こっちだって」


声のする方を見ると、そこには椅子に座ってエールを飲んでいる1人の冒険者の姿が。


「やっと気付いたか。 そう俺だよ呼んでたのは。 まぁこっちに来て座れよ。良い事教えてやるからさ」


滅茶苦茶怪しい・・・が、良い事教えてくれるらしい。 どうしよう?


悩んでいると冒険者が段々とイライラしてきている。 あ・・・貧乏揺すりしだした。


怒らせるのは得策ではないと踏んだ僕は、冒険者の方に行く。


「やっと来やがった! 待たせるなよ! まぁ良い。 座れよ」


「あっハイ。失礼します」


恐る恐る隣の椅子に座る。


「今冒険者登録の事について悩んでたろ? そこでやさしい先輩の俺からアドバイスをしてやろうと思って呼んだんだよ。 入り口の前で立たれても邪魔だしな!」


「あ、ありがとうございます。僕はユウと言います」


「俺はキールだ。これからちょくちょく会うことがあるだろう。 まずは討伐クエストは置いとけ」


「何故ですか?」


「それはなユウ、とりあえずギルド内を見てみな」


言われるままにギルド内を見渡すと・・・誰もいない。


「誰も居ないんですが?」


「そうそれだ。 今冒険者ギルドに特別クエストが出ていてな、冒険者の皆はクエストを受けに行ってるんだよ。 そのクエストはAランクのクエストでな、内容はこの街の近くの森でドラゴンが目撃された。その討伐だ」


ドラゴン‼ スゲー‼ 見てみたい‼


「だから今討伐に出掛けると、もれなくドラゴンと御対面っていう寸法だ。 死にたくなければ、クエストが終わるまで討伐は止めとけ。 まぁ後2日位で終わるからよ」


2日で終わる? 何故?


「それは何故?」


「それはな、クエストにSランクの冒険者が参加したからだよ。 それも2人。 多分あっという間だよ」


成る程。Sランクが居ればあっという間だね。 まだ死にたくないし、討伐は後回しだ。


「仲間だが、これは俺も苦労した。 なにせ、登録時は知り合いは誰も居ないからな。 どうしたら良いかと言うとな」


「どうしたら良いんですか?」


「奴隷を買うんだよ」


奴隷!? 奴隷居るの!?


「奴隷を買って冒険者にするんだ。 それで仲間はOKだ。奴隷なら裏切る心配は無いからな」


キールさんが話をしていると


タッタッタッ


誰かが走ってきた。


「キール様! 遅くなりました! なにぶん店が混んでまして・・・その・・・待ちました?」


「大丈夫だ。ありがとう。お使い御苦労様」


キールさんがその人の頭を撫でる。


よく見ると、今来た人の首には首輪がある。


見た目15~18歳位 黒のロングヘアーの可愛い女性で、シルバーの胸当てを装備している。 身なりは清潔で、とても奴隷には見えない。 とても大事にされているのだろう。


「まぁこう言う事だ」


キールさんが僕に向けてニヤリと笑う。


「あっ、キール様のお知り合いですか? はじめまして。私はルビーと言います。 キール様の奴隷をさせて頂いています」


ルビーさんは丁寧にお辞儀をしてくれた。


「ルビーさんは大事にされているんですね」


ルビーさんは顔を赤らめて、大きく頷いた。


「奴隷の値段はピンからキリだ。 よく見てから決めると良い。 安すぎるとカスを掴むぞ」


ん? カス?


「まぁ論より証拠だ。 ルビー」


「ハイ。 失礼します。 ステータスオープン」



名前:ルビー


年齢:18


種類:人間


性別:女


職業:グラップラー


レベル:20


スキル:爆裂拳(Lv4) 残像(Lv4) 俊足(Lv5) ビルドアップ(Lv5)

爆裂拳:殴った相手を内部から破壊する技 Lv によって威力が変わる。MP5使用

残像:残像を産み出すことにより、敵の攻撃が当たりにくくなる。Lvが上がる事により残像の数が増える。MP10使用

俊足:使用者の素早さが上がる。MP5使用

ビルドアップ:使用者の筋力が上がる。MP10使用


筋力:98 体力:50 素早さ:80 魔力:30 賢さ:75


HP:260   MP:90





・・・人のステータス見れたんだ。 知らなかった。


キールさんがどや顔をしている。何かムカつく!


「まぁこんな感じだ。 焦ってカスを掴むなよ」


「ありがとうございます。でも、何故こんなに親切にしてくれるんです?」


「まぁあれだ。俺も慈善事業はしないさ。後々の見返りを考えたんだよ。 お前が強くなった時に、俺の利益になると踏んだんだよ」


成る程。 でも、色々教えて貰って助かった。


「分かりました。強くなった時にキールさんの利益になるよ」


顔を見合せ、2人で笑った。ルビーさんは隣でニコニコしていた。


「それじゃあ俺は行くぜ。 ユウ、登録クエスト頑張れよ。」


そう言うと、ルビーさんと一緒にギルドから出ていった。


僕もあんな人みたいな奴隷が欲しい。


よし、奴隷を買いに行こう!


そう決めた僕は、奴隷商で奴隷を買うために外へ出た。


しまった・・・場所を聞いておくべきだった。


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