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使徒討滅戦:蹂躙

 鬼人族の神はかつて、怒りのままに3つの種族を滅ぼした。

 天を舞う天翼族。

 夜を司る吸血種。

 そして、大地を支配する竜人族。

 世界の覇権を握っていた三種族の滅びは世界中に多大な影響を与え、鬼神と呼ばれたひとりの少女は封印という名の眠りについた。


「ああ、そうだとも。懐かしい記憶だ。まさかお主が辿り着くとは思ってもみなかったが」


 そう言って、酒呑はスクナの内に宿る激情を愛でる。

 大切な物を奪われる苦しみを、誰よりもよく知っているが故に。


「思うままに、望むままに、全てを破壊するといい」


 鬼の神はそう言って、静かに盃を傾けた。





「く、ふふふふ、あはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」


 暴走状態へと移行した鬼人が、嗤う。

 溢れ出る感情のままに振るった《宵闇》は禍々しいオーラを纏い、あれほど苦労した極光のブレスをあまりに容易く掻き消した。



 鬼人族の固有スキルは幾つかあるが、中でも有名なものが2つある。

 ひとつは言わずもがな、レアスキルである《鬼の舞》。

 そしてもうひとつが、鬼人族の代名詞とも呼べるバッドスキル《忘我の怒り》だ。

 怒りや失望、悲しみにより我を忘れ、強力なバフを得られる代わりに完全な制御不能状態に陥る、鬼人族最大の特徴とも言えるスキルである。

 鬼人の里ではこれを発症することが鬼人族の「成人の証」とまで言われる程度には、ありふれた光景のひとつとして語られる。琥珀がこれにより鬼人の里を半壊させてもなお追放程度で許されたのは、それが鬼人族の日常であったからだ。


