プロローグ
MMO初心者が色々な人に出会い史上初のVRMMOを楽しむ・・・そんな物語
「おーい零!ネトゲー一緒にやろうぜ!」
電話が鳴って出た瞬間こんな事を言われたのが今作の主人公草薙 零 高校三年の18歳だ。
まあ内容はいい・・・だが!朝の5時にこの電話だ零がとった行動は・・・
「この前お前の姉s」ピッ
「ふう・・・寝るか」
プルルルルルッ ピッ プルルル ピッ プル ピッ
「しつこいな・・・」
プルルル ガチャ しょうがないので出る零
「お前なんで切るんだよ!しかも出ねえし!俺泣くぞ!」
「こんな時間に電話してくる方が悪い寝かせろ」
「まあそれはテンション上がっちまってな・・・んで話だがお前esprit libre onlineのベータテスト受けれるって言ってたよな?俺も受かったんだ!」
esprit libre online(以下ELO)とはまるで仮想空間を自分の足で動き回っているかのような感覚が得られる体感型ゲームデバイスを使用した史上初のVRゲームだ
ちなみに電話の相手は土見武 零のクラスメイトで親友とは言わないがよく喋る相手である
「おーよく手に入ったな倍率ひどかったんじゃないのか?」
「まあ家族やら親戚やらクラスメイトなんかの名前使って応募しまくったからな!これで外れてたら公式サイト炎上させるわ!」
「・・・親戚までならまあ分かるけどクラスメイトの名前使ったらそいつにテスターの通知届くんじゃないのか?」
「・・・そういやそうだな」
「この脳筋は・・・」
「まあ受かったんだしいいや!ってことで一緒にやろうぜ!」
「まあいいけど・・・俺ネットゲームってやったことないぞ?家で姉さんとやった事あるのも格闘ゲームだけだしお前かなりやってるんだろ?」
「大丈夫だってVRゲーなんて皆初めてなんだし秀樹や裕二も受かってELOやるって言うからPT組んでいろいろ教えてやるよ」
秀樹と裕二とはこの2人は武の親友であり零とクラスは違うが同じ高校に通う同級生である
「俺その2人とあんまり面識ないけどいいのか?」
「大丈夫だって俺から説明しとくから気にしないでやろうぜPT人数も10人まで組めるって公式にあったし人数が余るって事ないだろうし」
「10人って多くないか?まあ知り合いも姉さんしかいないし組んでくれるなら助かるけど」
「俺も多いと思ったけどその分モンスターが強くて沸きも多く設定されてるって公式に出てるんだわ戦闘とかは教えるけど最低でも公式見て勉強しといてくれよ」
「了解少し寝てから公式見てみるよ」
「おう!あーちなみに俺ら3人火力職って決めてるから回復役やってくんねえか?回復なら俺らのHPが減ったら回復する作業だから初心者でも問題ないだろうし」
ん?回復か・・・体感型ゲームっていうから俺は昔祖父に習った柔術を活かして格闘でいきたかったんだが・・・まあ初心者向きって事なら回復でいいか
「おう分かった回復でやってみる」
「助かるよ!んじゃ始まったら{タケ}って名前で作るから合流しようぜ」
「俺は{Rei}で作るよそれじゃ寝るねお休み」
「おうおやすみー」
少し気になり公式をしばらく見て寝ることにした零
そして初心者ネットゲーマーが奮闘する物語がここから始まるのだった