表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第三章 レムリア行方不明編
352/371

黒髪の彼女 ー2ー

「ヒクヒク?……ヒクヒク」(俺の事? 物陰に隠れてどうしたんだ?)



 って気持ちを込めて言ってみたけど、戦闘員は首を傾げていた。戦闘員同士なのに、分かり合えないらしい。取り敢えず、プレイヤーじゃないのだから、言う通りにしてみる。


「ヒクヒク!」



 戦闘員は俺の手を引っ張った後、口を塞ぐように抱き締めてきた。猿を魔物にしていたプレイヤーの戦闘員か! そこまで教育が行き届くなんて。



「あれ? 白タイツが見えた気がしたんだけど……酒酒区は2Dで戦闘員の場所が確認出来ないのが厄介だよな」



 変身前のプレイヤー達が戦闘員を捜してる? 酒酒区のヒーローじゃないよな。戦闘員は俺を襲おうとしたわけじゃなく、助けてくれたらしい。



「放出は感謝だけど、連絡がランダムなのは嫌だよな。ドロップ率も一%もないだろ?」



「酒好きのコレクターには欲しい物だからな。普通では手に入らないし」



「酒好きじゃなくても、物好きは多いって。不良に憧れる奴とか。着る事が出来ないのは残念だけど」



 プレイヤーがもう一人増えた。酒酒区の戦闘員は、イベント時に何かドロップする? それも酒好きのコレクターだけじゃなく、不良も憧れる物。



「白タイツは初めて見るし、新作だろ? 一番に手に入れたいな」



 決定だ。酒酒区のタイツはドロップ対象になる。しかも、俺が着てるタイツは新作らしい。見つかった場合、服を剥ぎ取られ、全裸にされてしまう。



(……会長達の騒ぎは違うんだよな)



 悪の組織が戦闘員タイツを放出して、プレイヤー達を集めるのに理由がある? いや、酒酒区は戦闘とは無関係なイベントをしてた。集客して、他の商品も売るつもりなのかも。



「ヒク! ヒクヒク」



 戦闘員は『ついて来い』という動作をしてる。赤いタイツに白の丸がマークとして付いてる。この戦闘員は逃走ルートを知ってるんだろうか?



(あぁ……姿は見せて、一体も倒させないようにしてるのか)



 プレイヤー達を集めるためにタイツ収集の情報を流して、実は渡すつもりはない。移動短縮は出来ても、脱出ポイントは用意されてる。時間制限もあるだろうし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