 そしてもうひとつ。鬼人族の中でさえ禁忌と呼ばれる最悪の専用スキル。

 世界中を見ても数える程しかない災禍のスキル、《デッドスキル》の一角を担い。

 対象の全てを滅ぼすまで止まらない、呪われたスキルがあった。


 それこそがデッドスキル《憤怒の暴走》。

 かつて鬼神が世界を滅ぼす程の怒りと悲しみを抱えた時に生み落とした、破滅のスキルである。


 その身に纏うドス黒い闇のようなオーラは、使用者に絶大なメリットとデメリットを齎す《憤怒の暴走》の恩恵のひとつだ。

 暴走状態に陥った今のスクナは、かつて鬼神がその身に宿していた《絶対破壊》の力を受け継いでいる。

 それは文字通り全てを破壊する力。

 この力の前では不壊(ふえ)の耐性は用を成さず、不死でさえも有限の命に変わる。

 攻撃も、防御も、理さえも踏み躙る絶対の力だ。


 だが、こんなものは所詮ただの副産物に過ぎない。

 このスキルの本質は、終わりなき暴走にあるのだから。



「く、フフ」


 デッドスキルは使用者の魂を蝕む禁断の力。

 途方もない憤怒の果てに発現し、怒りの対象を破壊し尽くす。

 発動後に宿主を蝕む数え切れないほどのデメリットさえ、怒りの前には灯火のように消えゆく程度の障害でしかない。

 それが本来の《憤怒の暴走》の効果であり、スクナもまた怒りに飲まれていればそうなっているはずだった。


「あは、あハハははは、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」


 壊れたように笑うスクナの瞳は赤と黒に染まり、その哄笑は荒廃した戦場に似つかわしくない声を響かせる。

 笑う。嗤う。心の底から楽しそうに、スクナは狂った様に笑っていた。


 欠けていたものを取り戻して。

 忘れていた記憶を思い出した。

 けれど。

 多くの仲間を目の前で失って。

 そして最愛の人(リンネ)を、目の前で失った。


 引き金を引いたのは確かに《怒り》だったのだろう。

 システムがそう判断するほどに途方もない憤怒は、記憶の扉さえもこじ開けた。

 そして、多くの要素の積み重ねによって、スクナは《憤怒の暴走》に侵食された。


 だが。

 力づくで引き金を引いてしまったが故に、スクナがリンネと出会う前からずっと抑え続けてきた《破壊衝動なにか》が目を覚ましてしまった。


 本来であればスクナは決してそれを解き放ったりはしなかっただろう。

 何故ならそれは母を傷つけ、父を傷つけた、スクナ自身が忌避していた自分自身の力そのもの。

 あの雪の日でさえ、コレを目覚めさせないように記憶ごと封じ込めたのだから。


 だが、もう手遅れだ。

 目の前で仲間を失って、心乱れている最悪の時にリンネが死んでしまった。

 両親を失ってもなお耐え忍んできたスクナの強靭な精神の、最後の一線が断ち切られたのだ。

 もはや、スクナに躊躇うことはない。

 リンネが失われた今、この世界に守りたいものなんて存在しないのだから。

 解き放たれた破壊衝動を止める理由を、スクナはもう持ち合わせてはいなかった。

 生まれて初めて、その身に宿る悪魔(しょうどう)に身を委ねる。

 怒りを超えた歓喜が、スクナの全てを満たし尽くした。


 だから、このチカラは、己の敵に破滅を齎す為だけに。

 世界の全てを欲するような、ゾッとするほど蕩けた瞳を巨獣に向け、スクナは静かに足を踏み出した。



 踏み込み、飛びかかる。

 たったそれだけの動作が、「5倍に跳ね上げられた」敏捷によって弾丸のような速度での突進へと変わる。

 

「あはっ!」


 子供のような笑みと共に緩やかに素早く振るわれた宵闇が、ドゴォン!! と破壊音を立てて巨竜の身体に直撃する。

 アーツ《スローボンバー》。スイングスピードを半減させる代わりに打撃の威力を2倍に跳ね上げる打撃武器スキルのアーツだ。

 本来ならばデメリットであるはずのスロースイングも、今のスクナのステータスで振り下ろせば不可避の打撃たり得てしまう。

 スピード、そしてパワーを伴った破壊の一撃は、10倍を優に超える体格差を無視するかのように巨竜の身体をぐらつかせた。


「あはははっ!」


 間髪入れずに再びの轟音。上から叩きつけたことにより巨竜の身体が沈んだおかげで、スクナはもう一度空中で回転して《スローボンバー》を叩き込んだ。

 流石の巨竜も連続した2発の重撃は堪えたのか、大きくHPを減らして体勢を崩す。


 ほんの一瞬のダウンの内に地面に降り立ったスクナは、普段の彼女からは聞くことが出来ないような猫なで声で巨竜に語り掛ける。


「ねぇぇ、寝るにはちょっと早いよぉ」


 思い切り振りかぶって放たれるのは、《デッドリィスマッシュ》。体勢を崩したことで下がった顎をかち割るような打ち上げに、巨竜は悲鳴のような声を上げた。


「あぁぁぁぁぁ……好い声だせるじゃん!」


 ゴッガッグシャッ!! そんな音を立てて、フォームも何もないただの殴打が巨竜の脚に叩きつけられる。

 重点的に頭を狙われてふらついているというのに、身体を支える脚をも潰しにかかるスクナに対し、巨竜は嫌がるように左腕を振り抜いた。


「くしゃっ、てね」


 それを待っていたかのように、スクナは《瞬間換装》で宵闇をイベント武器である《スターダスト・メイス》に持ち替えると、飛んできた左腕の攻撃を《メテオインパクト》で打ち返した。

 ドグッシャァ! と鈍く重く血袋を割ったような音がフィールドに木霊する。


「ギィィィィィィィッ!?」


「アッハハハハハハハッ!! 面白いでしょぉ!?」


 それは巨竜の左腕が破裂した音。部位破壊などというレベルではない。文字通り弾けたのだ。

 血色のエフェクトがスクナを包み込み、彼女はそれを吸い込むように大きく両手を広げて笑った。


 最大強化でもトリリアの店売り程度の攻撃力しか持たないイベント武器の《スターダスト・メイス》だが、初期武器と同じ耐久力を持つというやや特殊な武器ステータスを持っている。

