街に着きました!
はい! 現場のユウです!
今私は森の中にいます!
あれ? 確か森は抜けたはずでは?と思いました?
そうです。すみません。抜けたんです。1回は。
あれから確かに僕は草原を歩いていたはずだったんだけど、いつの間にかまた森の奥に居たんです。
いわゆる方向音痴って奴です。
知らなかったわぁ。 自分が極度の方向音痴って事。
そして、それから約2日。未だに迷ってます。
その間色々ありました。魔物や野生動物に襲われ続け、倒しては進み・・・。
盗賊に出くわしては殲滅して軍資金を稼ぎ・・・。
ええ、とにかく色々ありました。
そして、現在です。
お願いします!誰か助けて!
歩き続ける事約4時間。 辺りが暗くなり始めた頃、ようやく街の明かりが見えてきた!
助かった!
急いで駆け出し、ようやく街の門の前にたどり着く。
「おい、そこのあんた。どうしたの?ボロボロじゃない!」
「道に盛大に迷いまして・・・。やっとの思いでここに着いたんです」
話し掛けてきたのは、この街の門番さんでした。
「あの、つかぬことをお聞きしますが、ここは何処ですか?」
「ん? ここはアルフォートの街だ。 入るのかい?」
「是非!」
「じゃあ身分証明出来るものを出して」
「え?」
「だから、身分証明出来るものを出して。 じゃなきゃ通さないよ」
しまった。そんな物は持ってない。 リムペット村には身分証明出来るものなんか要らなかったから。
どうしようかと考えていたら
「身分証明出来るものを持ってないの? それじゃあ、この水晶に手を当てて」
門番さんが奥から水晶を持ってきた。
「これに手を当てて光らなかったらOK。 光ったら番所に突き出すから」
どうやら犯罪歴を調べる水晶らしい。
僕は水晶に手を当てる。
水晶は全く光る事無く
「大丈夫みたいだね。それじゃあ身分証明書を発行するから、これに手を置いて」
目の前に黒色の板を差し出してきた。
手を置くと板が小さくなってゆき、1枚のプレートになった。
「これで身分証明書の完成だよ。 再発行は約1ヶ月程掛かるから、無くさないようにね。 じゃあ金貨3枚ね」
「あっ、はい」
僕は懐から金貨3枚を渡した。
ちなみにこの世界の通貨は
鉄貨1枚・・・10円
銅貨1枚・・・100円
銀貨1枚・・・1000円
金貨1枚・・・10000円
大金貨1枚・・・100000円
位の価値みたい。
やっと手続きが終わり街の中に。
疲れたんだよぅ。 とりあえず寝たい‼
思い立ったが吉日! 宿に向かって走り出した。
ちゃんと門番さんに宿の場所を聞いた上でのダッシュだ。




