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200文字小説集 vol.2

サービス(200文字小説)

作者: 日下部良介

 古い付き合いの友人が店を開くと言う。

「土産でも持って顔を出すよ」

「それは嬉しいわ」

 寿司でも摘まみながら昔話でもするか。


 開店当日店は混み合っていた。

「凄いな」

「おかげさまで」

 交わした会話はそれだけだった。

 土産の寿し折をそっと手渡して早々に引き上げた。


『今日はごめんなさい』

 そろそろ寝ようかというときにメールが届いた。

『今度は貸し切りにしてあげる』

『高くつきそうだ』

『サービスするわ』

 それが一番怖いんだ。




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