ハズレくじを引くのは俺ですか? ー7ー
俺が一試合目と同じ三つの横線を描いた後、フローラは横線を付け始めた。ここは別に良いんだけど、問題は数字だ。俺が数字をつけた後じゃないと書かないのなら、全ての選択が負けになる。
まぁ、これは何もカードを使用しない状態だった場合だけど。
ここも適当に数字を入れよう。相手はそれに合わせるわけだから、ここは何を考えても……
『駄目駄目! 『分配』を使う時も考えなよ。勿論、こっちが使う時ね』
確かに『分配』を使う時、勝負は負けたとしても、片方は次で勝てるようにしておきたい。
「よし!」
「並べ終わったみたいね。私から行くわよ」
(ちょい! おかしくないですか。凄くツッコミたいんですけど!)
フローラは二試合目を始めようとするんだけど、あちらさんは数字をまだ書いてない。
選択した場所でようやく数字が浮かび上がった。これは完全に後出しジャンケンでしょ。これはどう対応すればいいの?
フローラが選択したのは数字の二。俺側は一。一は七に勝てる数字で、『逆転』で一番強くなる。最初に潰すには良いかもしれない。
「最初は負けるつもりだったけど、一を潰せるなんてラッキーだわ」
白々しい事を言ってくれるよ、本当に。俺の番だけど、カードを使用するのか?
『鋏』や『一本』で二があった場所を狙う? それをやっても『盾』で防がれるかも。
『逆転』を使うにしても、一が残ってる。次に七を使えば一勝は取れるけど、一敗は確実なわけだ。両方、一には勝てないんだから。
『う〜ん……『分配』で数字を明らかする?』
俺は四を選択。これで二を二つに割る。最初にフローラは二を使ったんだから、三以上の数字を選んでくる。ここで一を捨てるとは思えない。
「今回も私の勝ちね。到着したのは三。最初に『分配』を使うのは私の真似かしら? それで私は負けてるのだけど」
まぁ……そうなるよね。三を選ぶわ。隣は四(二)。この数字も隠れたままじゃなくて良かった。
これでフローラは二勝。残ってる数字は七、六、五、四(二)、一。位置が分かってるのは四(二)だけ。
「さっきのと同じ展開なら、三連勝するんじゃないの? ここは運の良さを信じて」
フローラは一を選択。ここに繋がるのは七。『運の良さを信じて』なんて良く言うよ。
「これで私の三勝。今回はストレートで勝つかもしれないわね」




