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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第三章 レムリア行方不明編
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黒髪の彼女 ー7ー

 こういう時にレムリアがいたら、魔法で何とかしてくれるんだけど、今回は探すのが目的だから……本当に迷惑な奴だな。



「何を今更騒ぐのよ? 早速だけど、アイツの姿もないし、何か料理作ってよ。冷蔵庫の中の具材は何を使ってもいいから」



 赤の戦闘員は俺を身代わりにしたのか? 別の誰かを連れて来る事で……アイツは首輪も手錠もされてなかったけど。



「あの……開発局とか、市販のご飯で簡単に。それとこんな姿でするのはちょっと」



「開発局って何? どうせお金が掛かるんでしょ。それに市販のは高いし、ここに売ってるのは酒とつまみばかりなの。料理しにくいなら仕方ないわね」



 リアは手錠の鎖を少し伸びるようにしてくれた。これでリアを締め殺せ……ません! そこまで悪役じゃないから。手が動かしずらいのもあるけど



「それもあるけど! タイツを脱いで、パンツ一枚だろ。火を扱うのは怖すぎだろ」



 冷蔵庫にあるのは卵、ウインナー、玉ねぎ。冷凍庫に冷凍庫ご飯、外に調味料多数。日常感半端ないな。一人用鍋とフライパンもあるし、簡単に作れるのは炒飯ぐらいか。それをパン一でするのは油との戦いになる。せめて、エプロンを……男の裸エプロンは想像するだけで嫌だ。しかも、俺自身が着るわけだし。



「タイツを脱いだのはお前だろ……そういえば、お前に名前はあるの? 下僕で良いなら、そう呼ぶけど」



「……咲哉だ」



 ここで名前を教えるのもどうかと思ったけど、姿を知られたわけだし、リアといる間、戦闘員の姿になる事もないだろう。



「咲哉ね。う〜ん……何度か口にした言葉な気がするんだけど……服を用意すればいいんでしょ。はい」



 リアも少しは優しさがあるみたいだ。けど、首輪と手錠があるから簡単に服を着る事は出来ないので、解いてくれると助かるんだけど。



「はい……って、何も用意されて……もう着てる! しかも、俺が脱いだタイツじゃないかよ!」



 汗をかいたタイツをもう一度着るはめになるとは……戦闘員のままなら名前を教えず、下僕で良かったのかも。



「嫌そうね……男物の服なんて用意してないんだから。私の服をさなら何枚かあるけど、咲哉に着せると私が着れなくなるというか……」



「遠慮します。これで結構です」



 戦闘員として行動するか、女装して行動するかを選ぶなら、戦闘員を俺は選ぶ。

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