食器洗いを後回しにしない方法
今日は何年も前から考えていた、『時間という観点で物事を推し量る』について書くことにする。
食器洗い、入浴、その他の日常のあれこれ。なかなか腰が上がらないが、やると意外とすんなり終わることが世の中にはたくさんある。疲れているときはなおさら始めるのが遅れる。時には10分で終わることでも、始めるまで1時間以上かかってしまうなんてこともある。
これについて、自分なりの解決法がある。
やり方は至って簡単で、『その面倒な物事が何分で終わったか』を正確に測るのである。僕の生活において面倒なこと筆頭と言えば食器洗いなのだが、作業自体は10分程度で終わる。だが、なぜかいつもすぐに始める気が湧かずに15分はスマホをいじってしまっている。スマホの時間を食器洗いまでの助走だと考えると、実質25分。ロスタイム込みで30分。これは大変よろしくない。
そんなとき、食器洗いにかかる所要時間は10分であるということを思い出すようにしている。たった10分で終わるんだからさっさとやろう、逆に今やらなければどんどんと余計な時間がかかる、だから今やろう。
これがもし10分ではなく2時間かかったりするのなら、すぐにやれとは簡単には言えない。が、事実は10分だ。使った食器の量も多少変化するだろうから一概には言えないかもしれないが、大体そのくらいなら大したことはない。
こうやって面倒な作業を『時間』という側面から正確に把握していく。すると、自分が中々手を付けられなかった様々な物事が、実は大層なものではないと体に馴染む。
また翌日、ご飯を食べ終わると食器洗いをする。所要時間を測る。朝や昼なら食器は少ない。すぐに終わる。所要時間7分。大したことではない。晩御飯の食器洗い。所要時間15分。多少かかった。それでも5分。たった300秒。いける。
繰り返し、繰り返し同じことをする。もちろん面倒だと思うこともある。やりたくない。人に頼むこともある。自分に甘いのも大事。毎日やることは厳しくしても誰も幸せにならない。極限までハードルを下げる方が長い目で見て幸せ。感謝して、早めに休んで、明日からまた食器洗い。
面倒なことが大したことではないと思える日まで。思えても時には楽をして。
こうしていつになっても怠け癖が消えない人間が生まれる。
まあいいじゃん。