 その数値は5000。影縫でさえ大きく突き放すようなその数値は、本来であればただ壊れないと言うだけのものだ。

 だが、かつてスクナははるるに教えて貰った。《フィニッシャー》には隠された効果がある、と。

 それは300%、つまり3倍という本来のアーツ倍率に残耐久値の10%を上乗せした倍率が、《フィニッシャー》の本来の攻撃倍率であるという言葉だった。


 その特性は当然のように《フィニッシャー》の完全上位互換アーツである《メテオインパクト》にも受け継がれている。

 600%+(5000×0.1)%、つまり1100%。即ち、こと《スターダスト・メイス》による《メテオインパクト》に限っては、都合11倍の火力が放たれるという事だ。

 さらに言えば、今のスクナはデッドスキルという世界最強のスキルにより全ステータスに途方もなく強力なバフを受けている。

 それがレイドボスであろうとも、腕が弾け飛ぶ程度、当たり前の結果でしかなかった。

 

 ほとんど部位欠損に近い潰れ方をした左腕に今度こそ明確な悲鳴を上げる巨竜に対し、スクナは引き裂くような笑みを浮かべる。

 たったひとつの武器と引き換えに巨竜の左腕は完全に潰れ弾け、使い物にならなくなっていた。

 破壊衝動が満たされていく。目の前で壊れていく巨竜が、ナナの心を満たしていく。


「あはっ、アハハはっ! そんなんじゃ足りない、足りないよぉ!」

 

 《瞬間換装》は既にスクナの手元に宵闇を装填し、左腕を破壊されのたうち回る巨竜に対する追撃の準備を完了させていた。

 本来ならば《メテオインパクト》による30秒という特大の技後硬直で動けるはずのない空白の時間を、『暴走』したスクナは何のことは無いと言わんばかりに捩じ伏せる。


 そう、《憤怒の暴走》の本質は終わりなき暴走だ。

 終わりなき、とは比喩でもなんでもなく、このスキルの発動者は「すべてのスキルによるクールタイム、及び技後硬直に縛られず、SPの消費を完全に無効化する」。

 つまり今のスクナは、自由自在にアーツを放ち、無制限に駆け回れる破壊の化身と化していた。


 超重量の金棒である宵闇による《叩きつけ》の「連打」。本来ならば一発ごとに硬直が発生するアーツを好き放題に放ち、スクナは巨竜に高速の連撃を打ち込んだ。

 

 まさしく滅多打ちと呼ぶにふさわしい暴虐に対し、巨竜は己の右腕を肥大化させて周囲を薙ぎ払う。

 衝撃波で周囲が更地になるのではと思えるほどの破壊行為だったが、スクナは放たれる前から「見えて」いる。


「もっと、もっともっともっと抵抗しなよ! じゃないと、じゃないと! すぐに終わっちゃうよ!?」


 ふわりと浮き上がって空中に回避したスクナは、2本目の《スターダスト・メイス》をその手に換装すると、落下の勢いのまま巨竜の脳天目がけて《メテオインパクト》を打ち込んだ。

