モノトーンミュージアム向け演目（シナリオ）『灰かむりと願いの腕輪』

作者： takosuke2200

◆今回予告！◆

むかしむかし、あるところに、灰かむりと呼ばれる、それはそれはみすぼらしい少女が、継母や姉たちにいじめられながら暮らしていました。哀れに思った神様は、少女に願いをかなえる腕輪を授け、少女の幸せを約束しました。

これは、そんな幸せを願う少女と、伽藍の腕輪の物語。次々に告げられる、少女の願いをかなえる御標は、世界をゆがめ、やがて虚無へと世界をいざなう。

モノトーンミュージアム

『灰かむりと願いの腕輪』

―かくして、物語は紡がれる。

ハンドアウト

ハンドアウト：PC①

推奨サンプルキャラクター：魔弾の射手

君は“青の双眼”（P209）でも指折りの魔狩人だった。しかし君の居たその組織はもう無い。ほかならぬ組織の司令“幸福の王子”オスカー・ワイルドが伽藍に落ちて自ら虚無へと沈めたのだ。オスカーは君自身の手で仕留めたが、彼を伽藍化したと思われる、不可思議な腕輪が行方不明だ。以来、キミはずっとその腕輪を探して旅をしている。

シナリオパートナー／関係：伽藍の腕輪／宿敵

ハンドアウト：PC②

推奨サンプルキャラクター：小さな英雄

キミは裕福な国に暮らす、ごく普通の町人だ。キミの親友である灰かむりの少女は、裕福な家庭に育った幸せな少女だったが、継母に財産を奪われ、今は継母と姉たちにいじめられながら、小間使いとして生活している。そんな彼女の助けになりたいと常々思っていたキミは、祭りの露店で“願いのかなう腕輪”という触れ込みのお守りを見つけた。気休めにでもなればと彼女に贈ったその腕輪。

まさかそれがあんなことになるなんて、その時は思いもよらなかったのだ。

シナリオパートナー／関係：灰かむりの少女／親友

ハンドアウト：PC③

推奨サンプルキャラクター：守護の騎士

キミは王宮の騎士、中でも王子の信認厚い、直属の親衛隊だ。ここしばらく、王宮は王子の妃選びで定期的に舞踏会を開いており、国中もそれに合わせてお祭りのような雰囲気に包まれている。

このような時こそ、不逞の輩が王子を害さないよう、目を光らせるのがキミの役目だ。

シナリオパートナー／関係：王子／忠誠

ハンドアウト：PC④

推奨サンプルキャラクター：針の魔女

キミは裁縫師組合に所属する裁縫師だ。伽藍狩りの旅を続ける君のもとに、裁縫師組合から連絡が入った。なんでも、中原に位置する、とある裕福な国付近でほつれが見つかったらしい。果たして今度はどのような悲劇を目にすることになるのか…。

沈みそうになる気持ちに活を入れ、キミは件の国に向かった。

シナリオパートナー／関係：アリア・B・コロラトゥーラ（P211）／ビジネス

ハンドアウト：PC⑤

推奨サンプルキャラクター：黒き災厄

キミは国外れの森に住む、ごく普通の魔女だ。ある日君に、灰かむりの少女を王宮の舞踏会に連れていくよう御標が下る。紡ぎ手であるキミは黙殺しようとしたが、恐ろしい勢いでキミは影を失い異形化してしまった。っていうか剥離値ヤバイ。ファッキン御標！伽藍化を避けるため、キミはやむなく御標に従うことにしたが、どうもおかしい。御標を達成しつつ、真相を調べねばならない。

シナリオパートナー／関係：願いの御標／ビジネス

PC間コネクション

PC①→PC②→PC③→PC④→PC⑤→PC①

イントロダクション

●シナリオスペック

推奨PCレベル：３Ｌｖ

推奨サプリメント　：基本ルール＋インカルツァンド＋シェヘラザード、

　　　　　　　　トレイメント

推奨PC人数　：２～４人

推奨プレイヤー：まったくの初心者

想定プレイ時間：４～６時間

●ステージ

本シナリオのステージは、とある裕福な国とする。国名は特に定めない。公式の特定の国を舞台にしても良い。

●ストーリー

数奇なめぐりあわせから、伽藍となった器物の異形の物語。

願いをかなえる腕輪として、“歪んだ御標”を持ち主の望むままに下す腕輪。数々の不幸と異形を生み出してきたそれが、ある不幸な灰かむりの少女のもとにたどり着く。少女は腕輪に自分の幸せを願ってしまい、腕輪は歪んだ御標という形でその願いをかなえていく。

腕輪を通して歪んだ御標を下す灰かむりの少女は急速に異形化していく。少女を救えるか、伽藍に堕した少女を退治するか。すべては紡ぎ手の行動にかかっている。

●ＮＰＣ

▼願いの腕輪

器物、アイテムであり、キャラクターではないのだが、今回の事件の元凶であり、意志のようなものを感じなくもないのでこちらに記載する。

色とりどりの宝石がちりばめられた、豪奢なつくりの腕輪。大分古びてはいるが、その細工は超一流の職人の手によるものであり、はめられた石はどれも水晶の国で産した特級品である（水晶の国に関しては当ホームページ掲載のシナリオ「水晶の国」を参照のこと）。

かつて、栄華を誇った大国の王家で作られた腕輪。元々は高級品ではあるがただの腕輪であった。この国の王と王妃に下った「王妃が王に装飾品を贈り、永遠の愛を誓えば王国はますます繁栄する」という内容の御標を果たすために作られた。

しかし、王妃は王を裏切り不義密通をしており、それを知った王が贈り物を拒否。王は王妃ともども御標に背いたことで伽藍と化し、国は虚無へと沈んだ。その際、異形化の核となったこの腕輪も異形化し、心持たぬ器物故伽藍と化している。

