サービス(200文字小説)
古い付き合いの友人が店を開くと言う。
「土産でも持って顔を出すよ」
「それは嬉しいわ」
寿司でも摘まみながら昔話でもするか。
開店当日店は混み合っていた。
「凄いな」
「おかげさまで」
交わした会話はそれだけだった。
土産の寿し折をそっと手渡して早々に引き上げた。
『今日はごめんなさい』
そろそろ寝ようかというときにメールが届いた。
『今度は貸し切りにしてあげる』
『高くつきそうだ』
『サービスするわ』
それが一番怖いんだ。
古い付き合いの友人が店を開くと言う。
「土産でも持って顔を出すよ」
「それは嬉しいわ」
寿司でも摘まみながら昔話でもするか。
開店当日店は混み合っていた。
「凄いな」
「おかげさまで」
交わした会話はそれだけだった。
土産の寿し折をそっと手渡して早々に引き上げた。
『今日はごめんなさい』
そろそろ寝ようかというときにメールが届いた。
『今度は貸し切りにしてあげる』
『高くつきそうだ』
『サービスするわ』
それが一番怖いんだ。
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