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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第三章 レムリア行方不明編
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黒髪の彼女 ー10ー

「酷い……僕は君をそんな風に育てた覚えはないよ……オヨヨヨ」


 オヨヨヨなんて言ってる時点で冗談だと分かる。



「咲哉一人じゃなく、雪月を含めて三人で頑張るのなら邪魔するのも野暮かな。今日は波新に飲むのに付き合って貰うとするか」



「えっ! 真に受けるんですか? ……なんて冗談に決まってるでしょ」



 俺にフラれた店長に更なる追い討ちをかけるような一言。店長のあまりにも悲しそうな顔は見た事もない。波新さんもすぐに否定したぐらいだ。



「ん? すみません、今日は定休日でして……雪月か? 今日体調不良で学校を休んだらしいな。それなのにこんな場所に」



 店に入ってきたのは今日学校を休んだ会長だった。今ぐったりした状態だ。酒酒区に関係なく、本当に体調が悪いんじゃないか?



「こんな場所って……拓兄さんの店でしょ。私が休んだから、ヒーロー作戦の話はここでするかもと思ったの。この前みたいに抜け駆けするかもしれないし」



 店長は会長に温かいココアを淹れて上げた。疲れた時には甘い物。波新さんも自分用のアイスを渡してる。



「抜け駆け……もしかして、私と咲哉が一緒に酒酒区に行った事を言ってるの? ごめんね。また機会があった時はきちんと誘うから」



 波新さんはすぐに想像がついたみたいだ。会長達が酒酒区に入れるのなら、その方法を俺に教えたのは波新さんだからだ。



「それを言うなら、先に僕を」



「それで……雪月が来た本当の理由は何なのかしら? 」



 店長の言葉はスルー……まぁ、体調不良を押してまで、会長は来たわけで、抜け駆けされるのが嫌なだけで来るとは思え……なくもないか?



「実は……さっきまで薫子とヒーロー作戦をやっていたのよ。一度入れば、酒酒区に移動短縮出来たの」



「……はぁ、実は仮病だったのかよ! 何学校休んでまでヒーロー作戦をやるかな。しかも、店長の前でカミングアウトとか」



「仕方ないでしょ。私は義理堅いの。私の時みたいな事があるかもしれないんだから」



 会長は本当にレムリアの事を心配してくれてるらしい。店長は消失イベントだと思ってるみたいだけど、会長がした体験があるから、そこまで強く言えないみたいだ。それを踏まえての言葉かもしれないけど。



「分かった。こっちとしても助かるから……けど、何か分かったのか? 昨日、会長達の行動は動画でアップされてたから、あの状況で何か分かるとも」

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