以降、この腕輪は持ち主の願いをかなえる御標を下す「願いをかなえる腕輪」として様々な持ち主のもとを転々とし、そのたびに持ち主を伽藍と化してきた（腕輪の持ち主が腕輪を通して下す御標は歪んだ御標である為）。

▼“幸福の王子”オスカー・ワイルド

詳しくはP221を参照。オープニングで“願いの腕輪”により伽藍に落ちて滅ぼされる。

すべての御標を善と信じる彼のもとに、商人がこの腕輪を持ち込んだことが彼の不幸であった。オスカーは世界をよくするためと信じ、異形を滅ぼす御標を次々と腕輪から得るが、剥離が進み、異形化することになる。

なお、この商人は単純にもうけ話を持ち込んだだけの、欲深ではあるが普通の商人であったが、オスカーが伽藍化した際、真っ先に虚無に飲まれている。

▼灰かむりの少女

本シナリオのヒロイン。裕福な家庭に生まれたが、早くに父を亡くし、家の財産目当てに父と再婚した継母と、継母が連れてきた姉たちに疎まれている。

再婚してほどなく父も亡くなったため、家の財産は継母たちに奪われており、少女は下働きとしてこき使われている。

いわゆる、童話「シンデレラ」の主人公そのものである女性。本来は心優しい人物であるが、同時に心弱いただの人間でもあり、“願いの腕輪”に出会ったことで自らの幸せを願ってしまう。

名前はPLに命名してもらうとよい。特に思いつかなければシンデレラとすること。

▼継母

灰かむりの少女の保護者、ではあるが、そもそも目的はその家の財産であり、再婚した夫が運よく（？）早死にして財産を得た以上、灰かむりの少女は厄介者という認識でいる。

計算高く、欲深い女性で、善人ではないが、殺人を犯すほどの悪人でもない。

連れ子である実の娘達への愛情は持っており、彼女たちが幸せになれるようにと母親なりの努力をしている。

▼姉たち

継母の連れ子である三人姉妹。三人とも灰かむりの少女より年上で、結婚適齢期を逃しつつある。母親に似て計算高く、欲深いところはあるが、やはり殺人を犯すほどの悪人ではない。

▼王子様

物語の舞台となる裕福な国の王位継承者。国王の息子であり、賢く聡明な人物として国民の間での人気も高い。顔の良いのイケメンであり、温厚な性格。イケメン検定のライセンスも持っている（イケメン検定に関しては、当ホームページ掲載のシナリオ「イケメンの国」を参照）。大変モテるので、縁談の申し込みが後を絶たない。

近々父である王から譲位される見込みであり、その準備として妃選びの真っ最中である。その舞台として王宮での舞踏会を定期的に開いており、王子自身も運命の出会いを探している。

舞踏会で見染めた灰かむりの少女にほれ込んで、激しい恋の炎に身を焦がすことになる。

●背景設定

▼裕福な国

今回のシナリオの舞台となる国。特に名前は定めない。

広大な国土と、豊かな耕作地を擁する裕福な国であり、外交関係も良好である。国王は近々王位継承者である王子への譲位を考えており、国母となる王子の妃選びを熱心に行っている。

現国王は善政を敷いており、王子もその薫陶をよく受けているので将来は安泰とみられている。

オープニング

●オープニング１：“青の双眼”の最期

場所：深奥の深滝　登場ＰＣ：PC①、他登場不可　登場ＮＰＣ：オスカー・ワイルド

シーンプレイヤー：PC①

状況：伽藍化したオスカーと“青の双眼”の最期を描く

解説

PC①の過去として、“青の双眼”が壊滅した場面を描く。

“願いの腕輪”の力で次々に伽藍や偉業を討伐したオスカーは急速に異形化し、伽藍に堕ちた。

オスカーを核として虚無が生まれ、“青の双眼”の本拠は虚無に沈み、オスカー討伐に立ち向かったメンバーも次々虚無に飲まれていく。

PC①は歴戦の戦友の犠牲のおかげで、辛くもオスカーの討伐に成功する。

この戦いでは多くの“歪んだ御標”が下されるが、過去の事件であるので、このシーンで歪み表（P263）を振る必要はない。…この後散々振る羽目になるのでGMの恩情である（邪悪な笑み）

PC①の同僚の攻撃はオスカーの力の源である“願いの腕輪”を腕ごと切り飛ばしたので、PC①はオスカーに攻撃を届かせることができる。

願いの腕輪は滝壺に沈み、下流に流されたのか、そのあといくら探しても発見できなかった。

描写

“青の双眼”の本部が置かれていた深奥の森。最も深くの滝壺まで追い込まれたオスカー・ワイルド。すでに色を失い、ひび割れた彼は、それでも次々に“歪んだ御標”を下し、そのたびにかつての部下であった魔狩人たちを虚無へと沈めていく。

セリフ

▼オスカー

『そして、世界は等しく全き虚ろとなり、平穏なる静寂につつまれたのでした、めでたし、めでたし』

『その静寂を乱す魔狩人は、虚無に沈んだのでした。めでたし、めでたし』

「ああすばらしい、すばらしい。次々に世界が平穏になっていく」

「やはりあらゆる御標は善だったのだ。はは、ははは、はははははは！」

▼戦友たち

「もう残っているのは俺たちとお前だけだ。」

「俺たちが隙を作るから、お前がとどめを刺せ。いつものように、な（ニヤリと最後の笑みを浮かべる）」

結末

現在、“願いの腕輪”を探して旅を続けるPC①の耳に、裕福な国の舞踏会と、それを祝う祭りの噂が耳に入る。多くの交易品が集まるその市場でなら、腕輪も見つかるかもしれない。

