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第65話

 ケイティは決してバカではない学校だって成績の上位五人から下に落ちたことはないし、努力だって惜しまないからそのほかのことだって秀でていた。飲み込みも速く、先生たちを愕然とさせたことだって一度や二度ではない。ピアノだってギターだってあっという間だったのだから。


 そんなケイティを知るメンクロスは今のままでも彼女は幸せなのだろう。そう思うようにした。できれば、できれば……だが、それは望みすぎというものだ。どこか強欲になれない王子様は一歩引いてしまう。積極性は十分だが、相手のことを先に考えてしまうのだ。特に相手がケイティならばなおさらだ。


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