第3話:まっまじかよ!この魔王やべえ〜
俺は周りを見渡すと、周りが焼け野原になっていただけではなく、あのドラゴンの姿がなかった。
ゼリス:「あ〜?あのレットドラゴンなら我が始末したぞ」
(はっ?こいつなんて言った?まあ確かに魔王なら強いと思うけど、、、そんなにあっさり?)
タツヤ:「もしかして、、、あのドラゴン弱かったり?」
ゼリス:「それはない!我にとっては赤子同然だが、人間から見たら厄災レベルだ」
(え〜厄災レベルのドラゴンを赤子扱いかよ、そんなのこいつチートすぎるだろ)
タツヤ:「まあ、、、助けてくれてありがとな!」
(やばい、、、変にこいつの機嫌をそこねたら俺殺されるんじゃね?)
ゼリス:「そうかそうか!もっと褒めるがいい!」
とゼリスは機嫌が良かったが、、、
(これ以上一緒にいたら死ぬわ、、こんな爆弾背負って生きていくなんて俺は無理だぞ)
タツヤ:「じゃっ、、じゃあ俺先急いでいるんで、、」
と俺はぜリスをおいて全力で逃げた。
(ハハハハ、魔王だろうと前世俺が陸上部で鍛えた足に追いつけるわけない!)と逃げていたが、、、
ゼリス:「ちょ、ちょっと待て、、わっ我を置いて行くきか?」
と瞬間俺の前にゼリスが焦った様子で現れた。
(うっ嘘だろ、、陸上部の俺が負けただと、、まあ魔王だし仕方ないか、、、)
とたんゼリスは、禍々しいオーラを纏っていた。
タツヤ:「ひっ」
ゼリスは禍々しいオーラを纏ったままこちらに一歩ずつ近づいてきた。
俺も後ろに退いていたが、とうとう追いつかれた。
ゼリス:「たっ頼む我を置いて行かんでくれ!」
と俺に泣きながら縋りついて頼んできた、、、
タツヤ:「へっ?」
(なっこいつ魔王なのにプライドとかないのか?)
ゼリス:「魔王軍の資料確認しろだあれをしろこれをしろと右腕のドランに言われて逃げていたところに主に召喚されたおかげでせっかく逃げ切れたんだ。」
ゼリス:「たったのむ!、もう仕事したくないんだぁ!〜」
(あっあれ?なんかこいつ俺に似てるくね?)
なぜか俺はゼリスと親近感を感じた社畜魂を感じる気がする。
ゼリス:「すっ少しの間だけでいい一緒について行かせてくれ!」
ゼリス:「それにタツヤは土地勘ないだろ?」
タツヤ:「なっなんのことだ?おっ俺に土地勘ないわけないだろ?」
(なっなに〜なんでこいつ俺に土地勘ないことがわかったんだ⁉︎)
ゼリス:「そんなわけあるまい!だってタツヤは異世界の住民だったろ?」
それを聞いた瞬間俺は動揺した、(まっまさかこいつ人の心読むスキルを持ってるんじゃ、、)。
(そうだったら、俺の今までの心の会話聞かれていたのか?)
タツヤ:「まさかだとは思うが、、、お前人の心読むスキルとか持っていたり?」
と怯えながら聞いた、(たったのむ、持っていないでくれ!)
ゼリス:「あー残念ながらそのスキルは持ってない」
タツヤ:「それなら良かった、、」
とホッとしたのも束の間、
ぜリス:「タ〜ツ〜ヤ〜それって我に聞かれたらまずいことを考えていたのか?」
とニコニコしながら圧をかけてきた。
(あれ?じゃあなんで俺が異世界から転移したことを知っているんだ?)