PC①が裕福な国に向かったらシーン終了。

●オープニング２：王宮の舞踏会

場所：灰かむり少女の家　登場ＰＣ：PC②、他登場不可　登場ＮＰＣ：灰かむりの少女

シーンプレイヤー：PC②

状況：灰かむりの少女に腕輪をプレゼントする

解説

裕福な国の王宮では、月に一度、王子様の妃選びのための舞踏会が開かれている。この時は国中がお祭り騒ぎとなり、盛大な市が開かれる。舞踏会の参加資格は正装であることだけであり、貴族だけでなく、国民にも広く門戸が開かれている。

今月の舞踏会が近い日、PC②は市場で「願いが叶うかもしれない、お守りの腕輪」と商人が触れ込む腕輪を買い求め、灰かむりの少女にプレゼントする。少女は贈り物を心から喜び、大切にすると約束する。

描写

いつも継母たちにいじめられている、親友の灰かむりの少女。こんなに町が祭りでにぎわっているのに、遊びにも行けない彼女を見かねたPC②は、市場で素敵な腕輪を見つけ、プレゼントするために彼女の家に向かっていた。

セリフ

▼灰かむりの少女

「あらPC②、よく来てくれたわね。町のお祭りはどう？」

（PC②の土産話を聞いて）「まあ、素敵！私も行きたいなあ…。今夜なら、母さんたちも舞踏会に出かけるし、少しなら遊びに行けるかも」

（腕輪を渡されて）「これを私に？うれしいわ！お出かけするときに、さっそく身に着けるわね！」

▼継母

「ちょっと、そんなところで油を売ってないで！暖炉の掃除が終わってないじゃないかい！？」

「今夜は待ちに待った舞踏会なんだから、掃除が終わったらドレスにブラシをかけて、靴を磨いておいておくれ」

結末

PC②が灰かむりの少女の元を去った後、少女が腕輪をさっそく身に着けると、以下の御標が下される。

「そして少女は、“願いの腕輪”を肌身離さず身に着け、やがて幸せになるのでした、めでたし、めでたし」

これは歪んだ御標である。歪み表Ver2.0（ICZP262）を振ること。PC②が既にシーンから退場しているのでこのシーンではゆがみを引き受けることはできない。次シーン以降で引き受けるかどうかを決めること。

●オープニング３：ほつれ

場所：裕福な国　登場ＰＣ：PC③、他登場不可　登場ＮＰＣ：王子

シーンプレイヤー：PC③

状況：王子の護衛の最中ほつれを発見する

解説

王子は舞踏会の前に、国内の視察で国外れの農園に出かける。PC③は親衛隊としてほかの騎士とともに、王子の護衛につく。

王子は今夜の舞踏会に関して、あまり気が乗らないと愚痴をこぼす。父王の信頼にはこたえたいが、舞踏会に現れる妃候補たちは、誰もが我欲丸出しに見えてしまい、いずれ国母となる妃にはふさわしくないと思えるのだ。

視察は滞りなく済むが、視察から帰る途上で、PC③は小さなほつれを発見する。このほつれは、オープニング２で下された、歪んだ御標の影響である。

描写

のどかで平和な田園地帯。勤勉な農夫たちは王子の視察を喜び、よく案内をしてくれ、新鮮な果物をふるまってくれる。

セリフ

▼王子

（農夫たちに）「皆、よく励んでくれてありがとう。皆はこの国の柱だ」

（PC②に）「この民たちを守るためにも、早く妃を選びたいが。あの舞踏会は、どうもな」

「広く人材を選ぼうという父上の考えはわかるが、ああも門戸が広すぎては、妃にふさわしい女性を選ぶというのも一苦労だ」

「はは、これではまるで、私が運命の出会いを待つ姫君のようだな」

結末

視察から引き上げる際、PC③は小さなほつれを見つける。忠誠を誓う王子を守るためにも、裁縫師組合に連絡を取る必要がある。

PC③が行動を開始したらシーン終了。

●オープニング４：裁縫師組合

場所：旅の空　登場ＰＣ：PC④、他登場不可　登場ＮＰＣ：アリア・B・コロラトゥーラ

シーンプレイヤー：PC④

状況：裁縫師組合から任務を受ける

解説

裕福な国にある裁縫師組合の支部にPC③が連絡を取ったことで、組合は裕福な国に優秀な裁縫師であるPC④を派遣することを決める。

描写

抜けるような青空の旅の途上で、糸電話が着信を告げた。

セリフ

▼アリア

「ああ、PC④、聞こえて？」

「支部から、ほつれが生まれたとの通報があったの。その国に一番近いのは、あなた。」

「追って応援も送るけど、PC④は一足先に行って調べを進めて頂戴」

結末

PC④が裕福な国に向かったらシーン終了。

●オープニング５：ファッキン御標

場所：PC⑤の家　登場ＰＣ：PC⑤、他任意　登場ＮＰＣ：なし

シーンプレイヤー：PC⑤

状況：PC⑤が異形化する

解説

灰かむりの少女が、“願いの腕輪”に『王宮の舞踏会に出てみたい』と、戯れに願ったことで、PC⑤に歪んだ御標が下される。

「そして、町はずれに住む魔法使いのPC⑤は、町に住む灰かむりの少女が王宮の舞踏会に行けるよう、ドレスと馬車を用意したのでした。めでたし、めでたし」

これは歪んだ御標である。歪み表Ver2.0（ICZP262）を振ること。

PC⑤がもたもたしているうちにPC⑤は異形化する。御標に従わなければ伽藍になると直感するので、とりあえず魔法でドレスと馬車を仕立てて灰かむりの少女の元に送り出す。少女が馬車で王宮に向かうと、異形化の進行は止まる。

描写

いつもの森の夕暮れ。いつものように夕食の支度をしているPC⑤のもとにそよ風が吹き、歪んだ御標を下してゆく。

結末

なんとかしなければならない。PC⑤が行動を起こしたらシーン終了。

●オープニング６：灰かむりと王子様

場所：王宮　登場ＰＣ：なし　登場ＮＰＣ：灰かむりの少女、王子様

シーンプレイヤー：マスターシーン

状況：灰かむりの少女と王子が一目ぼれする

解説

PC⑤が魔法でよこしたドレスと馬車で、灰かむりの少女は王宮の舞踏会に出席する。少女は、単純に神様が願いをかなえてくれたと喜んでおり、よもや伽藍の腕輪が関与しているとは夢にも思わない。