 すでにドラゴの手で折られていた双角が、粉微塵に砕け散る。

 生み出される現象は腕が吹き飛んだ先程の一撃が生優しく思えるほどの破壊。

 戦場に、巨竜の首がネジ折れるのではないかとさえ思うほどの轟音が響き渡った。

 それはもはや爆発音とさえ形容したくなるほどに途方もない爆音と共に衝撃波を撒き散らし、巨竜の頭蓋にヒビを打ち込む。


「ははははははははははは、アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」


 あまりに一方的な蹂躙だった。

 何もかもすべてを打ち砕き、粉砕され、もはや巨竜に抵抗の余地はないのではないかとさえ思われた。

 巨竜の残りHPは、わずか2分にも満たない蹂躙の中で8割以上が消失している。

 長大であったはずのゲージが危険域に入り、真っ赤に染まる。

 それを見た鬼人が、「最後はどうやって壊そうか」などと物騒なことを考える中。

 明確な死の恐怖を前に、巨竜は最後の覚醒を迎えた。


「ゴォォォォォォォアアアアアアアアアアア!!」


 全身の筋肉を隆起させる。

 エネルギーをチャージし、破滅を齎す悪魔となる。

 数秒の硬直から放たれるのは、自身を中心として超広範囲に拡散するドーム状のエネルギー波だ。


「もう見飽きたなぁ、それ」


 超が付くほどの至近距離でその波動を見ていたスクナは、つまらなさそうに宵闇を振るって自身の周囲のエネルギーをすべて相殺する。

 だが、その一瞬の目くらましの瞬間にスクナは足元から振動を感じていた。


「んぅ?」


 目の前にいたはずの巨竜が、いつの間にかフィールドの端まで移動している。

 一瞬逃げるのかとがっかりしたスクナだったが、すぐにその表情を歓喜に染める。


 巨竜は肥大化した全身を一気に収縮させる。

 それはさながら飛び出す直前のばねのように、ギリギリと放たれる時を待っている。


「へぇ……いいね、いいねいいねそうでなくっちゃ! 何にも面白くないもんねぇ!」


 巨竜の放つ最後の一撃を予期したスクナは、その心意気に応えるべくその両手を打ち鳴らす。

 スクナが発動したのは《鬼の舞》。《五式・童子の舞》だった。


 《絶対破壊》のように鬼神の力を疑似的に再現する効果を持つ《憤怒の暴走》は、《鬼の舞》の上限を限定的に開放し、一式から五式、全ての舞型の使用を許している。

 終式だけは許されないものの、それでもスクナは本来使用できないはずの《五式・童子の舞》の使用を許されているのだ。

 かつて酒呑はこう言った。鬼の舞は《終式》を撃つためだけにあるスキルである、と。

 五式はそれを体現したかのような、そんな効果を持つ特殊な舞だった。


「じゃあねぇ……特別だよ?」


 そう言って悪戯っぽく笑顔を浮かべたスクナは、力を溜める巨竜を前に宵闇をインベントリへと格納する。

 かといって代わりの武器を持つことはなく、その両手は空のままだった。


 

 終わりの時は近い。

 これまでにないほど巨大に隆起した巨竜の体躯。それがギリギリまで収縮する。

 今までは波動を放つ為に使用していた莫大なエネルギーを全身に巡らせることで、巨竜は青い光を纏っていた。

 それに加えて、その巨体で天高く跳び上がれるほどに発達した膂力。

 それらを以て、巨竜は最大級の瞬発力で自らの身体を砲撃のように発射させた。


 巨獣が膨張した時点で、この結果は容易く予想できた。

 躱そうと思えば躱すことは出来ただろう。

 しかしスクナはソレを選ばない。むしろ都合がいいと言わんばかりに、浮かべた笑みは蕩けるほど柔らかに。


「えへへっ!」


 迫りくる巨竜の突進を見ても、スクナの笑顔は崩れない。

 ただ、スクナは闇でひび割れた拳をそっと握った。

 もはや迎撃に武器を換装する時間はない。かといって《十重桜》は使えない。あれは連撃の中で威力を高める特殊なアーツだ。莫大なダメージソースだが、初撃が弱い。迎撃には使えない。

