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第98話

 車は舗装された道路を次々移動していく。クラウスキーさんの運転技術は大したもので車酔いなんて無縁だ。前方に立派な建物が見えてきた。受付でクラウスキーさんが上級役人の方とのコンタクトを依頼した。受付の金髪のお姉さんが電話で確認をとった。


「ふかふかね。このソファー」


「ケイティ、止めてください、恥じらいを持ちましょう」


 上級役人を前にソファーでぴょんぴょん、座った状態で体を浮かせ、落下させるケイティに辟易するメンクロス。ああ、こんなのだめだ。上級役人のマドコさんは静かに笑っている。滞在許可や修理についてあるがまま話すとマドコさんは了承してくれた。クッキーを頬張るケイティは絶賛の言葉を紡いでマドコさんは笑った。メンクロスはコーヒーに口をつけ珍しい味にどんな豆を使っているのか、つい質問してしまった。美味しくて。


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