1/32
転生その1
・・・ここは何処だろう?
目が覚めると辺りは真っ白な空間で何も無かった。
周りには障害物も無く、見渡す限り果てしなく広い。
・・・とりあえず歩いてみるか。 僕は先が見えない空間を歩き出す。
一体どのくらい歩いただろう。予想通り何も無く、周りには真っ白な空間だけだった。
とても疲れたので少し休もう。
その場に座り休憩を取ることにする。
しっかし何も無い所だなぁ? これからどうしようか?
そんな事を考えてると、視線の遥か先にぼんやりと建物が見えた。
ここに居ても仕方がないから、あの建物に行ってみよう。
立ち上がり建物目指して歩き始めた。
歩く事数分(多分その位。だって時計が無いんだから)
ようやく建物にたどり着いた。
某国の神話に出てきそうな神殿だ。
「ごめん下さい。誰か居ますか?」
返事は無かった。無人なのか?
とりあえず中に入って休みたい。
そう思って中に入ると
シュゴーッ!
足元が光ったと思ったとたんに、僕の意識はブラックアウトした。