 そもそも、真なる《十重桜》は《双竜》から連なる54連の超連撃を成立させて初めて最大の威力を発揮する。単発で打ったとしても、大した威力は期待できない。


 そう、《十重桜》が本来持つ起点は《双龍》。すなわち二の拳からである。

 ならば初めから《素手格闘》スキルに用意されている10のアーツ、その最後のひとつは一体何なのか? その答えが今明かされる。


――構えは要らぬ、意気も勝気も心も要らぬ。ただ連撃の果てに一を見た。


 かつて《素手格闘》スキルを作ったとされる武神は、そのアーツを指してそういった。

 そう、それこそは。

 究極の連撃スキルである《素手格闘》スキル、その最後を飾る必殺アーツ。

 このスキルの全ては、ただこの一撃を放つためにある。



「《絶拳ぜっけんゆい》!!」



 それは体を捻り、前に踏み込み、ただ全霊で打ち込まれるだけの正拳。

 発動時に全物理ステータスを倍増させて放つ、極限の一手が叩き込まれる。


 これが《素手格闘》スキルの最終アーツ。

 《双龍》から《十重桜》までの全アーツの使用後、たった一度だけ使用を許される最強の一撃。

 54連撃の威力をたった一つの拳に乗せて放つ、極限のアーツ。

 名を《絶拳・結》。こと一撃の威力に換算すればあらゆるアーツの中でも屈指の破壊力を誇る理外の正拳だった。


 敵がどれほど強大であろうとも。

 どれほど重く堅い相手であろうとも。

 全てを捩じ伏せ、破壊する。

 そしてその威力の代償は、攻撃した自分自身さえ喰らい尽くす。


 与えたダメージと全く同値の反動ダメージが、使用者たるスクナを襲う。

 しかしスクナは倒れない。

 舞い踊った、第五の舞の加護故に。


「バイバイ、楽しかったよ」


 2つの攻撃は交差することさえなく、スクナの放った《絶拳》はただ純粋な威力をもって巨竜の突進を押し返し、衝撃が心の臓を貫き、残り僅かな巨竜のHPの全てを抉り取る。

 わずか5秒にも満たない攻防の末、吹き飛ばされ地に叩きつけられた巨竜は、風圧に押されるままにポリゴンとなって掻き消えた。

 これまでの激戦が嘘のように、使徒討滅戦は蹂躙によって幕を閉じた。






「クフ、ヒヒヒヒ、ハハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」


 たったひとり、もはや生物の影さえないフィールド中に、スクナの哄笑が響き渡る。

 巨竜は殺した。

 だが、満たされない。

 破壊衝動が満たされない。

 終わることのない渇望がスクナの心を貪っている。


 戦いが終わったからだろう。ワープ用のポータルが出現し、スクナの体を包み込む。


「アハッ」


 それを見たスクナは蕩けるような笑みを浮かべた。

 壊そう。

 壊そう。

 全部壊しちゃおう。

 この先にいーっぱい、壊しがいのある玩具があるんだから。


 幸せそうに、幸せそうに、スクナは笑った。


――デッドスキル《憤怒の暴走》。

――終了まで、あと2分。


 始まりの街に、意思を持った災禍が降り立とうとしていた。




《システムアナウンス》

《イベントバトル『使徒討滅戦』がクリアされました》

《生存プレイヤー:1名》

《MVPプレイヤー:スクナ》

《ラストアタッカー:スクナ》

《『使徒討滅戦』に参加した全てのプレイヤーに討伐報酬が贈られます》

《イベントに参加した全てのプレイヤーに特別報酬が贈られます》

《これにて、ダンジョンイベント『星屑の迷宮』の全日程を終了いたします》

《これより4時間後、大型アップデートを行います》

《ログイン中のプレイヤーは強制ログアウト状態になりますので、出来る限り安全を確保した状態でのログアウトを推奨致します》

イベントは終わった。

しかし戦いは終わらない。

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― 新着の感想 ―
素手格闘が出た所で「ガン・シュート・アーツ」を期待したら、ロードレオンになってしまったか…
[良い点] スクナの過去が知れたところ [一言] これ、暴走してんのシステムの影響じゃなくてスクナの精神状態がやばいことになって暴走してるんだと思ったんだけど、意外と違う考えの人がいて吃驚した
[一言] 内容は全然ゲームじゃないわ。
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