“願いの腕輪”は、仮面舞踏会（P117）で正体を隠し、操り人形（P236）で灰かむりの少女に次々と願いを言わせる。

描写

屋敷で一人、継母たちが出かけた間に夜の祭りを見物に出ようと支度をしている灰かむりの少女の元に、PC⑤が送った馬車とドレスが到着する。灰かむりの少女は魅入られたようにドレスを身にまとい、舞踏会へと出かけた。

きらびやかな舞踏会に来たは良いが、場の高貴さに気おされて中庭の隅に逃げ出した少女の前に、同じく舞踏会を抜け出して息抜きをしていた王子様があらわれる。二人は運命の出会いから、一瞬で深い恋に落ちる。

「そして、王子さまは、出会った女性と結ばれ、裕福な国の永遠の繁栄を約束されるのでした、めでたし、めでたし」

歪んだ御標がくだされるが、王子と少女は歪んだ御標とは気づかず、この愛は運命だと信じ、御標を信じ、お互いの愛を確かめ、熱い口づけを交わす。

夜は更け、二人は舞踏会へと戻ってゆく。

行く実、国中に、王子の妃として、灰かむりの少女が紹介される。その腕には、伽藍の腕輪が鈍い光を放っていた。

結末

歪んだ御標が下されたので、歪み表Ver2.0（ICZP262）を振ること。

結果を確認したらシーン終了。

ミドルフェイズ

●ミドル１：腕輪のにおい

場所：裕福な国　登場ＰＣ：PC①、他任意　登場ＮＰＣ：任意

シーンプレイヤー：PC①

状況：PC①が裕福な国にたどり着く

解説

PC①が裕福な国にたどり着くと、話に聞いていた妃選びのお祭りは、妃が決まったお祭りになっていた。酒場で話を聞くと、妃に選ばれたのは、ある屋敷で小間使いとして使われていた娘で、想像しがたい玉の輿だという。町の人々は、敬愛する王子様のお妃が決まったことを祝福している。

かなわぬ願いがかなったのなら、そこに伽藍の腕輪がかかわっている可能性がある。お祭り騒ぎの陰で、いくつか小さなほつれが生まれているのがその証だ。

描写

お祭り騒ぎに沸き立つ王国を歩くと、無数の横断幕が目に入る。そこには「王子様、御婚約おめでとう！」といった祝福の言葉が色とりどりに描かれている。この国の祭りは妃選びの祭りのはずだが…。

セリフ

▼町の人

「やあ旅の人！いい時に訪れなさったね！」

「昨日の舞踏会で、我らの王子様が、ついにお妃様を見染められてね、国中でお祝いしているのさ」

「今日は何でも安くしとくよ！」

結末

ほつれが生まれているなら裁縫師組合が動いているかもしれない。

この国には裁縫師組合の支部がある。行ってみるとよいだろう。PC①が向かったらシーン終了。

●ミドル２：裁縫師組合

場所：裁縫師組合支部　登場ＰＣ：全員　登場ＮＰＣ：任意

シーンプレイヤー：PC④

状況：PCが合流する

解説

PCが合流するシーン。PC④が裁縫師組合を訪れるところから始める。

PC①は情報を求めて。PC③はほつれの調査のため、PC⑤は歪んだ御標に文句を言うためなど、理由はいくらでも付くだろう。またPC②は、自分が腕輪をプレゼントとしてから、親友が妃に選ばれ、町のあちこちにほつれが生まれていることに関連性を見出すことができる。

PCが情報を持ち寄り、それをもとに次のシーンで情報収集を行うこと。

描写

裁縫師組合では、蜂の巣をつついたように職員たちが走り回っている。

セリフ

▼裁縫師

「皆様、ようこそおいで下さいました。バタバタしていてすみません」

「我々裁縫師は微妙な立場です。ほつれは確認されていますが、あまり大っぴらに動くと国の祝賀ムードに水を差された民衆に、何をされるかわかりません」

「この国で紡ぎ手は、迫害はされていませんが、大っぴらに認められているわけでもないのです」

結末

PC達が情報収集に向かったらシーン終了。

●ミドル３：情報収集

場所：任意　登場ＰＣ：全員　登場ＮＰＣ：任意

シーンプレイヤー：PC⑤

状況：情報収集を行う

解説

このシーンでは以下の情報項目を調べることができる。

▼“願いの腕輪”について（PC①が調査する場合、達成値に＋３）

判定値：【社会】

１０：色とりどりの宝石がちりばめられた、豪奢なつくりの腕輪。大分古びてはいるが、その細工は超一流の職人の手によるものであり、はめられた石はどれも水晶の国で産した特級品である。

１３：PC②が灰かむりの少女にプレゼントした腕輪は、この“願いの腕輪”である。腕輪を手にした人は普段心の底に仕舞ってある願いを次々に腕輪に願ってしまい（エネミー特技の操り人形の効果）、歪んだ御標を下し続ける傾向にある。

灰かむりの少女が妃になれたのも、この“願いの腕輪”による歪んだ御標の力が大きいと思われる。

▼“王子様”について（PC③が調査する場合、達成値に＋３）

判定値：【社会】

１０：国王の息子であり、賢く聡明な人物として国民の間での人気も高い。顔の良いのイケメンであり、温厚な性格。大変モテるので、縁談の申し込みが後を絶たない。

近々父である王から譲位される見込みであり、その準備として妃選びの真っ最中であった。その舞台として王宮での舞踏会を定期的に開いており、王子自身も運命の出会いを探していた。

