第5話:異世界初の街
「じゃあなんで俺が転生者だってわかったんだ?」
心を読むスキルを持っていないならどうしてわかったのかわからなかった。
「普通に鑑定を使っただけだが、、、あとタツヤはここから一番近い街の逆方向に行ってたからな」
と笑っていた、、、俺は街の逆方向に向かっていたらしい。
「嘘だろ、、そのまま行ってたら俺垂れ死んでたじゃん」
とても怖くなった現世でも俺は方向音痴だったが、まあ標識とかスマホがあったので問題はなかったがここはインフラの整っていない異世界なので道に迷う=死だと言うことを思い知った。
「あと鑑定のスキルはそこらにいる奴でも5人に1人ぐらい持ってるレアでもないスキルだがな!あとは、レベルによって性能が変わるぞ」
「まじか、、、俺鑑定も持っていないんだが、、、俺のステータス雑魚すぎじゃね?」
「そうか?我から見たら十分化け物並のステータスをしてると思うのだが、、、あと鑑定のスキルも持っておるぞ」
「は?俺のステータスがそんなすごいわけないだろ、そもそも鑑定のスキルなんて俺持ってなかったし、、、」
(まさかな、、、)
「ステータスオープン!」
・【名前】 : タツヤ・ウエノ
・【レベル】 :30
・【種族】 :人間
・【年齢】 :15
・【職業】 :召喚士
・【称号】 :転移者 異世界人 魔王を従えし者
・【HP】 :2340
・【MP】 :3421
・【攻撃力】 :5300
・【防御力】 :4030
・【素早さ】 :4200
・【運】 :3600
・【スキル】
・召喚 ・鑑定 ・水属性 ・風魔法 ・火魔法 ・土魔法 ・聖魔法
・闇魔法 ・言語理解 ・全属性魔法適正 ・剣技の才 ・武術の才
・【ユニークスキル】
・召喚術
「え、、、俺のステータスこんなんだったっけ?」
俺が白で確認した時はこんなチートステータスじゃなかった、考えられることは一つだった。
「まさか、ゼリスを召喚したからこんな化け物みたいなステータスになったのか」
「まあ前例がないからわからんが、まあ多分タツヤの言ってるとおりだろ」
ゼリスもこう言っていたので多分この説であっていると思う、召喚したやつが魔物を倒すと俺にも経験値が入るのか、、、
「そういえばぜリスのステータスってどんなんなんだ?」
「あー確認するか?」
(鑑定!)
「おおこれが鑑定か〜ってえーーー」
・【名前】 : ぜリス
・【レベル】 :???
・【種族】 :魔族
・【年齢】 :374
・【職業】 :ウィザード
・【称号】 :魔王、ドラゴンスレイヤー、神殺し、
・【HP】 :???
・【MP】 :???
・【攻撃力】 :???
・【防御力】 :???
・【素早さ】 :???
・【運】 :5300
・【スキル】
・鑑定 ・水属性 ・風魔法 ・火魔法 ・土魔法 ・闇魔法
・腐蝕 ・眷属召喚 ・言語理解 ・全属性魔法適正 ・偽造
・剣技の才 ・武術の才 ・状態異常無効 ・炎耐性 ・寒さ耐性
・【ユニークスキル】
・絶対服従 ・空間魔術
「なんかところどころ見れないところがあるんだけど、、、」
「あー我のステータスが高過ぎてタツヤの鑑定のレベルじゃ見れないのか」
「それにしては運のステータスそんなに高くないんだな」
エリスのステータスにしては運だけあまり高くないことに気づいた。
「運のステータスは大体個人差にもよるけど大体7千ぐらいでで止まる」
結局俺のステータスは化け物じみてても道がわかるスキルとかがなかったので、俺の方向音痴は治っていなかった。
「そうなんだ、でも結局俺の方向音痴直ってなくない?」
「安心しろ!」
「ここからは我が案内をしてやるせいぜい感謝するがいいぞ!」
「まじ助かるこれからよろしくな!ゼリス!」
「なっ呼び捨てだと、、、様をつけろ!様を!私は魔王だぞ!」
「ダメだったか?」
「うっまあ…ダメってわけじゃないけど、、、」
「それならこれからもゼリスって呼ぶな」
(マジかよ!この魔王ツンデレかよ!)
