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廃れた港町に蔓延る怪物たち  作者: 暁 つばき
1/5

日常風景


初めまして

暁 つばきと申します。

お手にとってくださりありがとうございました。

稚拙な文ではありますがどうぞお読みください…

誰もいない廃れた港町に何かがいる…?

そして、何人も行方不明者が出ている…?


なんて話がマサチューセッツ州アーカムに広まるのはそう時間がかからなかった。


そんな中小さな探偵事務所にある女性を探して貰いたいという依頼が舞い込む……。


依頼を受ける数時間前


「春太ー起きたよー。ご飯まだー?」

午前中8時頃、気怠げに寝室から一目でも美味しそうに見える料理が並んでるリビングに向かう彼女こそ、『有無 探偵事務所』の所長の有無茜である。

彼女は数年前に日本からアーカムに引っ越してきたのである。

仕事の時はとても真面目で、聡明で頭の切れる彼女だが、仕事が無いときはダラダラしていて家事も大して出来ないので本当に同一人物なのか?と疑問に思っているのが助手の桜川春太である。


「茜さん、おはようございます。今日は仕事の依頼が入っているのではやくご飯を食べて支度をしてくださいね。」

と呆れつつ春太は言った。

春太は数年前は警察官だったが、春太が担当していた事件を探偵の茜と一緒に解決した折に彼女から「私のところにこないか?ちょうど、君のような人材が欲しかったのだよ。頭はいいし、なにより私には無いものを持っているようだしどうかな?」と言わばスカウトのようなものだった。

なんとも不可解で普通では理解の及ばない事件を数ヶ月一緒に行動している間に探偵も悪くないなと思い茜の助手になったのだ。


「やっぱ春の朝ごはんは美味しいわ。この味噌汁にご飯と漬物!この組み合わせが一番好きだわ。これ喰わないと一日始まる気がしないよ。」

嬉しそうに春に声をかける。


「恐縮です。今日の依頼の話を受けた後早速捜査を開始しようと思います。今回の依頼はなんだか危険な気がするので同行して行きますね。茜さんはすぐ無茶しますからね。」


「わかった、わかった。同行して動向を見張るのね。ここら辺の事件ってなると確かに危険ね。慎重に捜査しないとね。今日依頼主と話すのはわかったけど、いつそんな依頼来たの?」


「誰がうまいこと言えと…。昨日の日付変わる頃に電話が来たんですよ。今、行方不明が後を絶たないニュースやってるじゃないですか。それを取材してる間に連絡取れなくなったらしいですよ。その依頼主は彼女を止めたんですが、単独で取材に行ったらしいです。最初は警察に失踪届け出したんですが、警察も手が一杯で対応出来なくてこっちに仕事が回ってきたって感じですよ。この町で行方不明とかは本当にヤバいですからね。まさかこんなところに来るとは思ってもみませんでしたよ…。」


「昨日の深夜かぁ。昨日は酒呑んで寝ちゃったわぁ…。最近忙しくてついつい酒が進んじゃうのよね。あーあの行方不明の事件ね。最近話題になっててそのうちこっちにも仕事が回ってくるかと思ってたけど早々に来たわね。警察は何やってるんだか、全くもう。私この町は好きだわ。日本にはないどこか独特の雰囲気を醸し出してるし。やっぱりこっちに来て正解だわ。ここで起こる事件は大抵簡単には解決しないけどやり甲斐があるってものよ。前々からここに興味はあったんだけど、なかなか来られる機会がないからね。帰りたかったら帰ってもいいのよ?私としてはどっちでも構わないもの。」


「茜さん、俺がいないと料理も出来ないし片付けも出来ないでしょ?一応助手という手前ですから上司の言うことは聞きますよ。それに資料も纏められないでしょ。全く俺がいないと何も出来ないんですから」


「うるさいなぁ…私はその気になれば何でも出来るのよ?単に春がやったほうが効率いいだけよ。あんたが来るまで1人でなんでもやってたんだから」


「あの事件を解決してから一緒に行動するようになりましたね。あんな事件は二度と起きて欲しくないですね…。よく生き残りましたよ。今じゃだいぶ平穏を取り戻したけどあの時はバタバタしてとても忙しかったです。まぁ、なんだかんだ貴女に着いてきて正解だったのかな」


「まぁ、退屈はさせないよ。そうだね、あの事件は確かに色々あったね…なるべく二度とそういった事件は関わりたくないし起きて欲しくないよ。まぁ、そのうち機会があれば酒を交えて多いに語ろうじゃないか」


「そうですね、今はとりあえず目の前の事件を解決しないとですね…。あまり語りにくいところがあるんですけど…まぁ、いいでしょう。これが終わったら美味しいものを食べながら語りましょう」



ピンポーンと部屋中に響く



「おっと、そろそろお仕事の時間だね。今日もいちにち頑張ろうじゃないか」


「そうですね、今日も頑張りましょう」



そして、玄関の扉が開く…


読んでくださりありがとうございました。

とりあえず一話は茜と春の日常的な会話をご覧になったと思いますが、如何でしょうか?

どう思うかは読者である貴方達に委ねられるものです。

面白そうやつまんないとか様々な事を言われそうですが、それは貴方の感覚であり感想なのでそれでいいのです。

ですが、此方としては時間を掛けて執筆してるのでやはり面白そうとか暖かいコメントの方が嬉しいものです。

ぜひ、貴方の意見を聞かせてください。

もっとこうした方が良いですよーとか感想がございましたらTwitterの方に連絡してくれると幸いです。

とりあえず次は2話ですね。

なんとか書いてみます。

では、またの機会にでも…

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