舞踏会にくる娘たちは、欲がむき出しと感じていて辟易しており、妃選びに頭を悩ませていた。

１３：王子が漏らした言葉によれば、王子は舞踏会でたまたまであった灰かむりの少女の人柄と、聡明さに、他の妃候補たちにない資質を感じ、また愛を抱いて妃に選んだという。出会ったときに下った御標が後押しになったことは確かだが、それがなくても少女を妃に選んだであろうと話している。

▼“灰かむりの少女”について（PC②が調査する場合、達成値に＋３）

判定値：【社会】

１０：裕福な家庭に生まれたが、早くに母を亡くし、家の財産目当てに父と結婚した継母と、継母が連れてきた姉たちに疎まれている。

再婚してほどなく父も亡くなったため、家の財産は継母たちに奪われており、少女は下働きとしてこき使われている。

PC②が親友と思うだけのことはあり、聡明な少女。継母たちの保護の下では将来は開けないことは認識しており、忙しい家事の合間を縫って勉学に励んでいた。そのため知識は広く、見識も確かで、そこはかつて王国の実力者で逢った実の父の素養を受け継いでいるといえる。成人したら家を出て科挙に挑戦し、自分の人生を歩むつもりでいた。

一方で少女らしい夢や憧れを持った普通の女性であり、王宮の舞踏会にもあこがれを持っていた。そのため、おとぎ話のような腕輪のお守りに願ってしまったのだろう。

１３：少女の継母は、自分の連れ子である少女の姉たちを妃にすることはできなかったが、今度は少女の親族として王宮に取り入る動きを始めている。

自分に散々な仕打ちをした継母たちがそのようにして権勢を握ろうとすることを、少女は快く思わない事は想像できる。

結末

情報収集を終えたらシーン終了。

●ミドル４：少女の行く末

場所：任意　登場ＰＣ：全員　登場ＮＰＣ：任意

シーンプレイヤー：PC②

状況：今後の善後策を協議する

解説

集めた情報をもとに、今後どうするかを考えてもらう。

灰かむりの少女と王子に接触する方向になると思うが、すでに公人である灰かむりの少女が歪んだ御標に関連していることが公になれば、即刻火刑に処される可能性が高いので、少女を救いたければ留意する必要がある。

内密に王子様と少女に会うのであれば、PC③のコネか、少女の親友であるPC②から話を通してもらうのが良いだろう。

セリフ

▼裁縫師

「お妃候補が歪んだ御標にかかわりがあるというのは、難しいですね。デリケートな話です。」

「軽率に公にすれば、その少女は火刑に処されることになるでしょう。」

結末

少女に会いに行くのであればシーン終了。

●ミドル５：時の人との面会

場所：王宮　登場ＰＣ：全員　登場ＮＰＣ：王子様、灰かむりの少女、継母

シーンプレイヤー：PC③

状況：少女が異形化しつつあることが明らかになる

解説

王子様と少女への面会は、コネを使えば内密に実現することができる。

少女と王子様は“願いの腕輪”が伽藍であることを信じない。

会話の最中、継母が王子様にコネをねじ込みに来るが、腕輪のエネミー特技、操り人形の効果で、少女は腕輪に願ってしまい、歪んだ御標が下される。

「そして、意地悪な継母は、永遠に虚無に飲まれてこの世から消え去るのでした、めでたし、めでたし」

歪み表Ver2.0（ICZP262）を振ること。

少女の腕輪から虚無が生まれ、継母を飲み込もうとする。難易度１３の肉体判定に成功するか、カバーリング系の特技で、継母をかばうことができる。

虚無から異形（狼（P239）のデータを使用）が３グループ出現するので戦闘になる。王子は護衛対象として戦闘に参加するが、攻撃を受けそうになると、少女が必死で虚無を抑え込んで守ろうとする。

