68/100
第68話
「ラル、それ本気で言っているの!? 隕石が追跡なんてありえないわ。衝突確率は!?」
「四十パーセントです」
「高いわね。主砲の準備! 全部殲滅してあげるわ!」
艦船が地響きのような音を足元から発しながら揺れ始めた。主砲の準備に入ったのだ。それぞれの役割をみんなが遂げようとしている。追跡してくる隕石群は小さいが油断大敵。その時、艦が軽く揺れた。ケイティが「どうしたの!」と大声をあげる。ラルが「よけきれず、一部衝突! 装甲にいくつかの傷を負いました!」と慌てて叫び返した。缶は大きく舵を切り、これ以上の損傷を受けないよう細心の注意を払って全力で方向転換。