そのまま俺たちは街に向かって歩いて行った、ゼリスが言うには街まで6時間かかるそうだ。
<6時間後>
「でけ〜ここがブヤンザかー」
くる途中で街の名前を教えてもらった、流石にゼリスは魔族だとバレたらまずいのでマントについてるフードをしっかりかぶってもらっている。
だが何やら街の様子がおかしかった。
「何やらあの死の荒野で急に大きな魔力反応がでたらしいぞ!」
「死の荒野はもう焼け野原だとさ」
(あれこれって、、、まさかな、、)
「嘘でしょ、、あそこには太古の昔に原初の悪魔を封印してたはず、、」
「死の荒野からここまであまり遠くない、、あぁこの街は終わりだァァーーー」
(おいおい嘘だろ、なんか話が大きくなっていってないか?)
その場に居ずらくなったので俺たちはその場から逃げ出して近くの酒場に入った。
「ゼリスやっぱりあれってお前のこと言ってるよな、、、」
「ああ多分そうだろうな」
「まさかゼリスってあそこで封印されてたわけじゃ、、、」
(もし俺が封印を解いていたなら俺処刑されるんじゃね?)
「な訳ないだろ、、、前にも言った通り魔王の職務から逃げてる時にタツヤに召喚されたって言ったろう」
「なら良かった」
とほっとしていると後ろからいかつく大きな声が聞こえた。
「おい!ここは酒場だぞ何も頼まないんだったら帰りな!」
と後ろを振り向くと筋肉だるまのような俺の倍はあるくらいの男がいた。
「あっすみません、、、じゃあ適当に食べるものを二つください」
「あぁわかった、そこのカウンターの席で少し待っときな」
と言い残し店主は奥のキッチンに姿を消した、数分経つと店主が料理を持ってきてくれた。
なんか日本の定食の海外版みたいな感じの料理が出てきてザ、異世界って感じがした、大体二日間ぐらい食べていなかったのですぐ食べ終えた。
「美味しかったです、、あ、、、」
俺は思い出してしまった、召喚された日に王様からお金をもらうことを忘れていたことを、、、
「そりゃよかった、2人分で銅貨10枚だ」
料理を褒められて嬉しそうだった、(この人は見た目いかついけど悪そうではないな、、、だが問題はそこではなく、、、お金がない! ゼリスって魔王いうぐらいだからお金持ちだと思うし今日だけ奢ってもらうか)
『なぁゼリス今お金持ってるか?』
と小声でゼリスに言った、
「あーお金は全て魔王城だぞ?それがどうした?」
『嘘だろなんで持ってねーの!一応魔王なんだろ!』
『一応とはなんだ正真正銘魔王だぞ!あと急に逃げたてきたから金など持ってきとらん!』
(嘘だろ、、、終わった、、)
『まっまさかと思うが、、、タツヤも無一文だったり、、、』
『あぁ残念だったな、俺も無一文だぞ!』
その瞬間俺とゼリスは顔を見合わせたまま冷や汗をタラタラと流れ出した。
「どうした?銅貨10枚だぞ?まさかお前ら、、金ないとか、、、」
ギクッ
「はい、、そのぉ〜まさかのお金ないんです、、、てへ?」
瞬間店主は俺たちを睨んできたが、、、
ギロッ
「「ひっ」」
(俺はともかくなんでゼリスまでビビってんだ仮にも魔王だろ、、、)
「はぁ〜まあそれなら仕方ないな、、、」
(え、、、?なんか俺勝手に小指で許したるとか言われると思ったんだがそんなこともないのか?、、、)
「今晩うちで働いていったら許してやるからささっと働かんかい!」
「「はっはい!」」
こうして俺たちは今晩酒場で働くことになった