描写

内密の話ということで、王宮では王子の私室に通される。豪奢ではないが、品よくまとめられた広い部屋では、王子様と少女が笑顔でPC達を出迎えた。

セリフ

▼灰かむりの少女

「まあ、PC②．会いに来てくれてうれしいわ」

「これも全部、あなたがくれた魔法の腕輪のおかげよ」

▼王子様

「異形やほつれとなれば、確かに由々しき問題だが…」

「腕輪の伽藍など、本当に存在するのか？」

▼継母

「まあまあ王子様、わたくし、この娘の母が参りましたわよ」

「今日は王子様に贈り物を…きゃああああ！（虚無に襲われる）」

結末

「こ、こんな恐ろしい。私はなんてことを！！」

少女は慌てて腕輪を外そうとするが、腕輪は外れず、はずそうとすると急激に少女の肌が曇白となり、異形化が進行していく。

「もう王子様のそばにいることはできないわ！」

腕輪は少女の願いを聞き届け、少女はその場から煙のように消えてしまう（腕輪の逸脱能力、神速移動を使用する）。

シーン終了。

●ミドル６：王子は少女を救いたい

場所：王宮　登場ＰＣ：全員　登場ＮＰＣ：王子様

シーンプレイヤー：PC④

状況：王子の願いを聞く

解説

残された王子と対話するシーン。

王子は灰かむりの少女を心から愛しており、異形化から救いたいと願う。PC達は、裁縫師としてそれに応えるか否かを決める。

描写

気を失った継母は運び出され、騒ぎで荒れ放題となった王子の私室では、王子が悩みに頭を抱えていた。

セリフ

▼王子様

「よもや、少女が異形化していたとは…」

「きっかけは歪んだ御標だったかもしれぬ。だがこの数日の彼女との語らいで、私は確かにこの国の将来を見たのだ」

「この国に彼女は必要な人材だ。何より私は彼女を愛している」

「紡ぎ手よ、どうか彼女を異形化の運命から救ってくれ。この通りだ」

結末

PCが方針を決めたらシーン終了。

●ミドル７：少女の苦悩

場所：国外れの森　登場ＰＣ：なし　登場ＮＰＣ：灰かむりの少女

シーンプレイヤー：マスターシーン

状況：少女の異形化が進行する

解説

一人になった少女は必死に腕輪を外そうとするが、腕輪は腕に侵食して外すことはできず、逆に加速度的に少女の剥離と異形化が進んでいく。

描写

暗い暗い森の中、少女は必死で腕輪を引っ張り、木にたたきつけ、岩にぶつける。

少女は傷だらけになり、剥離が進んでいくが、腕輪は一向に外れる気配がない。

セリフ

▼灰かむりの少女

「どうして、どうして、はずれない！」

「私のせいだ。ずるいことを願ってしまった私のせいだわ。」

「このままでは、この国を、愛する人たちを滅ぼしてしまう。この国から離れないと」

結末

少女は絶望的な瞳で、明かりの見えない暗い森の奥を見据えた。

シーン終了。

●ミドル８：情報収集２

場所：任意　登場ＰＣ：全員　登場ＮＰＣ：任意

シーンプレイヤー：PC①

状況：少女を救う方法を探す

解説

灰かむりの少女を救う方法を調査する。

以下の情報項目を調査できる。

▼“灰かむりの少女を救う方法”について（PC①かPC②、PC④が調査する場合、達成値に＋３）

判定値：【縫製】

１３：灰かむりの少女と“願いの腕輪”は、少女に最初に下された以下の御標によって結び付けられている。御標の内容は少女が王子に話しているので、王子から聞き出すことができる。

「そして少女は、“願いの腕輪”を肌身離さず身に着け、やがて幸せになるのでした、めでたし、めでたし」

少女が伽藍化する前に、少女と腕輪を物理的に切り離し、腕輪を破壊すれば、少女の異形化を止めることができるかもしれない。

▼“灰かむりの少女の行方”について（PC⑤が調査する場合、達成値に＋３）

判定値：【感応】もしくは【縫製】

１３：少女にはPC⑤の魔法の痕跡が残っているので、それをたどることで行方を追うことができる。少女は王宮から森に転移した後、この国を離れる方向に、夜の森を進んでいる。

この情報が開示された場合、少女の元にたどり着くことができる。

結末

情報が集まり、少女を追ったらシーン終了。

クライマックス

●クライマックス１：救え！灰かむり

場所：森の中　登場ＰＣ：全員　登場ＮＰＣ：灰かむりの少女

シーンプレイヤー：PC②

状況：少女から腕輪を切り離す

解説

少女を救う方のクライマックス。目的は灰かむりの少女と腕輪を切り離すこと。

見た限り、腕輪は完全に少女の腕に根を張っており、切り離すには腕ごと切り飛ばすしかない。

描写

真っ暗な森の中で、異形化した腕を引きずりながら一人歩む少女に、紡ぎ手達が追いついた！

セリフ

▼灰かむりの少女

（PC達に気付いて）「逃げて！PC②！この腕輪は私を操っている！私はあなたを殺したくない！」

戦闘解説

敵は灰かむりと腕輪（データセクション参照）×1体、異形の兵隊（兵士（P２３９）のデータを使用）×PC人数、配置はGMの任意とする。

この戦闘の目的は灰かむりと腕輪の撃破ではない。灰かむりと腕輪のHPが０になった場合、灰かむりの少女は死亡するので注意する。

この戦闘では、PCのメジャーアクションで“腕輪を切り離す”判定に挑戦できる。武器の射程内に入り、達成値に－３して命中判定を行い、攻撃が命中し、ダメージを１点でも入れれば腕輪を切り離すことができる。少女は腕輪への抵抗として、オリジナルの特技、異形への抵抗を使用し、自ら回避にペナルティをかけるが、代償としてHPを失う（異形化が進行することの表現）。

敗北条件はPCの全滅。

結末

腕を失い、気を失う少女。だがまだ終わりではない。

少女の異形化を、この悲劇を止めるには、腕輪を破壊しなければならない。

●クライマックス２：願いの腕輪

場所：森の中　登場ＰＣ：全員　登場ＮＰＣ：願いの腕輪

シーンプレイヤー：PC①

状況：腕輪を破壊する

解説

腕輪を破壊する方のクライマックス。

腕輪を破壊することで、今回の悲劇に歯止めをかけることができる。

描写

切り飛ばされた腕を核として、腕輪が異形となり襲い掛かってくる。

セリフ

▼願いの腕輪

「・・・」

戦闘解説

敵は願いの腕輪（データセクション）、虚無の騎兵（データは騎兵（P239）のものを使用）×３、配置はGMの任意とする。

勝利条件は願いの腕輪の撃破、敗北条件はPC全滅とする。

結末

腕輪は砕け散り、灰となった。

このシナリオ本来の流れでは少女の腕は失われるが、PC側から何らかの提案（回復系の特技や逸脱能力の使用、義肢型からくりの斡旋等）があれば、積極的に採用して腕を回復させて構わない。

シーン終了。

エンディング

●エンディング１：その後の話

場所：裕福な国　登場ＰＣ：PC②、PC③　登場ＮＰＣ：任意

シーンプレイヤー：PC②

状況：PC③から少女の近況を聞く

解説

灰かむりの少女は、片腕を失ったものの命はとりとめ、異形化も収まった。

歪んだ御標の件が公にならなかったことで、処刑されることは免れたが、王子にも皆にも迷惑をかけたと国を出ようとした。しかし、王子のたっての願いで王宮にとどまり、妃の立場を続けている。

