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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第三章 レムリア行方不明編
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行方不明 ー10ー

「えっ! どういう事よ。いなくなったわけ?」



 驚くのも無理ないだろうなぁ。本物のレムリアを探せの時だって、外に出なかった奴だから。それに酒酒区に姿を見せたはずなのに、何の騒ぎも起きてない。酒酒区からいなくなったのでは? と九庭さんは言いたいのかもしれない。



 九庭さんの声に通り過ぎようとしたプレイヤー達が、チラチラと見てくる。学生服を着た九庭さんの姿が目立ってるわけじゃない。二十歳以上でも、ランドセルを背負った小学生の姿をしたプレイヤーも歩いてるわけだし。



「あの……レムリア……じゃないですよね?」



 カップルの二人組が九庭さんに声を掛けてきた。俺達の会話を聞いて、情報を提供してくれる……って感じじゃない。九庭さんの事をレムリアと勘違いしてるんだ。



 俺も最初はレムリアと九庭さんの声が似てると思った。長い時間一緒にいると、若干違うかな? と聞こえるぐらいで、ファン達は同じに聞こえるかも。けど、九庭さんのアバターは黒髪の学生服、眼鏡、髪型も違うし……レムリアみたいになったら……似てるのか?



「……そうだと言ったら、どうするわけ?」



 何を言い出す? そんな嘘をついて大騒ぎになったらどうするんだ! 運営もレムリアを探してるわけだし、ペナルティが発生するかもしれないんだけど。



「マジっすか! それならサインを貰えたら」



 男の一人が色紙とボールペンを取り出し、女の方は携帯を俺達に向けた。カメラでも撮るつもりなら、先に許可を……



 シャッターの光が強い。俺と九庭さんの目を潰すのが目的のように。次に衝撃が与えられる。ボールペンはサインを書くためじゃなく、攻撃のため。



 目が開いた時には、俺の胸にペンが突き刺さっていた。ちょっと待て!立ち位置が入れ替わって……九庭さん、俺を盾にするとか酷いでしょ。



 俺が消える瞬間に、もう一度衝撃が。俺を突き刺した男が吹っ飛んだ。俺の胸辺りから、足が伸びていた。



「ごめん! 咲哉は戻って来なくていいわ。二人を倒さないと、移動短縮出来ないみたいだか、後から連絡する」



 移動短縮すれば、すぐに戻れるけど、戦闘員だと戦闘には役に立たない。でも、普通に考えれば変身前だったし、すぐに手助けに来て欲しいと言うはずなんだけど……それだけ、変身後の姿を見られたくないのか?



 俺は部屋に戻ると、すぐに九庭さんからメールが届いた。敵と認識すると、相手を倒したり、一定距離から離れる、別エリアに移動しなければ、移動短縮出来ない。メールを送る暇もないだろう。届いたという事は、一瞬で九庭さんは二人を倒した事になる。

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