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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第一章 東雲編
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レムリアを探せ! って無駄なんですけど ー11ー



「えっと……見覚えがあるような……そうだ! 映画館で見かけた……誰?」



 会長の部屋。俺の姿は現実と変わりがなく、比呂高校の制服のまま。すぐに誰なのかバレるはずなのに名前だけじゃなく、クラスメートという事さえも分かってもらえなかった。



「同じクラスの田中だよ! クラスメートの顔ぐらいは覚えておいてくれよ」



「ああ! ああ! 佐藤君と一緒にいる奴ね」



 本人の前で奴とか言わないで。阿久真の名前はすぐに出てくるのに、俺ってそんなに存在感ないですか?



「似たアバターにする人もいるようだけど、本当にそのままよね」



 そのままだけど、気付いてなかったからね!



「……それは会長もそうでしょ? 変身前の姿が一緒だから気付いたわけだし」



「えっ……何言ってるの? 変身前も男の姿になってるはずなんだけど。田中君には現実の姿で見えるわけ」



 それは衝撃的な発言だ。レムリアは何も言ってなかったぞ。まぁ、それで困った事はないんだけど。殆ど知らない相手なわけだしね。



「そういう事になるかな? 知ってる人と会うのはレアだから、そんなに意味はないと思うけど」



 会長と会ったのも偶然……じゃなくて、レムリアが狙ってたかもしれないけど。それは黙っておこう。



「それよりも……カジノを襲撃する作戦ってのは何? 会長よりかはヒーロー作戦に関しては詳しいと思うんだけど」



「作戦ね。普通に入って2Dマップで事務室の大体の場所を確認。そこから金庫を奪うのよ」



「……お疲れ様でした」



「ちょっと待ちなさい! 貴方に拒否権はないんだから。下駄箱に参考書を入れるとか、ストーカー扱いも出来るはずよ」



 人の好意をストーカー扱いするなんて……そういう考えがストーカーなのか。誰か分からずに怯えてたもんな。



「……それって作戦と呼べるものじゃないでしょ。ヒーローや怪人達に囲まれたら終わりだよ。俺なんてワンパンで倒されるからね」



 渋々回れ右をして、会長と向き合う。二人でやるんだから、もっと簡単な犯罪。ひったくりとかでも良いんじゃないか? キャンペーンのお陰でプレイヤー達は外に出てるはずなんだし……って、あれ?



「普通で良いのよ。カジノよりも、十連ガチャが欲しい人達の方が多いと思うの。そうなると助けに来るのもいつもより時間が掛かるはずでしょ?」



 確かに偽レムリア達が色んな場所にいるせいで、警備が甘くなるかもしれない。この期間を狙うってのは悪くないかも。



「それと……これがあったりするのよ」



 会長が見せたのはレムリアの魔法少女の服。これを着れば偽レムリアになる。捕まえるためには変身を解かないと駄目なわけだ。

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