少女はさっそくその才能を開花させ、王子や現王も舌を巻いている。継母と姉たちは、それなりの家に嫁ぐことで少女にちょっかいを出さなくなった。

そういった話を、城下に巡回に出たPC③から聞くことができる。

●描写

祭りの後も賑わいを見せる城下町で、PC②は偶然PC③と出会う。

●結末

平和な日常が帰ってきた。

シーン終了。

●エンディング２：森の奥の魔女

場所：PC⑤の家　登場ＰＣ：PC⑤　登場ＮＰＣ：任意

シーンプレイヤー：PC⑤

状況：PC⑤の日常が戻ってくる

●解説

灰かむりの少女は、今回のお礼と迷惑をかけたことから、王宮から結構な額の謝礼と慰謝料を支払っている。

●描写

あれから例の灰かむりの少女にはきちんとワビを入れてもらったし、王宮から報酬、というか口止め料もたんまりとふんだくった。しばらくは悠々自適で暮らせるだろう。

●結末

日常に戻ったらシーン終了。

●エンディング３：闘いの日々

場所：街道　登場ＰＣ：PC①、PC④　登場ＮＰＣ：アリア・B・コロラトゥーラ

シーンプレイヤー：PC①

状況：PC①が裁縫士組合に勧誘を受ける

●解説

アリアはPC①の実力を高く評価し、PC④を通して裁縫士組合に勧誘する。

●描写

天気の良い旅の空。PC④の糸電話が着信を告げた。

●セリフ

▼アリア

「報告は受け取ったわ、PC④．お疲れさま、よくやってくれたわ」

「ちょっとPC①に代わってくれるかしら」

結末

しつこいアリアの勧誘に辟易しながら、異形狩りの旅は続く。

シーン終了。

データセクション（CSVデータとして扱ってください）

●BOSSデータ

キャラクター名,灰かむりと腕輪,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

種族,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

外見,瞳の色,青,髪の色,金,,,,,,,,,,,,,,,,

,肌の色,白,身長・体重,178/45,,,,,,,,,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

エネミー,,6,レベル,,幸運（Ｆ）,,5,,,,,,,,,,,,,

クラス１,異形,6,レベル,,コネクション（Ｆ＋２）,,7,,,,,,,,,,,,,

クラス２,,,レベル,,,,,,,,,,,,,,,,,

クラス３,,,レベル,,,,,,,,,,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

能力値,,肉体,知覚,意志,感応,社会,縫製,,,,,,,,,,,,,

能力基本値,クラス１,6,4,3,4,2,5,,,,,,,,,,,,,

,クラス２,6,4,3,4,2,5,,,,,,,,,,,,,

,クラス３,6,4,3,4,2,5,,,,最大値,現在値,ベース,特技,倍数,,,,,

能力値,,18,12,9,12,9,15,,HP,耐久力,85,,37,1,2,,,,,

,,Ａ,Ｂ,Ｃ,Ｄ,Ｅ,Ｆ,,MP,精神力,32,,16,1,2,,,,,

能力値ボーナス,,6,4,3,4,3,5,,,,,,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

,,,,,,,武器・右,武器・左,防具,アクセサリー,その他１,その他２,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,特技,データ調整,,,,,,,,

戦闘能力値,ベース,,異形,0,0,未装備,P,P,P,P,歪な爪,P,現在値(合計),備考,,,,,,

命中値,（A＋B）÷２,5,5,,,10,,,,,5,-6,9,,,,,,,

回避値,（Ｂ＋C）÷２,3,3,,,6,,,,,,,6,,,,,,,

術操値,（C＋D）÷２,3,2,,,5,,,,,,,5,,,,,,,

抵抗値,（Ｄ＋Ｆ）÷２,4,3,,,7,,,,,,,7,,,,,,,

行動値,Ｂ＋Ｄ,8,3,,,11,,,,,,,11,,,,,,,

耐久力,(a+b)÷２,15,22,,,37,,,,,,,37,,,,,,,

精神力,（c+d)÷２,10,6,,,16,,,,,,,16,,,,,,,

攻撃力＜斬＞,,,7,,,7,,,,,12,,19,,,,,,,

,,,,,防御修正,,,,,,,,7,,,,,,,

,,,,,,斬,,,,,,4,4,,,,,,,

戦闘移動,行動値＋５,16,ｍ,,,刺,,,,,,2,2,,,,,,,

全力移動,戦闘移動×２,32,ｍ,,,殴,,,,,,3,3,,,,,,,

,,,,,,術,,,,,,,0,,,,,,,

,,,,,,縫製,,,,,,,0,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,0,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

逸脱能力,クラス,対象,タイミング,効果,,,,,,ページ,チェック,,,,,,,,,

憤怒の一撃,,自身,ダメージロール,単体へのダメージ＋８D6、軽減不可,,,,,,P125,,,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

特技名,クラス,レベル,種別,タイミング,判定値,難易度,対象,射程,代償,備考,,,ページ,,,,,,,

滅びゆく身体,異形,1,必,常時,自動成功,なし,自身,なし,なし,耐久力に＋[CL+5]し、肉体の判定に＋１（計算済み）,,,P116,,,,,,,

歪な爪,異形,3,ー,マイナーアクション,自動成功,なし,自身,なし,3HP,素手ひとつのデータを命中：[LV-1]、攻撃力：斬[CL+6に書き換える（計算済み）,,,P117,,,,,,,

仮面舞踏会,異形,5,ー,常時,自動成功,なし,自身,なし,なし,社会基本値に＋３（計算済み）、術攻撃のダメージに＋[LV+1],,,P117,,,,,,,

無慈悲なる一撃,エネミー,2,ー,常時,自動成功,ー,自身,ー,ー,ダメージロールに＋ＳＬＤ６する,,,Ｐ２３７,,,,,,,

伸縮碗,エネミー,1,ー,メジャーアクション,命中値,対決,単体,効果参照,10HP,対象に物理攻撃を行う。この攻撃の射程を３０ｍとする,,,オリジナル,,,,,,,

異形への抵抗,エネミー,1,ー,リアクション,自動成功,対決,自身,なし,20HP,自身のリアクションの達成値を－[1D6]する,,,オリジナル,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,Ｐ,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

