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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第三章 レムリア行方不明編
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黒髪の彼女 ー9ー



 金曜日。会長や才波は学校を休んだ。ヒーロー作戦の中にまた閉じ込められたのかと思いきや、普通に体調不良。昨日の酒酒区の酔いが現実でも影響を与えたらしい。



「昨日はごめんね。知り合いに色々あってさ……ハーゲンダックのアイスを昨日のお詫びだから」



 今は学校も終わり、『メタモルフォーゼ』の店内にいる。金曜日は定休日なんだけど、発注や軽く掃除をするために店長は出勤している。それに今日は波新さんも来ていた。




 波新さんが休んだのはヒーロー作戦関連ではなく、知り合いに何かあったらしい。そこを根掘り葉掘り聞く程、俺も嫌な奴じゃない。



「咲哉は……あれからどうなの? 捜し人は見つかった? また手伝ってあげる事は出来なさそうなんだけど」



「似た奴はいたけど、別人でした。リアっていうNPCなんですけど、何か普通じゃないというか……まぁ、会長や才波も協力してくれるので何とか……」



「リア……その子が姿を消した子に似てるんだ……普通じゃないって、どんな感じなの?」



「もしかして、リアの事知ってるんですか? ヒーロー作戦の事を知らないというか……ヒーローや悪の組織の存在を知らなくて、本当にヒーロー作戦で生活しているというか……酒酒区からも出れないらしくて」



「そうなんだ……その子はプレイヤーじゃないんだ。そう認識もしてないわけね。少し興味があるかも……私も調べてみようかな」



 という事は波新さんも知らないのか? リアって名前だけで分かるわけないか。レムリア似とも言ってないし、ヒーローや悪の組織でもないわけだし。



「おいおい……僕を仲間外れにしてないでくれよ。今日も酒酒区に行くんだろ? 波新は……」



「無理です。前も言いましたよね? 普通に飲みに誘ってくださいって。ヒーロー作戦は無理でも、今日は少しなら付き合いますよ」



「くっ……親睦を深めるためには……どっちを選べば……酒酒区のイベントは今週限り……リアという謎の人物を咲哉から紹介して欲しいし」



 店長は俺と波新さんの話を盗み聞きしてたみたいで、リアの事は知らないみたいだ。



「リアを紹介って……無理ですよ。無理矢理逃げた感じで、会いたくないというか……それに酒酒区に行けるようになったんで、店長の手を貸して貰う程でもないかな?」



 店長、ゲス大佐の力、フレンドの多さは強力だけど、レムリアを探す場合は色んな人達に知られてしまう事になる。リアに店長を会わせた時、ゲス大佐を手下にした日にはどういう展開になるか分からない。

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