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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第一章 東雲編
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レムリアを探せ! って無駄なんですけど ー6ー

「仕方ないわね。こうなったらやる事は一つだわ」



 レムリアはマウントポジションを取られ、ボコられてる俺に近付いて来た。俺を助けてくれるのかと思いきや、追い討ちのように蹴ってくる。完全な八つ当たりだ。



「冗談はさておきにして」



 冗談じゃなく、本当に蹴ってたからな。というか、戦闘員を止めないのかよ!



「ピンポンパンポーン」



 レムリアはドクロの杖を出現させ、放送前になる音を自分で口にした。このドクロはマイクの役目なんだろうか?



「あー……あー……マイクのテスト中……よし! ヒーロー作戦の世界にいる方々にレムリアからの連絡です」



 館内放送ならぬ、世界放送。運営を無視して大丈夫か?



「今日、この時間から一週間、何処かに私が現れます。私に話し掛けてくれたら、ガチャ券を無料でプレゼント。それも一日一回の権利があるんだけど」



 これはレムリアがライブで伝えた事。行ってないプレイヤーは知らないかも。誰かがツブヤイターで書いてるかもしれない。



「ガチャ券一枚とか面白味にかけるよね。毎日会えるか分からないし。私としては本当に会いに来て欲しいから、初回は十連ガチャ無料券にしようと思うの」



 プレイヤー達は『女神降臨』とか呟いてそうだけど、本当に運営無視して大丈夫か? それに俺は単ガチャで、お前が回したよな。



「それに加えて、私のガチャをしてくれる人達に朗報よ。私の服を手に入れた人は、期間中私に似た姿になれるの。完璧じゃなくて、僅かな違いがあるのがポイントよ」



 いやいや……僅かな違いがあるとか、完璧な方が喜んでくれるだろ。



「完璧な方が良いに決まってると思ってる人がいるかもしれないけど、私と間違って話し掛けられたら、その人が持つガチャ券を奪う事が出来るの。その人が持ってなかったら、その日を休んでもらうわ」



 上手くいけば十連ガチャ券を貰えるけど、失敗すればガチャ券を奪われるか、休みになるわけだ。



 この場合、服を持っていれば十連ガチャ以上の枚数が手に入る可能性がある。レムリアを見分けられるかといのも楽しいかもしれない。



 レムリアがアピールする事で課金する人達が増えそうだから運営も文句はないだろう。



「他に条件を一つ付けさせてもらうわ。私達に声を掛ける時は変身前、人の姿じゃないと駄目。変身後ならノーカンよ。そんなのすぐに捕まってしまうからね」



 レムリアの事だから裏があるに違いないんだけど、予想が出来ないぞ。けど、少しは考えが分かった気もする。当たってたら、コイツは最低な奴だ。

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