,,13,,,,,,,,,,,,,,,,,,

キャラクター名,願いの腕輪,,,,,,,,,,,,,,

種族,伽藍,,,,,,,,,,,,,,

外見,瞳の色,なし,髪の色,なし,,,,,,,,,,,

,肌の色,なし,身長・体重,140ｇ,,,,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,

エネミー,,12,レベル,,幸運（Ｆ）,,5,,,,,,,,

クラス１,異形,12,レベル,,コネクション（Ｆ＋２）,,7,,,,,,,,

クラス２,,,レベル,,,,,,,,,,,,

クラス３,,,レベル,,,,,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,

能力値,,肉体,知覚,意志,感応,社会,縫製,,,,,,,,

能力基本値,クラス１,6,4,3,4,2,5,,,,,,,,

,クラス２,6,4,3,4,2,5,,,,,,,,

,クラス３,6,4,3,4,2,5,,,,最大値,現在値,ベース,特技,PC人数

能力値,,18,12,9,12,9,15,,HP,耐久力,150,,30,1,5

,,Ａ,Ｂ,Ｃ,Ｄ,Ｅ,Ｆ,,MP,精神力,100,,20,1,5

能力値ボーナス,,6,4,3,4,3,5,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,

,,,,,,,武器・右,武器・左,防具,アクセサリー,その他１,その他２,,,

,,,,,,,,,,,特技,データ調整,,,

戦闘能力値,ベース,,異形,0,0,未装備,P,P,P,P,歪な爪,P,現在値(合計),備考,

命中値,（A＋B）÷２,5,7,,,12,,,,,11,-12,11,,

回避値,（Ｂ＋C）÷２,3,5,,,8,,,,,,-1,7,,

術操値,（C＋D）÷２,3,4,,,7,,,,,,,7,,

抵抗値,（Ｄ＋Ｆ）÷２,4,4,,,8,,,,,,-1,7,,

行動値,Ｂ＋Ｄ,8,5,,,13,,,,,,,13,,

耐久力,(a+b)÷２,15,38,,,53,,,,,,-23,30,,

精神力,（c+d)÷２,10,10,,,20,,,,,,,20,,

攻撃力＜殴＞,,,12,,,12,,,,,18,-10,20,,

,,,,,防御修正,,,,,,,,12,,

,,,,,,斬,,,,,,4,4,,

戦闘移動,行動値＋５,18,ｍ,,,刺,,,,,,2,2,,

全力移動,戦闘移動×２,36,ｍ,,,殴,,,,,,3,3,,

,,,,,,術,,,,,,,0,,

,,,,,,縫製,,,,,,,0,,

,,,,,,,,,,,,,0,,

,,,,,,,,,,,,,,,

逸脱能力,クラス,対象,タイミング,効果,,,,,,ページ,チェック,,,,

憤怒の一撃,,自身,ダメージロール,単体へのダメージ＋８D6、軽減不可,,,,,,P125,,,,,

虚構現出,,単体,いつでも,逸脱能力の効果を打ち消す,,,,,,P125,,,,,

瞬速行動,,自身,オートアクション,イニシアチブプロセスに使用。即座にメインプロセスを得る。,,,,,,P126,,,,,

堕落の声,,単体,判定のダイスロールの直前,対象のダイスロールをー１Ｄ６する。Ｃ値、Ｆ値は通常通りの値となる,,,,,,P126,,,,,

神速移動,,自身,いつでも,シーンから退場する。もしくはシーン内の任意の場所に移動する,,,,,,P126,,,,,

,,,,,,,,,,,,,,,

特技名,クラス,レベル,種別,タイミング,判定値,難易度,対象,射程,代償,備考,,,ページ,,

滅びゆく身体,異形,1,必,常時,自動成功,なし,自身,なし,なし,耐久力に＋[CL+5]し、肉体の判定に＋１（計算済み）,,,P116,,

歪な爪,異形,3,ー,マイナーアクション,自動成功,なし,自身,なし,3HP,素手ひとつのデータを命中：[LV-1]、攻撃力：斬[CL+6に書き換える（計算済み）,,,P117,,

仮面舞踏会,異形,5,ー,常時,自動成功,なし,自身,なし,なし,社会基本値に＋３（計算済み）、術攻撃のダメージに＋[LV+1],,,P117,,

無慈悲なる一撃,エネミー,3,ー,常時,自動成功,ー,自身,ー,ー,ダメージロールに＋ＳＬＤ６する,,,Ｐ２３７,,

範囲攻撃,エネミー,3,ー,マイナーアクション,自動成功,ー,自身,ー,ー,攻撃の対象を「範囲（選択）」に変更する,,,Ｐ２３８,,

操り人形,エネミー,1,ー,メジャーアクション,自動成功,ー,単体,シーン,ー,エキストラを意のままに操る,,,P236,,

御標の託宣,エネミー,1,ー,オートアクション,自動成功,なし,自身,なし,ー,歪んだ御標を下す,,,Ｐ２３８,,

虚ろなる魂,エネミー,1,ー,オートアクション,自動成功,なし,自身,ー,ー,"バッドステータスを回復する。ＨＰを3点失う

",,,Ｐ２３６,,

伸縮碗,エネミー,1,ー,メジャーアクション,命中値,対決,単体,効果参照,10HP,対象に物理攻撃を行う。この攻撃の射程を３０ｍとする,,,オリジナル,,

,,,,,,,,,,,,,,,

,,,,,,,,,,,,,Ｐ,,

,,,,,,,,,,,,,,,

,,19,,,,,,,,,,,,,

＜奥付＞

「灰かむりと願いの腕輪」

初版発行：２０１８年７月２６日

二版発行：２０１８年１２月２日

なろう版発行：２０１８年１２月２日

発行　　：クラウ・ソラス

ＵＲＬ　：http://www006.upp.so-net.ne.jp/takosuke2/

ＴＲＰＧ［モノトーンミュージアム］は有限会社「ファーイースト・アミューズメント・リサーチ」及び「株式会社エンターブレイン」の著作物です。

ＵＲＬ：http://www.fear.co.jp/