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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第三章 レムリア行方不明編
343/371

行方不明 ー9ー

「もうちょっと……お・ね・が・い!」



 九庭さんは眼鏡を外し、猿の目線に顔を合わした。それだけじゃなく、軽く頭を撫でてあげている……って、色仕掛けだと! それをするなら俺に合わせた服装せずに来たほうが



「ウキっ! 一万円で良いウキっ! もっと撫でてウキっ」



 エロ猿だな。これはプレイヤーの趣味か、魔物にもタイプがあるのか。更に十分の一になり、払える金額にはなったけど。



「こういう事。どれだけ値下げさせれるかがポイントなの」



 盛ってる猿を無視して、九庭さんは改札口に向かった。それも俺の手を握って。一緒に通り抜けないと、二十歳未満の俺だけが弾き出されてしまう。色仕掛けとか会長や才波に出来るだろうか……



「言い忘れたけど、酒酒区に入って気を付けた方がいいのは」



「うわっ……酒臭っ!」



 酒酒区を出ると、居酒屋や酒店ばかり。NPCは酔っ払い達が目立ち、吐いてる奴や、道路で寝てるのもいる。真っ直ぐ歩いてる人が少ない。というか、一歩踏み出そうにもフラフラと揺らされるような



「この区は酔っ払い状態になるのよ。慣れれば普通に歩けると思うけど、最初は無理でしょうね。二十歳未満禁止の理由の一つね」



 二十歳未満もそうだけど、酒に弱い人、臭いだけで本当に酔ってしまう人の方がきついかもしれない。気持ち悪くて、体力が減っていくならアウトだったけど大丈夫そうだ。ただ、スタミナの減少の差がやたらと変動してる。そんな中、九庭さんは何事もなく真っ直ぐ歩くし、プレイヤーに声を掛けてる。



「そういえば、咲哉は誰を捜してるわけ? イベントが起こってる情報はないみたいよ」



 九庭さんが話していたのは酒酒区所属のプレイヤ? イベントの手助けのための情報を提供する役目とかあるのかも。レムリアがいなくなったのがイベント扱いなら、運営が何も言ってくる事はないはずだし。



「えっと……レムリアが酒酒区にいるって情報がありまして」



 レムリアを捜しに来たんだから、ここは素直に白状しておこう。勿論パートナーという事は内緒にしておいて。俺がレムリアのイベントに行った事を九庭さんも知ってるから、単なるファンだと思ってくれるはず……だったらいいなぁ……

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