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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第一章 東雲編
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秘密基地にスパイみたいに潜入? ー13ー

「何言ってるのよ。こんな場所にレムリアがいるわけないでしょ……本当に何か見えてるわけ?」



 寝ると言いながら、いたずらを実行するにしたって場所を考えて欲しい。しかも、俺だけに見えるとか頭がおかしいと思われるだけだ。



(おい! いい加減にしろよ。ガチャで制服とかヘアスプレーでも当たったとかだろ。これで外に出たとか言うつもりか?)



 返事がない……只の屍だった……というのは言いから! レムリア?は動き出したけど、それは俺達に近付くわけではなく、フロアの奥へ。




 机や椅子、置物を何もないように通り抜けていく。ついて来て欲しいのか、途中で振り返り、その場で立ち止まる。



 2Dで確認すると、奥には無数の部屋がある。もしかしたら、岩男が口を滑らせていた隠し階段があったりなんかを教えようとしてるのか。けど、2Dにも俺が見えてるレムリア?の姿は表示されてない。ゲームの中に幽霊とか本当に止めて欲しい。



「何処行くのよ。一つ一つ部屋を確認した方が」



「電流を受けたら、HPの少ない俺は死んでしまうよ。取り敢えず、俺は幽霊を追いかけてみる」



 ドアを開けるためには条件がある。東雲の幹部のガチャから出てきたら開けれるかもしれないけど、今の状態ではどちらに転ぶか分からない。それに言う事を聞かないと呪われそうだ。



「ちょっと……そんな事言われたら、一人になるのが怖いじゃない。電流を流されるのも嫌だし」



 それは怖がってるのか、電流を受けたくないだけなのかどっちなんだろう? 別行動をするつもりはないみたいだけど。



「……動いた」



 俺達が来るのを確認すると、レムリア?も動き出した。無数の部屋はあるけど、迷路となってるわけじゃない。2Dマップでフロア全体図も分かる。それなのに、目的地が本当にあるのか同じ道を通り過ぎたり、近道を遠回りするなど無駄な動きをしてる。



「いい加減にしてよ。同じところを何回も何回も……」



 会長が怒り始めると、何処で何かが動く音が響き渡った。これはRPGにある秘密の扉を開けるための行動だ。2Dマップにも壁だった部分に小さな空洞が出来ていた。違うエリアへ移動のため、先が分からなくなってる。

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